あらすじ

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新聞記者の安武信吾(大倉忠義)は、音楽大学に通う松永千恵(尾野真千子)と出会い、交際をスタート。笑うこと、歌うこと、食べることが大好きで陽気な千恵によって、真面目だけが取り柄だった信吾の毎日も明るく楽しいものとなっていく。

それから1年半が経ち、千恵は音楽教師として働くようになる。そんなある日、信吾は千恵から、病院で乳がんの告知を受けたことを打ち明けられる。信吾は考えた末に千恵と生涯をともにすると決意し、彼女にプロポーズ。信吾からのプロポーズは手術を受けるか迷っていた千恵を勇気付ける。千恵は手術で左の乳房を切除し、がんを取り除く。しかし、千恵のがんは悪性度が高く、再発の可能性があった。医師によれば、抗がん剤治療の後、5年間再発の兆候がなければ完治したことになるという。千恵は8ヵ月に及ぶ抗がん剤治療を受け、副作用に苦しみながらも乗り切る。

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その後、信吾と千恵は結婚し、二人の生活が始まった。そして千恵は妊娠。信吾は喜ぶが、千恵の心境は複雑だった。出産して女性ホルモンが増えると、がん再発の危険性が上がってしまうのだ。千恵は、悩んだ末に出産を決意。女の子を産み、はなと名付ける。はなの存在は、信吾と千恵に大きな変化をもたらした。千恵は明るさを取り戻し、以前のようにピアノを弾いて歌うようになる。

はなが9ヵ月になった頃、千恵の肺にがんが転移していると判明。再び抗がん剤治療を受けることになった千恵は副作用に苦しみ、精神的にも不安定になる。そんな千恵を支えようとする信吾だったが、重い現実に疲弊していく。

信吾と千恵は、体に良い食べ物を摂ることでがんを克服したという女性の話を聞き、そのアドバイスをもとに食事療法を始める。良い食材と調理法で食事を摂り、規則正しく寝起きする生活に切り替える。なにより明るく前向きに生活することを心掛けた。そして、千恵の体は目に見えて良くなっていった。

そんなある日、5歳の誕生日を迎えたはなに、千恵は〝生きて行くために大切なこと“を教え始める。洗濯や掃除などの家事、そして料理を教え始める。もし自分がいなくなってしまっても、娘と夫が生きていけるように、そんな思いが千恵にはあったのだ。

千恵のがん細胞が消えてから4年が経ち、はな(芦田愛菜)は8歳になっていた。そんな中、千恵は、体に異変を覚える。医師の診断の結果、千恵の全身には、がんが転移していた…。