あらすじ

 佐々木家の二男・諒平(山田涼介)は島根に住む高校生。弱小サッカー部の副キャプテンに選ばれたばかりで、県大会出場を目指し仲間たちと練習に励む日々。母の萌子(安田成美)が難病で長い入院生活を送っている三男(下田翔大)の世話にかかりきりのため、父の弘(赤井英和)と父子家庭のような生活を送っていた。
 ある日、諒平は激しい頭痛に襲われ病院に運ばれる。兄の哲平(増田貴久)も転勤先の京都から駆け付けた。検査の結果は急性脳腫瘍。すぐに摘出を試みたが、脳の深い部分にある腫瘍は取り除くことが出来ず、手術は中止…。医師から余命が短いことを告げられた家族は絶望する。しかし、意識が戻った諒平は振り絞るように言うのだった。「勝つ、病に勝つ」と。諒平の言葉に背中を押されて佐々木家は前を向く。両親は彼の容態を好転させる道を懸命に探し、その甲斐あって諒平は石川の病院で再手術を受けられることに。哲平も仕事を辞めて、母の代わりに島根で三男の面倒を見ることを決意。こうして、諒平は萌子とふたり、石川の病院生活をスタートさせた。皮肉にも、諒平の発病が初めて母と息子の向き合う時間を与えたのである…。
 その頃、諒平が所属するサッカー部では監督の永田(井ノ原快彦)が県大会の予選突破を目指して部員たちを励ますが、有竹(間宮祥太朗)や黒木(坂口健太郎)は主力の諒平がいないことで戦意喪失していた。弘は練習をサボっている有竹たちをみつけて諒平のいる病院に連れて行く。そこには、石川での手術に成功しリハビリに励む諒平の姿が!諒平の生への執念が弱気になっていた部員たちの心を動かし、サッカー部は県大会予選突破に向けてコマを進めていく。そして、ついに迎えた県大会予選の決勝戦…。