放送50周年記念企画「いま伝えたい食卓」
1963年に放送を開始した3分クッキングは、今年50周年を迎えます。そして半世紀後のいま、食はライフスタイルや世代によって多様性を増し、どう食べるかは、その人の生き方そのもの、と言えるほど、食習慣が人に与える影響は大きくなりつつあります。
番組では、この半世紀の節目の年に、4人のレギュラー講師の先生方と5つのテーマを挙げ、現代の「家庭の食生活」を考える機会を持ちたいと考えました。食べ盛りのお子さんを抱えた家庭に向けては「楽々朝食の提案」を、食べ過ぎが懸念される熟年世代には「ミニマムな食生活のすすめ」を、料理初心者に向けては「基本の調味料だけで十分に楽しめる食事作り」を、さらにすべての世代に向けて「身近な魚」と、より一層「旬を意識した野菜」の調理を具体的にご紹介していく、一年間にわたる特別企画です。これからの皆様の食生活を豊かにするいちヒントとしてお役に立てていただければと願っております。

初心者も安心、基本の調味料で作るおかず
塩、こしょう、砂糖、しょうゆ、みそ、酒、酢は、いつも常備しておきたい基本の調味料。基本の調味料があれば、和食はもちろん、普段のおかずとしての洋食や中華など、実にバラエティーに富んだ料理が作れます。料理初心者はまずは基本の調味料を用意し、きちんと計量して作ってみましょう。
ここでご紹介するおかずは、基本の調味料だけで作れるうえ、たんぱく質と野菜が一皿でとれる、初心者にうってつけの一品。これにごはんがあれば、とりあえず満足のいく食事になります。毎月定期的にご紹介していきます。

楽に作れる朝食の提案
お子さんが成長するにつれ、それぞれにスケジュールができて夕食に家族が揃うのは難しい、というご家庭も多いのではないでしょうか。
わが家も同様ですが、その分、朝食を家族みんなできちんと食べるよう心がけています。といっても特別なごちそうを作るわけではありません。毎朝のことですから、無理なく楽に作れることが大切です。
私は、作りおきのできるベーシックなおかずを何かひとつ用意しておきます。それに卵料理と汁もの、パンかごはんを組み合わせれば、充分な献立になります。毎月、作りおきおかずを組み込んだ朝食献立を紹介していきます。

家庭ではとにかく野菜をたくさん!
現代人の食生活は外食も多く、とかく食べすぎたり、栄養面でも偏りがち。肉や魚などのたんぱく質は外食でも簡単にとることができますが、野菜は必要量を満たすのがなかなか難しいものです。
これを踏まえて、わが家ではとにかく野菜中心の、ミニマムな食事を心がけています。週に一度、残りものの野菜を中心にして具だくさんのスープを作り、毎朝食べるのを習慣にしています。この残り野菜スープは、肉を加えて主菜にしたり、パスタや雑穀を加えてボリュームを出したりと、いろいろにアレンジできるおすすめのものです。

身近な旬の魚をもっと食べよう
日本は海に囲まれた国。もっともっと魚を食べてほしいと思います。高価な魚でなくてもいいのです。身近な旬の魚がおすすめです。もちろん切り身の魚でもOK。魚料理は難しいと敬遠されがちですが、シンプルな調理法でも和洋中とバラエティに富んだ料理ができるのです。この一年を通して、旬の魚の簡単な食べ方を紹介していきたいと思います。
旬の野菜を使いまわす
野菜も魚と同様に、旬のものを積極的に食べていきたいものです。冬にトマトやきゅうりなどの夏野菜を食べなくても、大根、白菜など、甘みを増したみずみずしい冬野菜がたくさん出回ります。旬のものは味が濃く、栄養価も豊富です。野菜を買い求めたら、下ごしらえをして保存し、いろいろな料理に使いまわしましょう。



