大使館で出会った マロンの味VS世界の味
トルコ共和国大使館
おいしい食は人の心をひとつにします。
世界の家庭の味を求めて在日大使館にアタック!
むむ、異国の味が、感性が
マロンの料理ゴコロを直撃します!
メルハバ(こんにちは)
国旗:トルコ国旗は「新月旗」あるいは「三日月旗」と呼ばれている。赤地に描かれた三日月と星の文様の起源は、紀元前とも帝国時代の故事にちなむともいわれ、民族の団結と進歩、国家の独立を表す。この組み合わせは、他のイスラム国家の国旗にも多く見受けられる。地の色はオスマン帝国時代、緑から赤に変わった。
世界の家庭の味を求めて在日大使館にアタック!
むむ、異国の味が、感性が
マロンの料理ゴコロを直撃します!
メルハバ(こんにちは)
国旗:トルコ国旗は「新月旗」あるいは「三日月旗」と呼ばれている。赤地に描かれた三日月と星の文様の起源は、紀元前とも帝国時代の故事にちなむともいわれ、民族の団結と進歩、国家の独立を表す。この組み合わせは、他のイスラム国家の国旗にも多く見受けられる。地の色はオスマン帝国時代、緑から赤に変わった。

壮大な歴史が生んだ技と味!
トルコ料理の魅力
他に類を見ない多様さと奥深さ、精神性。トルコ料理の魅力は、その建国の歴史と深く結びついています。中央アジアの遊牧民族だったトルコ民族が、イラン、アラビア半島を征服、現在のイスタンブールに都を据え、地中海、バルカン半島と、ヨーロッパ、北アフリカまで制覇したのは13世紀のこと。以来、20世紀初頭まで強大なオスマン帝国を築きました。勢力を増す過程で得た豊富な食の知識、肥沃な大地の恵み。そして数百人ともいわれるスルタン(王)の料理人。それは、スープならスープ専門の料理人が数十人いるといった具合で、競って作られた料理は町の人々にもふるまわれ、長い年月のなかで確固たる伝統料理に発展。現在は女性たちが定期的な集まりを持ち、レシピを伝え続けています。トルコ料理は、鉄分の豊富なほうれん草には鉄分の吸収を助けるヨーグルトを組み合わせるなど、栄養面の考察が深いのも特徴。今も、母親は試験前の子どもの制服のポケットにミックスナッツと干しぶどうをしのばせるとか。もうひとつの大きな特徴は、スパイスロードの終点でありながら、過度にスパイスに頼ることなく、徹底して素材の味を引き出す調理法。その方法はほぼ極め尽くされた感さえあり、第一次世界大戦後、各国に散らばった宮廷料理人が、その国の料理に影響を与えたといわれます。今回作っていただいたカヌルヤルク(本誌2010年3月号P94参照)も、揚げる、焼く、蒸すと3段階にわたって火を通し、なすのおいしさをとことん引き出しています。
アジア、アラビア、地中海、アフリカ……と、知恵のるつぼから磨き上げられた料理は、トルコ旅行の大きな魅力のひとつです。(編集部)

参事官のアトマジャさん。
料理が大好きというだけあって、
手際のよいこと!マロンも絶賛。

カルヌヤルク
(なすのひき肉詰め オーブン焼き)
★もう一品、「メヌメン」を作っていただきました。露地もののトマトが安く出回る夏、朝食メニューの定番として人気のレシピだそう。卵とトマトがからみ合って、ふわっとろのおいしさ。バターはサラダ油にかえてもよく、ごはんにも合う味です。(編集部)
メヌメン(トマトスクランブルエッグ)
材料
- (5人分)
- トマト……6個
- 卵……4個
- 玉ねぎのみじん切り……1/2個分
- ピーマンのみじん切り……4個分
- バター……50g
- 塩……小さじ1
- 粗びき黒こしょう……少々
作り方
(1) トマトは包丁で皮をむいて、ざく切りにする。卵は溶いておく。
(2) フライパンに中火でバターを熱して玉ねぎを炒める。しんなりしたらピーマン、トマトの順に加え、塩、こしょうをして、中火のまま水分を飛ばすように煮つめる。
(3) 強火にして混ぜながら、卵を一気に加える。火を止めて、混ぜながら余熱で火を通す。
トルコの伝統・カフヴェ
ヨーロッパにカフェができる1世紀以上前の16世紀半ば。現イスタンブールにカフヴェ(トルココーヒー)店が登場。トルコの人々にとって、カフヴェは集まりのシンボル。単なる飲みものではなく、誰と飲むかが重要なのだそう。注意深く煮出した細かい気泡とともに上澄みをすするようにして飲む。コーヒー本来のまったりとしたうまさを味わいながら、おしゃべりを楽しみ、底にできた模様から明日を占う……。18世紀に入り、他国がコーヒーをこして飲むようになってもカフヴェのスタイルは変わらず、トルコの人々の生活に受け継がれています。(編集部)カフヴェは真鍮や銅製のひしゃく状の小鍋「ジェズベ」でいれます。

(1)ジェズベの容量は2人分。コーヒーカップ2杯分の水(約150ml)をきちんと量って入れ、角砂糖2個、コーヒーの粉2杯(約15g)を合わせ、弱火にかける。煮立つ直前に火からおろして泡を沈め、これを何回かくり返して細かい泡が全体に立つようにいれる。泡をつぶさないように静かにカップに注ぐ。

粉が沈むのを待って、
いただきます!(2)飲み終えたらソーサーをかぶせてひっくり返し、カップの底に指を添えて祈りを唱え、カップがすっかり冷めたら底の模様を見て占います。コーヒーの粉の広がり方や形で判断しますが、最高にラッキーなのが、この日マロンが体験した、ソーサーとカップがくっついた状態。やっぱり、マロンは幸せを呼ぶ男でした!(笑)
マロンのひと言
トルコ料理はとにかく丁寧ね。徹底して素材の味を引き出す手間を惜しまないって感じ。マロンも勉強になったわ~。「トロットロなす」と「ツルリなす」(作り方は本誌3月号P96「なすの肉みそトマトソースがけ」)、どちらもオススメ! ぜひ、作ってみてください。さて、3年間ご覧いただいた大使館の連載は今回で終了。4月号から、マロンのおもてなし料理を連載しています。引き続き、応援してくださいね~!