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F.E.R.C Research Report - File No.0606

頭上の恐怖を追跡せよ! hr
1997/11/16  報告 報告者:伊達 徹、マイケル高田


1994年3月、アメリカ合衆国はコロラド州シャイアン山の秘密軍事基地に世界各国の巨大望遠鏡情報をもとに24時間体制で 地球の大気圏外を監視する大気圏外管制部(SPACE CONTROL CENTER)を設置した。設置理由は、人工衛星の落下事故が多発 したためである。
1997年7月11日、西オーストラリア上空で民間機パイロットがオレンジ色に光る火の玉のようなものを目撃。隕石落下説・ UFO飛来説・飛行機墜落説等が考えられたが、落下物の写真から1973年5月に打ち上げられたアメリカ初の宇宙ステーション 「スカイラブ」の破片であることが判明した!この人工衛星では、宇宙環境が人体に及ぼす影響についての研究を行い、 1974年7月に宇宙飛行士たちは無事帰還、スカイラブは宇宙空間に放置され地球を回り続けた。ところが5年後になって 地球の引力によって引き寄せられて落下してしまったのだ。NASAジョンソン宇宙センターでは、アメリカ本土直撃を避けるため 落下地点を大西洋にする計画を試みたが、落下軌道が予想以上にのびてオーストラリアに落下してしまった。この事故では幸い なことに民家への被害はなかった。他にも1978年1月ソビエトのコスモス954・1975年1月アメリカのサターンV2段・1996年アメリカ キャラクシーン9と頻繁に発生している。科学技術庁航空宇宙技術研究所の木部勢至朗博士は「地上から36000kmにある人工衛星は 落ちてこないが、高度数千km以下のものは必ず地球に落ちてくる。高度500km上空にも微量の空気があり、その抵抗により遠心力が 減少するため地球に引き寄せられて落下する。5年後には人工衛星の80%が落下するだろう」と語っている。
大気圏外管制部では、人類が作り出した宇宙のゴミのことをスペースデブリと呼んでいる。たとえ数センチの小さな物体であっても 時速数万kmで飛行するスペースシャトルにとっては機体を損傷させる破壊力をもっているのだ。軌道上旋回物専門のニック・ジョンソン 博士によると、10cm以上の宇宙ゴミはレーダーで監視できるので回避することができるが、それ以下のものを回避する安全対策は ないのが現状である。デブリが増えるとデブリ同士が衝突し際限なく増えるため、地球はデブリの雲に覆われ人類は宇宙に飛び出 せなくなってしまう。
1996年11月ロシア火星探査機マース96は打ち上げに失敗、何とプルトニウム238(肺ガンを誘発する毒性をもつ)を搭載していた。 当初オーストラリアに落下すると予測されたが、チリ沖の南太平洋に落下したと公式発表された。しかし、プルトニウムは行方不明 である。また1997年10月に打ち上げられたNASAの土星探査機カッシーニは動力源にプルトニウム電池を使用、1999年8月に地球に最接近 するという。




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