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F.E.R.C Research Report - File No.001

謎の古代コロンビア黄金飛行機の正体を追え!
hr
世界の謎 仮説・検証ファイル


オーパーツ(Out of Place Artifacts)とは、場違いな遺物の意の造語。その当時では考えられない高度な技術を駆使したものや、近代の知識が書かれたものなどを指す。

例1ーコスタリカの大石球ー南米コスタリカで発見された約2800年前の巨大石球は、現代の技術をもってしても難しいほぼ完璧な真球を実現していた。
例2ーアンティキラの歯車ーギリシャのアンティキラ島沖合で発見された2000年前の歯車。約500年前に初めて発見された惑星の位置などを正確に指し示す自動回転式天球儀の機能を持つことが判明した。

18世紀中頃、プレ・コロンビア文明の遺跡から奇妙な黄金の装飾品が発見された。その数は20点以上にも及び、西暦500〜800年頃に栄えたプレ・コロンビア時代の装飾品と考えられた。その形状は長さ約6cm、幅5cm、高さ1.5cm程度で材質は高純度の金。また胴体の中央部分から左右、後ろに突出物が伸びている。発見当初、これらの装飾品は翼のようなものがある事から鳥や昆虫などをかたどったものではないかと考えられたが、1969年アメリカの動物学者アイヴァン・サンダーソン博士は博物館から黄金装飾品のモデルとなった生物の特定を依頼された際、動物学上モチーフになった鳥や昆虫は存在しないと断言した。

博士によると、翼を持つ生物は体の構造上胴体の上部に翼がついているはずだが、装飾品は全て胴体の下部についていた。サンダーソン博士はこの装飾品が、空を飛ぶ乗り物を表したものではないかという仮説を導き出し、その検証のため航空設計技師のアーサー・ヤング氏らのもとを訪れた。ヤング氏は黄金装飾品には飛行機の基本要素が全て揃っていると指摘。更に主翼と尾翼の距離や面積、全体のバランスが航空力学の理に適っていると断言。しかし人類史上飛行機が登場するのは19世紀末にグライダーを発明してからのこと。

元運輸省航空事故調査官の藤原洋氏は、この装飾品の基本的な形はジェット機のように見えるが実際に空を飛んでいたとは考えられない。黄金装飾品の胴体は一部が分離し隙間を作っているが大きな溝が機体にあると気流が乱れバランスがとれなくなる。また飛行機の翼は機体を浮上させる揚力を得るため上の部分が丸みを帯びているが、装飾品の翼の断面はほぼ水平であることから揚力は得られず空を飛べないはずだと語った。このような形の航空機は大きな翼を持つ場合とは違い風力で飛行することはできない。ジェットエンジンのような推進装置がなければ飛ぶことができない形状だが、装飾品にはそれがない。また西暦500〜800年頃にジェットエンジンが存在していたとは考えにくい。

コロンビア黄金博物館のロベルト・レラス館長によると、プレ・コロンビア文明では動物をモチーフにした装飾品が盛んに作られていた。したがって黄金装飾品も何らかの動物をモデルにしていた可能性が考えられるという。しかし、サンダーソン博士が述べたように翼の位置が異なることから鳥や昆虫をモチーフにしたとは考えられないのだ。

オーパーツについて研究している作家の飛鳥昭雄氏は、著書の中でプレコという魚ではないかと推測している。プレコとは南アメリカに生息しているナマズの事で、種類が多く形状も特徴的で模様が美しい。プレコのデルタ型の胸ビレは装飾品の主翼部分、上方にそそり立っている尾ヒレは大きな垂直尾翼、更に左右に開いた腹ビレは水平尾翼部分に相当すると見ることができる。ところが、黄金装飾品の中には単純な動物形態像説では説明がつかないものもある。全ては仮説の域を出ずいまだに謎に包まれたままである。     





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