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Research Request No.0428
確実に見たい夢を見る方法を調査せよ!2

2002/01/20 報告 報告者:柏木 康一郎、伊達 徹、大澤 亮、吉田 真弓、藤川 優子、増田 由紀夫、宮崎 弦太
「見たい夢を見る方法」の前回の報告では、
見たい夢に近付けることは出来たが、完全にコントロールする事は出来なかった。
だが夢の内容を自由にコントロールできる人々が存在するという。
1935年、文化人類学者のキルトン・スチュアート博士は、
マレー半島に住む先住民族『セマイ族』の調査を行なったところ、
彼らは独自の方法を使って、夢をコントロールしている事が明らかになった。
そして、アメリカのサンタバーバラ睡眠障害センター元所長、チャールズ・マックフィー氏によると、
彼らが見ているのは『めいせきむ明晰夢』と呼ばれる夢であるという。
『明晰夢』とは、夢の中で「自分は今、夢をみているのだ」と自覚しながら見る夢のことである。
マックフィー氏によると、明晰夢を見ている人は、夢の中でそれが夢である事を自覚しており、
その夢の続きをどんな風にするかを自分の意志で決めることが出来るという。
つまり、明晰夢を見る事が出来れば、夢を自由にコントロール出来るというのだ。
日本で明晰夢の研究を行なっている東邦大学理学部・渡辺恒夫教授が
明晰夢の存在を確かめる実験を行なった結果、確かに明晰夢が実際に存在する事が確認された。
そして、渡辺教授によると、明晰夢によって、よりリアルで現実感のある体験をすることが出来、
さらには、明晰夢を見る事が出来れば、夢をコントロールする事も出来るというのだ。
アメリカの明晰夢研究センター、ステファン・ラバージュ博士は、
明晰夢を見ている間、脳がどのように活動しているのかを調査した。
その結果、明晰夢を見ている間は、睡眠中にもかかわらず、
大脳の一部が起きている時と同じように活動しており、
そのために睡眠中に「これは夢である」と認識することができると考えられるという。そして、ラバージュ教授によれば、
訓練すれば誰でも明晰夢を見ることが出来るようになり、
夢を自由にコントロール出来るようになるというのだ。
その訓練方法とは…
『@ 夢を思い出す訓練をする』
明晰夢を見る事が出来る人の多くは、夢をよく思い出せる人であるという。
そこで、夢をよく思い出せる様になるため、
寝る前に、夢を思い出すという強い意識を持つとともに、
思い出した夢はすぐにノートに書き留めておく様にする。
そして、そのノートをあとから読み返してみて、
自分の夢の特徴をつかみ、夢だと気付くきっかけを探す様にする。
『A 空を飛ぶ夢を見る訓練をする』
空を飛ぶ夢は、他の夢に比べて夢だと気付く確率が高いという。
そのため、寝る前に「空を飛ぶぞ」という言葉を繰り返し、
自分が飛んでいるシーンを想像するとよいという。
『B 夢をコントロールする訓練をする』
空を飛ぶ夢を見ることが出来、夢だと気付くようになったら、
まずは飛ぶ方向を、上下や左右に方向を変える練習をする。
それが出来るようになったら、海でデートする夢や試合に勝利する夢など、
自分の見たいように夢をコントロールしてみる。
『C 夢の中で回転する訓練をする』
明晰夢を見ている途中で目覚めるのを防ぐには、
夢の中で身体が前後や左右にコマのように回転させるとよいという。
こうすることで、夢を見る「レム睡眠」を引き起こす前庭系が刺激されるので、
再び「レム睡眠」に戻る事が出来ると考えられる。
これらの方法で明晰夢を見る事ができ、
見たい夢を見る事が出来るようになるのか実験を試みた。
その結果、訓練すれば明晰夢を見る事ができ、
夢をコントロールする事が出来る事が証明されたのだ。
明晰夢に関しては現在、研究が進められており、様々な精神疾患の治療にも
使用できると考えられている。
そして今後さらに研究が進めば、誰でも見たい夢を見られるようになる日が来るかもしれない…
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