ダイナミックグローブSP

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3月4日(月) 22:00~ ダイナミックグローブSP 日本ミドル級タイトルマッチ 竹迫司登×加藤収ニ

ボクシングの最新試合をお送りする「ダイナミックグローブSP」。若手選手のデビュー戦から注目の世界タイトルマッチまで、熱気あふれる試合の模様をお伝えします。

日テレジータスでは後楽園ホールの興奮そのままに、生中継を中心に放送します。

放送内容
放送日 放送時間

ダイナミックグローブSP(303)
(3/2開催)

ここが見どころ!

チャンピオンカーニバル 日本ミドル級タイトルマッチ10回戦
竹迫司登(ワールドS)× 加藤収ニ(中野サイトウ)

プロデビューから10試合すべてでKO勝ちを収めている日本ミドル級王者、竹迫司登(27=ワールドスポーツ)の2度目の防衛戦。8連勝中(5KO)の挑戦者、サウスポーの加藤収二(28=中野サイトウ)を相手に連続KOを11に伸ばすことはできるのか。

竹迫はアマチュアで41戦30勝(24KO)11敗のレコードを残し、15年7月にプロ転向を果たした。ちなみにアマチュア時代の敗北のひとつは、12年ロンドン五輪金メダリストでのちにプロでWBA世界ミドル級王者になる村田諒太(33=帝拳)に喫したものだ。龍谷大学時代の苦い経験であり、同時に勲章でもある。

プロとしての歩みは順調だ。2年半に7連続KO勝ちを収めて日本1位まで上がったあと、昨年3月には西田光(31=川崎新田)を豪快な1回TKOで下して日本ミドル級王座を獲得した。ベルトを手に入れるとともに「チャンピオンカーニバル」の最優秀選手にも選ばれた。次戦ではタイのチャイワット・ムアンポンに7回TKO勝ち。11月には元王者の佐々木左之介(31=ワタナベ)を2回TKOで退けて初防衛を果たしている。こうした実績と潜在能力が評価され、18年度の年間新鋭賞を受賞している。その竹迫は今年1月、ジムメートの井上岳志の世界挑戦のため米国テキサス州ヒューストンに同行し、セコンドも務めた。「すごく刺激になった。大きな試合ではコンディション作りが重要だと感じた」と話し、近い将来の世界進出に目を向けている。

竹迫は戦績が示すとおりのスラッガーで、特に右ストレートが強い。身長177センチとミドル級にしては決して大きくはないが、しっかりと相手にプレッシャーをかけておいて繰り出す右は正確で破壊力がある。奪ったダウンのほとんどが右ストレートでありながら、右に頼っているという印象が薄いのは、決め手を繰り出すまでの追い込み方が巧いからなのだろう。戴冠試合となった西田戦では右アッパーからの左ボディブローで相手の注意を逸らせておいて右ストレートを側頭部にクリーンヒットしている。

試されていない点もある。競った状態での駆け引きや心身のスタミナ、耐久力などだ。世界レベルの強豪や経験値の高い選手との対戦経験がなく、プロで戦ったラウンド総数が23ということを考えれば当然であろう。「世界」を目標とするからには、これから段階を追って総合力を上げていく必要に迫られることになる。

挑戦者の加藤は14年12月にプロデビューし、4年3ヵ月の間に12戦10勝(6KO)1敗1分のレコードを残してきた。15年と16年の新人王戦は途中で挫折(3回KO負け、4回引き分け敗者扱い)を味わわされたが、17年には4試合を勝ち抜いて全日本新人王に輝いた。それを機に日本ランキング入りを果たし、昨年11月の「チャンピオンカーニバル挑戦者決定戦」で前王者の西田に8回判定勝ち、今回の挑戦権を手に入れた。その西田戦では5回に軽いダウンを喫したものの右ジャブや左ストレートを上下に散らしてポイントをかき集め、2対1で貴重な勝利をつかんでいる。身長180センチの加藤はサウスポーのボクサーファイター型で、立ち位置を変えながらテンポよく右ジャブを繰り出し、さらに左から右と繋いでいくボクシングを身上としている。竹迫とは対照的にパワーパンチよりも手数を重視するタイプといっていいだろう。

両者のスタイルからみて、竹迫がプレッシャーをかけ挑戦者がサイドに動きながら応戦する展開になりそうだ。プロではサウスポーとの対戦が一度(チャイワット戦)だけという竹迫だが、「アマチュア時代から左対策はやってきた。得意かどうかは分からないけれど苦手ではない」と話す。加藤が西田に勝った試合をリングサイドで偵察しており「しっかりとサウスポー対策をしているので問題ない」と自信をみせる。その言葉どおり竹迫が挑戦者の可動範囲を狭めるように圧力をかけておき、そのうえで右ストレートを打ち込むことができればKO防衛がみえてくる。接近した際には左ボディブローも有効だろう。

初挑戦の加藤はスタートで出遅れないことが重要だ。右ジャブと足をつかってリズムをつくり、先手をとった戦いを心がけたい。的を絞らせず、相手の出端を抑え込むようなボクシングができれば勝機が広がるだろう。

ボクシング・ライター 原 功

3月 4日(月) 22:00~1:00
3月11日(月) 16:30~19:30
3月17日(日) 0:30~3:30
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