ダイナミックグローブSP

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8月6日(火) 20:00~ ダイナミックグローブSP 日本ミドル級タイトルマッチ 竹迫司登×加藤収二

ボクシングの最新試合をお送りする「ダイナミックグローブSP」。若手選手のデビュー戦から注目の世界タイトルマッチまで、熱気あふれる試合の模様をお伝えします。

日テレジータスでは後楽園ホールの興奮そのままに、生中継を中心に放送します。

放送予定

ダイナミックグローブSP(308)
(8/3開催)

日本ミドル級タイトルマッチ10回戦
竹迫司登(ワールドスポーツ)× 加藤収二(中野サイトウ)

ここが見どころ!

日本ミドル級タイトルマッチ10回戦
竹迫司登(ワールドスポーツ)× 加藤収二(中野サイトウ)

プロデビューから11戦無敗(10勝1分)の日本ミドル級王者、竹迫司登(28=ワールドスポーツ)が、今年3月のV2戦で引き分けた加藤収二(28=中野サイトウ)を相手に3度目の防衛戦に臨む。5ヵ月前の初戦はサウスポーの加藤の手数と動きに後手にまわった竹迫だが、ダイレクトリマッチではどう立て直してくるか。10勝すべてがKOという竹迫有利のカードではあるが、初戦で自信をつけ戴冠に意欲を燃やす加藤がポイントを重ねる可能性もある。

竹迫は龍谷大学に在学していた2012年秋、ロンドン五輪で金メダルを獲得した村田諒太(現帝拳=WBA世界ミドル級王者)と対戦して敗れている。これが村田のアマチュア最後の試合だった。敗者にとっては苦い思い出かもしれないが、村田が世界王座を2度獲得したいまは竹迫にとっても勲章のひとつといってもいいだろう。その竹迫のプロ転向は15年7月のこと。初陣で2回TKO勝ちを収めると、以後は1回TKO、1回KO、3回TKO、3回TKO、2回KO、1回TKOで終わらせ、昨年3月には7戦全KO勝ちのレコードを引っ下げて西田光(川崎新田)の持つ日本ミドル級王座に挑戦。この試合でも勢いは止まらず、左ボディブローを効かせたあと右を打ち下ろしてダウンを奪い92秒でTKO勝ち、当たり前のように戴冠を果たした。タフで知られた西田をも倒したとあってランカー陣から敬遠される存在になり、初防衛戦に予定した日程では試合が組めず、やむなくタイの選手とノンタイトル戦をこなさなくてはならなかったほどだ。その5ヵ月後、元王者の佐々木佐之助(ワタナベ)が挑戦者に名乗りをあげたが、竹迫はこれを2回でストップしている。こうした流れのなかで迎えたのが加藤とのV2戦だった。18年度の国内表彰で新鋭賞に選ばれた竹迫有利は当然で、KO防衛がノルマともいわれたほどだった。ところが序盤から小刻みに動いてポンポンと手数を出してくる加藤に戸惑い、竹迫は後手にまわってしまう。変則的なサウスポーとの対戦に不慣れなことも苦戦の要因だったかもしれない。番狂わせかというムードが漂うなか竹迫は終盤に必死に追い上げ、辛うじて引き分け防衛に持ち込んだ。採点は96対94で加藤、96対94で竹迫、95対95の三者三様だった。

加藤は竹迫との初戦で大きく株を上げたが、その前には西田に競り勝っており、挑戦者サイドから見ると竹迫戦のドローは驚くほどの結果ではなかったのかもしれない。加藤は13戦10勝(6KO)1敗2分の戦績を残しているサウスポーの技巧派で、相手にとって戦いにくいタイプといえる。立ち位置を細かく変えながら軽打をリズミカルに放り込んでくることが多く、いつの間にかペースを奪い取っているという印象だ。先の竹迫戦でも多彩な左右を繰り出して6回までのポイントでは59対55、58対56、58対57でリードしていた。終盤に失点したのはスタミナ不足というよりは竹迫の気迫に押されたといった印象だった。王座は奪えなかったが、競った状態で初めて10ラウンドをフルに戦いきり、大きな自信になったはずだ。

竹迫は昨年6月の試合でもサウスポーのタイ人を仕留めるまで7回を要しており、左構えの攻略には課題を抱えているといえる。加藤との初戦をどう生かし、どんな戦略、戦術で試合に臨むか試されることになる。加藤にとっても同様のことがいえる。5ヵ月前は大善戦したものの勝ちきることができなかったのは事実だ。勝負が中盤から終盤に持ち込まれたとき、いかに優勢をアピールするか、あるいはいかに差を広げるか、場合によってはいかに一気に詰めるか、そうしたテーマが掲げられる。今回もKO決着を狙う竹迫が積極的に仕掛け、加藤が動きながら迎え撃つ展開が考えられる。初戦では竹迫が距離を詰めた際に加藤が巧みなアッパーで迎撃したが、竹迫がそのパンチを封じるか、または加藤が効果的に決めるか、それによって序盤の流れが決まりそうな気がする。72.5キロを体重リミットとするミドル級だけに、一撃で勝負が決する場合もあるだけに初回から目が離せない試合になりそうだ。

セミファイナルには、元日本、東洋太平洋、WBOアジアパシフィック・スーパーウェルター級王者の井上岳志(29=ワールドスポーツ)が出場する。今年1月、井上はアメリカのテキサス州ヒューストンでハイメ・ムンギア(23=メキシコ)の持つWBO王座に挑戦。12回判定で敗れはしたが、全勝の王者を脅かして大きな拍手を浴びた。プロ15戦目で喫した初めての黒星(13勝7KO1敗1分)を今後にどう生かすか。まずはコムサン・ポンセーン(38=タイ)との再起戦に注目したい。

8月 6日(火)20:00 ~ 23:00
8月15日(木)22:30 ~ 1:30
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