ダイナミックグローブSP

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1月24日(木) 22:30~ ダイナミックグローブSP 和氣慎吾×中嶋孝文

ボクシングの最新試合をお送りする「ダイナミックグローブSP」。若手選手のデビュー戦から注目の世界タイトルマッチまで、熱気あふれる試合の模様をお伝えします。

日テレジータスでは後楽園ホールの興奮そのままに、生中継を中心に放送します。

放送予定

ダイナミックグローブSP(301)
(1/19開催)

スーパーバンタム級10回戦
和氣慎吾(FLARE山上)× 中嶋孝文(T&H)

ここが見どころ!

スーパーバンタム級10回戦
和氣慎吾(FLARE山上)× 中嶋孝文(T&H)

スーパー・バンタム級でWBCとIBFで4位、WBAではバンタム級4位にランクされる和氣慎吾(31=FLARE山上)が、6年8ヵ月前に苦杯を喫した相手、中嶋孝文(34=竹原&畑山)との10回戦に臨む。世界再挑戦に向けた前哨戦と位置づけられる試合で、サウスポーの和氣はどんなパフォーマンスをみせるのか。

和氣はアマチュアで24戦(15勝9KO9敗)を経験後、2006年10月にプロデビュー。10回戦に上がる前に4度の敗北と2度の引き分けを経験したが、その黒星のひとつが中嶋戦だった。12年5月、後楽園ホールで対戦したものだが、当時の中嶋は日本スーパー・バンタム級2位で和氣はノーランカーだった。和氣は序盤から飛ばして主導権を握ったものの徐々に相手のペースに引き込まれ、最終8回には左から右ストレートを浴びてダウン。これが決め手となって軍配は中嶋に挙がった。スコアは77対75(二者)、77対74の3-0だった。

興味深いのは、その後の両者の歩みだ。中嶋が日本王座(2度)、東洋太平洋王座に挑んで敗れるなど15戦9勝(5KO)6敗と苦しんでいるのに対し、和氣は東洋太平洋王座、日本王座を掴むなど16戦15勝(12KO)1敗と高い勝率、高いKO率を残しているのである。12年5月の試合を境にふたりの成長曲線がクロスしたといってもいいかもしれない。

ただ、和氣も最終目標に到達したわけではない。16年7月、ジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)とのIBF世界スーパー・バンタム級王座決定戦では11回TKOで敗れているのだ。カウントされなかったものを含めて5度のダウンを奪われ、大きく顔面を腫らしたうえ眼窩低骨折というおまけ付きの完敗だった。その後、和氣はジムを移籍し、1年後に戦線復帰。4連続KO勝ち後、昨年7月には日本王者の久我勇作(ワタナベ)との世界ランカー対決を10回TKOで制して世界再挑戦の道を切り開いた。

一方の中嶋は16年から17年にかけて4連勝(3KO)するなど奮闘していたが、18年4月に東洋太平洋バンタム級王者のマーク・ジョン・ヤップ(六島)に12回判定負け。9月の再起戦でも入口裕貴(エスペランサ)に8回判定で敗れた。今回の試合で敗れるようなことがあると3連敗となるだけに、34歳の中嶋にとっては背水の陣で臨む一戦といってもいいだろう。

展望となると、現有戦力や近況で勝る和氣の圧倒的有利は動かせないものといえる。175センチの長身サウスポーの和氣(32戦25勝17KO5敗2分)が立ち位置を変えながら右ジャブで煽り、スピードのある左ストレートを狙うものと思われる。このパターンが序盤からはまるようならば中盤を待たずに決着がつく可能性もある。現在の両者の勢いにはそれほどの差があるといえる。厳しい戦いが予想される中嶋(41戦29勝13KO11敗1分)は、左ジャブから繰り出す右ストレートで番狂わせを狙いたい。

セミファイナルには日本フェザー級1位の阿部麗也(25=KG大和)が出場、現職警察官の杉田大祐(30=ワタナベ)と8回戦を行う。IBF4位、WBC12位に名を連ねるサウスポーの阿部は20戦18勝(9KO)2敗と高勝率を誇り、目下10連勝(5KO)と昇竜の勢いにある。これに対しアマチュアで141戦110勝(47KO)31敗の戦績を残している杉田は、昨年4月にプロデビューして4戦全勝(3KO)を収めている。5月1日に日本王座への挑戦が決まっている阿部が前哨戦で圧勝するのか、それとも公務員ボクサーの杉田が番狂わせを起こすのか。この試合にも大きな注目が集まっている。

ボクシング・ライター 原 功

1月24日(木)22:30~1:30

ダイナミックグローブSP(302)
(2/2開催)

132P契約10回戦
尾川堅一(帝拳)× ロルダン・アルデア(フィリピン)

ここが見どころ!

132P契約10回戦
尾川堅一(帝拳)× ロルダン・アルデア(フィリピン)

2015年12月に獲得した日本スーパー・フェザー級王座を5度防衛した実績を持つ尾川堅一(試合時31歳=帝拳:24戦22勝17KO1敗1無効試合)が、フィリピンのライト級国内王者、ロルダン・アルデア(24=フィリピン:19戦12勝6KO6敗1分)と対戦する。尾川は17年12月にアメリカのネバダ州ラスベガスで行われたテビン・ファーマー(アメリカ)との決定戦を制してIBF世界スーパー・フェザー級王座を獲得したが、のちにドーピング違反が判明。試合結果は「12回判定勝ち」から「ノーコンテスト(NC=無効試合)」に変更され、戴冠も取り消された。意図的な違反ではなかったもののネバダ州アスレチック・コミッションから6ヵ月のサスペンド(出場停止)を受け、日本ボクシングコミッションからはファーマー戦まで遡って1年間のライセンス停止を科された。今回は、サスペンドが解けてから最初の試合となる。ファーマー戦から1年2ヵ月、31歳の誕生日の翌日に尾川がどんな戦いをみせるのか注目される。

尾川は明治大学を卒業後の10年4月にプロデビュー。幼少期から習っていた日本拳法をベースに、左ジャブから右ストレートという正統的なスタイルで勝利を重ねてきた。9戦目に5回TKO負けを喫したうえアゴを骨折。そのため10ヵ月のブランクという挫折を味わわされたが、それ以外は順調な歩みをみせてきたといえる。この間に日本王座につき5度の防衛を果たしている。ファーマー戦後のトラブルは9年近いプロキャリアで2度目のセットバック(後退)だった。現在、WBA、WBC、IBF、WBO主要4団体のトップ15に名前がない尾川は、この試合で圧倒的な勝ち方をして戦線復帰をアピールしたいところだ。

相手のアルデアは12年5月にプロデビューしたサウスポーで、これが2度目の日本のリング登場となる。昨年4月15日、横浜アリーナで行われた村田諒太(33=帝拳)対エマヌエーレ・ブランダムラ(39=イタリア)のWBA世界ミドル級タイトルマッチの前座に出場した際は、小田翔夢(20=白井・具志堅)に6回判定負けを喫している。しかし、デビューから7連続KO勝ち中だった小田を苦しめるなどフィリピン王者としての意地を垣間見せたものだ。アルデアはフィリピン選手特有の上体の柔らかさを生かしたボクサーファイター型で、左ストレートを中心にパンチは伸びがある。日本以外にもタイ、東ティモール、ロシア、中国で試合をしたことがあり、数字以上に経験値は高いといえる。小田戦のあと北京(中国)でIBFアジア・ライト級王座決定戦に出場して地元選手に10回判定で敗れている。ちなみに6度の敗北のうち5敗はフィリピン国外で喫したものだ。

実績や現有戦力で大きく勝る尾川は、最大の武器である右ストレートを積極的に狙って出るものと思われる。ファーマー戦を含め直近の10戦中6試合でサウスポーと対峙(9勝5KO1無効試合)している尾川は左構えの相手を苦にしないだけに、今回も早い段階で右ストレートが炸裂する可能性は十分にある。ただ、14ヵ月の空白を埋めようと攻め急ぐことは危険だ。さらに伸びのあるアルデアの左には注意が必要だろう。

この日は、黒田雅之(32=川崎新田)が世界戦の準備のため返上して空位になった日本フライ級王座の決定戦、1位の中谷潤人(21=MT)対2位の望月直樹(25=横浜光)も行われる。WBC4位、WBO10位にランクされる中谷は17戦全勝(12KO)で、15年4月のプロデビューから4年で初の王座挑戦となる。4歳年長の望月は18戦15勝(8KO)3敗。170センチの長身サウスポー、中谷有利の声が多いカードだが、望月はかき回して番狂わせを狙いたい。

2月 2日(土)17:45~22:00
2月 6日(水)21:30~0:30
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