5月21日 「スーパーチューズデー」
2008年05月21日(水)
先週末メッツとの交流戦で連敗したヤンキースの指揮官ジラルディーは試合後何度も「次の火曜日が大事だ」「次の火曜日」「火曜日!」と記者にそして自分に言い聞かせるように話していました。

そして迎えた大事な火曜日。
DL(故障者リスト)入りしていたアレックスロドリゲスも4番に帰ってきました。
しかし・・・・気がついてみたら1回表のスコアーボードに7の数字が。あれ?
さらに2回表にも2点追加され、4回までに10対0のスコアー。守備の乱れもあって最悪な試合展開。 「コールドゲームってあるんだっけー」っていう笑えない冗談まで記者室で飛び交っていました。
復帰したロドリゲスが2ランホームランを打ったことだけが救いの種。4連敗で首位と7.5ゲーム差の最下位。 それでも監督は「もっといい試合展開を期待していたけど・・・時にこういうことも起こる。全てのチームがこういう(どん底の)時期を迎えるけど今回のが最後になることを願うよ」といつもと変わらない真摯な態度で記者と応対していました。
松井選手は「(チームに)ミスも出て空回りしちゃったね。集中力を切らさないようにしたいです」と言葉少なげでした。
それにしても日本の取材現場と比較して感心するのはこういったチーム状況が悪く連敗中の惨敗試合にも関らず試合後監督が丁寧に時間をかけてテレビ、新聞の取材に応じていることです。
時間にして長いときは10分ほどでしょうか。どんな質問に対しても穏やかに話すジラルディーの姿に彼の器の大きさを感じます。 日本の監督に敗戦後話を聞こうと思ってもひと言ふた言で終わってしまったり「今日はないもない!」と半ば怒って会見が一方的に打ち切られることもしばしば。

ファンを大切にするからこそ、球団、選手との媒介であるメディアを大切にしているんでしょうね。
5月19日 ガッジーラ!
2008年05月19日(月)
ヤンキース対メッツのサブウェーシリーズの第2戦目。
ヤンキースはエース王建民が7失点と打ち込まれメッツに11対2と大差で敗れてしまいました。チームでわずか3安打といいところがなかった今日のヤンキースですがひとり気を吐いたのが今日も4番に入った“ガッジーラ”こと松井選手。(ゴジラの発音がアメリカではこうなります)

4回にジータを一塁においてライトスタンドへ今季6号となるホームラン。一時はこのホームランで2点差まで詰め寄りました。インターリーグ(交流戦)の打率成績が全メジャー選手の中で6位の.335 (275打数92安打) という相性の良さをそのまま引き継いでいます。
それにしてもヤンキースはこれで借金が一つ増え順位は最下位のまま。(20勝24敗)試合後ジラルディー監督は「今日の試合が重要だということは分かっていたけど、大事なのは次の試合だ。次の火曜日の試合に全て集中する」とコメント。
そして松井も「(チームは)全てが上手くいっていない。厳しい時期だけど1回休んでゼロからのスタートという気持ちで次の試合に臨みたいと思います」と指揮官と同じようなことを話していました。
自身のホームランに関しては「真ん中高めにきた失投を打っただけ」と話していましたが失投を見逃さずにスタンドに運べるのはやはりたいしたもの。
次回は試合を決めるようないいチャンスでホームランがでるといいですよね。
ところで今日の試合は夜の8時からのスタート。
家に帰ると夜中の1時を過ぎてしまいます。
どうしてこんなにメジャーの試合開始は不規則なの!と嘆きたくなる今日この頃でした。
5月18日 交流戦開始!!
2008年05月18日(日)
雨で初戦が中止になったヤンキースとメッツの交流戦、いわゆるサブウェー(地下鉄)シリーズが始まりました。共にニューヨークを本拠地とする両球団。地下鉄で球場が繋がっているのでこう呼ばれています。

日本ではどこの球場に行っても少なくとも1割はアウェーのチームのファンがいますよね。でもアメリカは国が広いからでしょうか、地元チームのファンでほぼ9割9分球場が埋め尽くされます。しかし今日はさすがにヤンキースタジアムに向かう地下鉄の中でメッツのオレンジ色のユニフォームを着たファンを多く見かけました。


報道陣の数も普段より多く緊張感が高まる雰囲気がありましたね。
この両チームがワールドシリーズで対決したのは2000年のこと。この時はヤンキースが4勝1敗でメッツを下しホームランを2本放ったジータ選手がMVPに輝きました。さぞかしニューヨークは盛り上がったことでしょうね。
さて今日の試合そのジータが初回から2ランホームラン!!サイヤング賞2回、現在メジャー最高の左腕投手といわれるヨハンサンタナにプレッシャーをかけます。しかしそのリードをヤンキース先発のアンディーペティットが守りきれず4回に逆転を許すと結局7対4でヤンキースは敗戦。
左投手相手でも4番DH先発で起用された松井選手でしたが一打同点8回のチャンスでもセカンドゴロに倒れ4打数ノーヒットといいところなし。一時期首位打者に立っていた打率も.306(13位)まで落ち込んできてしまいました。
現在チームはアメリカンリーグ東地区で最下位となっていますが借金はまだ3つ。けがで戦列を離れている主砲アレックスロドリゲスが帰ってくるまでしばらく我慢の時ですね。プレーオフにはメッツとの地下鉄シリーズが再開できるように奮起してもらいたいですね。
5月6日 NYの新名所になれるか・・・?
2008年05月06日(火)
皆さん! ニューヨークに観光に来たらどこに行きますか? 自由の女神、エンパイアステイトビル、セントラルパーク、メトロポリタン美術館・・・尽きることなく観光名所はたくさんありますよね。
そんな中、さらに明日新たな観光名所になる・・・やもしれぬ施設がここニューヨークに誕生します。アメリカで初めてそして唯一という様々なジャンルのスポーツに関するコレクションを一同に集めた「スポーツミュージアム」(Sports museum of America)が5月7日にオープンするのです。

今日はオープンに先立つマスコミ公開とイベントが行われゲストにNFL ニューヨークジャイアンツのスター選手イーライ・マニング(第42回スーパーボウルMVP)や日本でもおなじみ元テニス界の女王マルティナ・ナブラチロワ、元陸上界のスター、カールルイスらが駆けつけオープニングに華を添えていました。


華やかな式典を終えて「スポーツミュージアム」の施設を見学しますと野球、バスケ、アメフト、アイスホッケー、といったアメリカ4大プロスポーツの他テニス、陸上、ボクシング、NASCARなど様々なスポーツに関するコレクションが展示されていました。

野球のコーナーでは昔使用されていた厚手の生地のユニフォームや歴代のチャンピオンリングが飾られそして現役選手が使用するバットも3本置かれていました。そのうちの一本はなんとイチロー選手のもの!手にとって触り重みを感じることができるのはファンにとっては嬉しいですよね。

しかし博物館全体の印象としては広く浅く・・・・と言った感じ。コレクションも少なめ。 まあこれからコレクションの数は増えていくのかもしれませんが現状では高い入場料27ドルを払ってまでの価値はまだないかもしれません。

よほどのマニアの方は別ですが。 アイスホッケーのゴールキーパーをバーチャル体験できるというブースはまだ完成していないとのこと。(オープン前日なのにいろんなところで突貫工事してました。アメリカらしいですよね)

プロの世界を擬似体験できるようなコーナーが今後拡大し充実してくると子供も楽しめる施設になり入場者数も期待できると思います。 ご興味のある方はこちらのサイトをご覧ください。www.sportsmuseum.com
5月3日 イチローの肉体美は記者を動かす!
2008年05月03日(土)
シアトルマリナーズとのデーゲームがヤンキースタジアムで行われました。
日本はゴールデンウィークということもあり今日も日本人観光客がたくさんスタンドで見受けられました。中には「結婚25周年でお父さんの夢を叶えるためにやってきました!!」と旦那さんの横でうれしそうに話す女性の姿も。お父さんの憧れ、ヤンキース松井選手の試合を4試合見て日本に帰るんだそうです。
こちらのご夫婦笑顔を絶やさず本当に幸せそうで、なんだか自分までも幸せな気持ちになってきました。
そんなお父さんの期待に応えるかのごとく!4番DHで出場した松井選手は今日もタイムリー含む2安打を放ち連続試合ヒットを13に伸ばしています。(自己最多は16試合) そして対戦相手のイチロー、城島選手もこれまた共に2安打!!日本人選手3人全員がマルチヒットを打つという日本人にはたまらない試合となりました。
試合はヤンキースが6対1で勝利し2連勝。マリナーズは逆に4連敗。。。 試合後静まり返ったマリナーズのクラブハウスでは「個人的に2本ヒットが出たのは素直に嬉しいけれど・・・明日はキャッチャーとして同一カード3連敗だけは防ぎたいと思います」と城島。
また、センター前ヒットの打球をハンブルするエラーを記録したイチローは「俺もかよ!俺もかよ!と思ったよね」と前日チーム4失策の試合に引き続き、自らまでがエラーを記録したことを悔やんでいました。
ところでイチロー選手。記者の囲みインタビューが行われるのはシャワーを浴びた直後。タオルを腰と肩に当てて上半身裸のまま椅子に座って話します。 スピード重視の野球に必要な筋肉だけを強化して創り上げられた体脂肪が極めて少ないイチロー選手の肉体美。
はい。比べちゃいけないことは分かってます。でも取材から家に戻って最初にしたことは家の周りを走ることでした。
こういうことを無理なあがきと言うんでしょうけどね。
5月1日 ハネムーン
2008年05月01日(木)
日本はいよいよゴールデンウィークの始まりですね。天気は良さそうですし皆さん行楽の準備は万全でしょうか。
今週末にニューヨークではシアトルマリナーズとの3連戦がありますから
松井、イチロー、城島の日本人選手の活躍を楽しみにはるばる日本からやって来る方も少なくはないのではないでしょうか。
そんな中一足先に4月29日のボストンでは日本語の応援ボードを持った日本人カップルを発見!
名古屋から新婚旅行でアメリカにやってきたという樽谷ご夫妻。
松坂投手の登板日に合わせてボストンにやってきたそうです。
ところが!残念なことに、体調不良でローテーションを1回飛ばした松坂は万全を期して更に登板日を一日遅らせることに。
「すごいショックです。会社の人にも松坂の試合を見に行くと行っていたので・・・」と旦那さんはかなり残念そう。
試合開始前は雨でグラウンドでの練習もなく、結局この日樽谷ご夫妻は松坂の姿を見ることができませんでした。
それでもフェンウェイパークの名物であるグリーンモンスターの上から試合を観戦することができ
さらに試合中、外野のブルペンでウォーミングアップをしている岡島投手に
「岡島さーん!!」と近くから声を掛けると笑顔で手を振ってくれたんだそうです。

そして試合は9回にレッドソックスがサヨナラ勝ち!大盛り上がりの球場の雰囲気も味わうことができ
「いやー楽しかったです。アメリカの球場は天然芝でグランドまでの距離が近くていいですね。ボールパークって言うのがよく分かります。
松坂が見られなかったのは残念ですけどいつかまたアメリカにきて必ず'リベンジ'します!」と奥さん。

手には何もまだ書かれていないサインボールが握り締められていました。
いつかそのボールを手に再びボールパークに来てほしいですね。