昨日からヤンキースは本拠地でレッドソックスとの3連戦。
ライバルチームの対戦とあってスタンドは超満員。試合前からいつもとは違う緊張感が漂っています。
ヤンキースにとってはこの直接対決でレッドソックスに勝ち越さないとポストシーズン進出も非常に厳しい状況に追い込まれるとあって昨日の敗戦に終わった試合では5打数ノーヒット、チャンスで2併殺に終わった主砲のA.ロドリゲスに対してファンから容赦ないブーイングが起こっていました。

そんな厳しい目を持つヤンキースのファン達ですが、今日はそのファン代表とも言える名物おじさんを紹介します。
それがこの方、フライパンおじさんことフレディーさんです。

地元ブルックリンで生まれ育ったフレディーさんは初めて球場に連れてもらった9歳のときからの熱烈なヤンキースファン。
今年で83歳になるフレディーさんはベーブルースやジョー・ディマジオら往年の名選手の活躍をこの目で見てきたいわば生き証人のような方。
現在フレディーさんは試合があるときにはいつも決まって球場の外の花壇の端にフライパンを手にして腰かけています。

そのフライパンを大き目のスプーンでファンと共にバンバンと叩きヤンキースに「幸運」を運べるように応援しているそうです。
新聞やテレビなどでたびたび取り上げられ、今やフレディーさんを見かけるとみんなフライパンを鳴らして記念撮影を求めてきます。

トラック運転手の仕事を辞めてから20年間ずっとこのフライパンを鳴らし続けているフレディーさん。
新球場ができたらどうするのと尋ねると「もちろん新しい球場でも続けるさ、でもこの球場が無くなってしまうのはとっても悲しいねえ」としみじみと語ってくれました。

皆さんもヤンキースタジアムに行く機会がありましたらフレディーさんを探してみてはいかがでしょうか。
北京五輪閉幕~ポストシーズンへ
2008年08月24日(日)
日本は猛暑が続いたと聞きましたがここニューヨークの夏は比較的過ごしやすい日が続いています。
中古のクーラーも購入して設置してみたのですがそれほど活躍する日は多くありませんでした。
さて北京五輪!みなさんいかがでしたか?
アメリカにいるといまいち日本の盛り上がりの様子が分からないのですが個人的にはとても楽しんで見ることができました。
アメリカ国内から五輪放送局NBCのホームページにアクセスするとほぼ全競技がインターネットで無料視聴できます。
生中継でも見られますし、終わった競技も後から見直すことができるので
日本にいたときよりもひょっとしたらたくさんの競技を見たかもしれません。
ただ毎回名セリフを残すアナウンサーたちの実況が聞けないのが残念ですけどね。
振り返ってみると4年まえのアテネ五輪の際、自分はまだ日本で仕事をしていて女子レスリング、女子ホッケーを中心に取材していました。
メダルを獲った女子レスリングの4人は今回の北京も全員同じメンバーですし、ホッケーも中心メンバーはほぼ同じ選手たちでした。
彼女たちのこの4年間の苦労は直接見ていませんが、どれだけアテネ五輪の後から努力を積み重ねてきたか容易に想像がつきます。
選手たちの戦う姿から、ひたむきに一つの事に専念してやっていくことの尊さを学んだ気がします。
浜口選手、吉田選手、伊調姉妹、栄監督ならびにコーチ関係者の皆様。
そして三浦選手を始めとするホッケーの選手たち本当にお疲れ様でした。
野球に関して結果はメダルを逃し残念な結果になってしまいましたが短期決戦では、決勝トーナメントに進んだ韓国、キューバ、アメリカ、日本は実力が拮抗していてどこが勝ってもおかしくなかったと思います。
この借りは来年3月のワールドベースボールクラッシックで返してくれることを期待しています。
金メダルの韓国はこれを機にさらに国内で野球熱が盛り上がり、日本といいライバル関係を続けてほしいですね。
3敗してしまった岩瀬投手、そして準決勝で痛恨のエラーをしてしまったGG佐藤選手は日本に帰ってから後を引かなければいいのですが・・・。
プロの選手といえども精神的にとてもつらい状況だと思いますのでファンの皆さん球場に行くことがあればぜひ温かい声をかけてあげてください。
そしてこの経験が、いつかプラスの方向に働くことを祈っています。
メジャーリーグは10月からのプレーオフに向けて各地で激しいデッドヒートが続いていますがニューヨークのヤンキースは先日松井選手が怪我から復活したもののいまだ浮上の兆しが見えずに苦しんでいます。
(首位のレイズとの差は10.5ゲーム。ワイルドカード争いの2位レッドソックスとの差は5ゲーム差)
しかし一度勢いに乗れば長い連勝を続ける力もあるチームですから、最後の火が消えるまで奇跡の逆転を信じて戦ってほしいですね。
アメリカで五輪が盛り上がらない訳
2008年08月12日(火)
いよいよ4年に1度の祭典、オリンピックが始まりましたね。このオリンピックに肉体的、精神的にもコンディションを頂点に持ってきているアスリートたち。 彼ら、彼女らが抱えるプレッシャーは計り知れないほど大きいものだと思いますがこれまでの努力の成果を思う存分発揮して、選手自身が満足できる演技や戦いをしてもらいたいですね。
さて日本は五輪ムード一色だと思いますがここアメリカ、ニューヨークの雰囲気はいたって「普段どおり」。

ある調査(Gallup Poll)では56%のアメリカ人がオリンピックを「かなりの時間見る予定」と答えていますが自分の周りのアメリカ人を見渡してみるとお祭り気分になっている人は一人もいません。
街を歩いていてもオリンピックを連想させるようなものを目にすることはありません。 この理由を考えてみると①テレビ放送がNBC1局に限られている②アメリカ人メダリストが多すぎる 以上のことが考えられます。 ①に関して、日本はどこのチャンネルを回しても期間中は五輪の情報で溢れ、選手のバックグラウンドを含めて紹介し大会を盛り上げていますよね。必然的に学校や職場でも会話は五輪のことが中心に上がります。 その一方でアメリカはNBCが五輪の独占放送契約を結んでいるため他局がわざわざ大会を盛り上げるようなことはしません。そしてNBCでも一部の選手を除き事前に五輪に出場する選手を大きく取り上げることもありません。
NBCの前を歩いてみると五輪をアピールする展示物がショーケースに飾ってありましたが
大々的に!というのとは程遠い感じでした。

②に関して、これまで日本は夏季五輪で114個の金メダルをとっていますがアメリカはなんと約8倍の897個の金メダル。これだけ金メダルをとると、やはりその価値も残念ながら下がってしまいます。野球やバスケなどの競技で金メダルをとってもどこか当たり前的な見方があるので大騒ぎすることはありません。 その辺りが「国全体で盛り上がるイベント」にならない理由ではないでしょうか。 ちなみに「どの競技が1番好きですか」の調査では水泳(27%)、陸上(18%)、体操(12%)の順番で人気が高いようです。意外なことにバスケットボールは5%と関心は低く、マイナー選手しか出ていない野球はわずか2%でした。

環境や政治的問題、テロ予告など心配な点が多い今回の北京五輪ですが記憶に残る名場面をたくさん残し、無事に閉幕式を迎えられるといいですね。
ガンバレニッポン!