「政治とカネ」~国民へのわかりやすさを最優先に

2009年3月19日 16:32 | 投稿者:小西美穂

2008アクション「政治団体のマネー・ロンダリングを許すな」を担当した小西です。
取材がなかなか進展せず、中途半端に終わってしまい申し訳ありませんでした。
今年になって西松建設の違法献金事件が発覚し、「政治とカネ」に再び関心が集まっています。
そこで、このコーナーにて、みなさんに再び情報発信させていただこうと思いました。

まず、今回の逮捕容疑では
小沢代表の秘書の大久保容疑者は、実際には西松建設から陸山(りくざん)会に対する献金だと認識しながら、2003~2006年に受領した計2100万円について、同社OBが代表の「新政治問題研究会」と「未来産業研究会」(ともに06年解散)から献金を受けたように報告書に記載したとされています。

●このやりとりは政治資金収支報告書に記載されているので、どんな風に載っているか、パソコンで見ることができます。

①総務省のホームページを開きます
②右側に「白書・報告書」をクリック
③「政治資金収支報告書」をクリック。「閲覧用ビューワをダウンロードする」と出てクリック。
 つまり、通常のパソコンには入ってないソフトをダウンロードする(無料)必要あり
④「平成18年9月18日公表」をクリック。(容疑事実の2005年度分が翌年公表されています)
⑤「資金管理団体」項目でアイウエオ順に。「陸山会」の頭文字である「リ」を開く
⑥「陸山会」が登場。クリック。
⑦「政治資金収支報告書」画像が出て、25枚目に「新政治問題研究会」と「未来産業研究会」があります。

●印刷したいな、と思っても、これは印刷できないのです。不便ですよね。
●西松建設のダミー団体とされている「新政治問題研究会」も同じ要領で見てみましょう。

①西松の「に」の字も書いていません(当たり前ですが)
②住所は千代田区平河町のマンション一室、自民党本部や国会の近くになっています
③会費を納入した人の数は「391人」
④献金先は実にさまざま。国会議員関係先もたくさん混在しています
⑤「その14」と書いてあるページに「陸山会へ500万円寄付」と記載(H17.12.19付)
⑥その下の欄には「民主党岩手県第4総支部へ300万円寄付」と記載(H17.12.20付)
 これは小沢氏が代表をつとめる民主党の政党支部のことです。

確かに、政治資金の収支はこのように公開されています。
でも、国民がこれを見ただけでは、どこが怪しいか怪しくないか、判断できるでしょうか。
それなりに知識がないとわからないし、知識があっても複雑で極めてわかりにくいしくみです。
国会議員でさえ「わからない」と言うのですから。

政治資金規正法は問題が発覚するたびに改正に改正を重ねてきた結果、複雑になってしまっています。

今こそ国民へのわかりやすさを最優先にした見直しを。
政治本位でなく、国民本位の真の「公開」が進むことを求めます。


小西美穂

1992年、読売テレビ入社。大阪社会部記者として阪神大震災など取材後、ロンドン特派員。イラク・サマワなど欧州・中東中心に海外現地リポート多数。
帰国後、日本テレビにて政治部、「ズームイン!!サタデー」ニュース解説。2006年4月より日本テレビへ移籍し「リアルタイム」サブキャスターに。他にタレント伊集院光との異色討論「ここがわからん!」(リアル目線)、生放送の政治討論番組「闘論」(日テレNEWS24)司会を担当。

Comment

闇日本 さん

小沢氏の問題からしても今の政治屋の多くは問題がわかっていないのでしょう。
自分達にとって都合のいい法律を守っているから私は潔白だ! 問題だというなら
企業献金を廃止! みたいなことを言っていたが問題の本質を解決する気がない
のが見え見えでどこまで国民をバカにしているのだろう。
個人・企業献金、政党助成金これらは全て廃止するべきではないでしょうか。
個人・企業献金は権力者に資金が多く流れるのは目に見えていますし、政党助成金は
お金欲しさに党にしがみつき権力者の言いなりになっているようにしか見えません。
国民のための政治を回復させるには上記の「金」に関する癒着や利権から決別する
必要があると思います。またパーティも利権や癒着の温床となっているので
やるのであれば利益を得るようなものにしてはならないというのも必要でしょう。
ただこれだけでは政治家に金を渡すなと言うだけになってしまうので代替案として
個人・企業からの献金を一度 国で集め それを全政治家に等分配すればいいのでは
ないかと思います。

2009年6月12日 16:10

チャンス さん

民主党は自民党の方が金の問題の人数が多いといいますが人数の問題ではないと思います

2009年5月27日 16:31

頑固親父 さん

明治から大正時代の政治家は、どんな資産家でも、家にペンペン草が生える。と言われていたと聞いたことがあります。
政治に関わった活動に金が掛かるのは、今も昔も、同じなのでしょう。
大きな違いは、昔の政治家は、自分の資産を費やして、政治活動をし、今の政治家は、人の金、国の金を充てにして、尚、自分の資産を作っている、ということでは?
今の日本の政治家の大きな問題のひとつは、政治活動が、職業になっている、政治家ではなく、政治屋商売と言った方が良いようなことが多いことだと思います。

2009年5月15日 07:56

マック さん

小沢氏についての解説はわかりました。そこで終わらないで二階氏、尾身氏、森氏などの例についての解説も願います。小沢氏の例と同じなのか、違いがあるのか。違いがあるとしたらどういった点で違うのかを解説いただければと思います。

2009年3月24日 20:34

田邊 稔 さん

基本的には政治資金規正法を改正する必要があります。
専門家の言では、ザル法の上にザルの真ん中に大穴があいている、とのことです。
こんな法律に基づいて捜査をしたり裁判で争うのは国家的損失です。
政治献金については、過去の多く再発防止対策の検討から、政党助成金
を設けることで、政党や議員の活動に支障がないようにしたはずです。
本音と建て前の使い分けが許されるような法律は法律ではありません。

2009年3月21日 00:07

ゆきちゃん さん

とても判りやすかったです。この「判りやすさ」を誰もが求めているのではないでしょうか?期待しています。

2009年3月20日 16:42

ごきぶり さん

政治に何故お金がたくさん掛かるか?
他国でも日本のようにお金が掛かっているのですか?

2009年3月20日 16:22

ロビースト さん

小西様の論点に賛同。

2009年3月20日 16:14

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