文科省が「子ども自殺予防」マニュアル

January 19, 2009 3:51 PM

文部科学省は1月19日、子どもの自殺予防マニュアルを初めてまとめました。
マニュアルは現場の精神科医らが学校の先生向けに
まとめたもので、自殺の予防策が具体的に示されています。

未成年の自殺者は、年間およそ400人、およそ2万人に1人です。

兵庫のNPO団体の調査によると、
1回でも「死にたい」と思ったことがある
中学1,2年生の割合は、実に37%にも上っているんです。
子どもの自殺の問題はかなり深刻です。

実際、未成年の死因をみると、
10~14歳は、『不慮の事故』、『がん』に次いで、
『自殺』は死因の第3位。15~19歳では、死因の第2位となっています。

ではその自殺の原因は何でしょうか?

■自殺原因:警察庁19年度調べ
 □病気の悩み ・・・150人
 □学業の悩み・・   91人
 □家庭の問題・・・  62人
 □交際の悩み・・   54人
 □いじめ・・・・・・ 10人

警察庁の統計によると、未成年者の自殺原因は、
実は、『いじめ』よりも、
『病気の悩み』『学業の悩み』『家庭の問題』『男女交際の悩み』が多かったんです。
文部科学省のマニュアルでは、こうした学業や男女交際など
さまざまな悩みが『複合的に』重なって、自殺に追いこまれると警告しています。

そして、子どもは自殺する直前、『サイン』を出している
といいます。例えば…
 
 ★いつもなら楽々できるような課題が達成できない。
 ★身だしなみを気にしなくなる。

…といった一見、気づきにくい微妙な『サイン』のほか、

 ★自殺についての文章や絵をかく。
 ★体を傷つけるなどの自傷行為。

など、自己破壊的な『サイン』を出すこともあるといいます。
このようなサインを見つけたら大人はどう対応すればいいのか?
自殺未遂の経験があり、
現在は子どもの自殺相談を受けている作家・中園直樹氏(34)は、
こう語ります。
 
 「まず子どもの信用を得ないといけないから、余計なことは
  一切言わず、ただ話を聞いてあげる。耳を傾けてあげたら、
  『話しても大丈夫かもしれない』と、子どもが心を開いてくれる可能性が高い」

この自殺予防マニュアルは、3月末に全国の学校に配られるほか、
文部科学省のサイトで公開されています。

posted at 15:51|コメントを読む/書き込む (1)

Comment

shu さん

子育てが親のリベンジになってはいけないと思う。
父親が甲子園に行けなかったからかわりに子供に野球をさせたり、いい大学に行けなかったから子供には幼い頃から受験をさせたり‥。
どんなに受験なんかを頑張って学歴を身に付けても、結局最後にその子の人生を決めるのはその子の人間性なんだ。下手な競争に親のエゴで参加させられて、自分の存在意義を見出だせずに死んでいく子は多い。家族の問題ではなく、日本人の思考の特徴や、国民性も出ている現象だと考えたがいいと思う。

2009年8月18日 09:08

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