追跡取材で悪質詐欺集団メンバー出頭!巧妙な手口にもひっかからないぞ!(第6回)
こんにちは。社会部デスクの下川です。
6月29日・30日とリアルタイム及びZEROで二夜連続オンエアした
「パチンコPR詐欺集団逮捕までの一部始終」の特集、ご覧いただけましたか?
多くの視聴者に関心をもっていただいたようで、お蔭様で視聴率もよかったのですが、
驚くのは、詐欺集団の当事者も放送を見ていたこと!
特集ではメンバー2人が逮捕されたところまでお伝えしたわけですが、
その後、「テレビを見た!釈明したい!」と言って1人の男が警視庁に出頭。
当初「正当な商売だ!」と弁明していたのが、
取調べが進むうちに「金を騙し取った」と認めたため、逮捕されたのです。
まさに我々が姿をとらえていたあの詐欺集団のメンバーでした。
120日間かけて徹底取材をした甲斐がありました。これぞ「ACTION」!
警視庁は残るメンバーの逮捕にも全力を挙げています。
それにしても、今回の詐欺集団の巧妙な手口には呆れます。
前回のブログでも書きましたが、
彼らはまず、手当たり次第、携帯電話に電話をかけ、すぐに切ります。
そして、折り返し電話をかけてきた人に
「パチンコのPRスタッフを募集しています。2~4時間のお仕事で
最低一日1万3千円くらいの収入になります」ともちかけます。
その後で、「保証金として8万円くらい預からせてもらいます」などと言って、
保証金をエクスパックという小型郵便で送らせるのです。
エクスパックの送り先は私設私書箱。
そこにバイク便を取りに行かせた後、路上で受け取り、そのままお金をだまし取る、というわけです。
ATMに振り込ませて金を騙し取るのが、オーソドックスな振り込め詐欺の手口で、
やはり振り込め詐欺の被害としては一番多いようですが、
今回のようにエクスパックを使った詐欺の被害申告も
都内だけでも今年1月から5月までにすでに30件以上。
エクスパックで現金や貴金属を送ることは法律で禁止されているので
とにかく「現金をエクスパックに入れろ」と言う手口できたら
まず問題商法だと警戒したほうがいいでしょう。
さらに、最近さまざまな犯罪に悪用されることも多いのが、「私設私書箱」。
送付物を預かる民間の私書箱で、後で利用者がとりに行ったり、転送してもらったりするシステムです。
警察庁は、エクスパックやバイク便などを使って現金を送ってしまった人が
実際に被害にあった現金の送り先について、毎月ホームページで公開しています。
これらの中には、多数の私設私書箱の住所も含まれています。
こうしたホームページで、自分が送るもののあて先をきちんと確認することも
被害にあわないためのひとつの対策になるでしょう。
バイク便も、業者によってはあらかじめ登録された法人以外とは
路上で受け渡さない、などのルールを作っている会社もあり、
なんとか悪質な詐欺をなくそうとする努力は
警察のみならず、民間業者の中でも広がっているようです。
今回放送したような詐欺集団は
全国各地で今も少なからず、活動していることでしょう。
そういう集団の餌食にならないためには、
彼らの手口とその対策を知りつつ、
自ら「絶対にひっかからないぞ!」と意識することが
大切なのではないでしょうか。
今までに「第二弾、三弾もどんどんやってください!」といったご声援を
書き込みなどで多数いただきました。本当に有難うございます。
これからも勿論、日本テレビでは悪質詐欺と戦っていきます!
応援してください!
そして、何か情報をお持ちでしたら、お寄せください!
下川美奈


