地方の悲鳴から地方の再生・・・(第1回)

February 26, 2009 12:09 PM

「ウェークアップ!ぷらす」は昨年、ACTIONのテーマとして「地方の悲鳴」を取材放送した。
地方の雇用の問題、病院不足、農業問題、不況など、地方は大きなため息と苦しみを抱えてもがき苦しんでいた。
財政は大きく傾き、「地方の時代」という掛け声だけで、国からの公共事業や補助金も削減され、なのに地方の自立だけがスローガンとして大きく掲げられた。雇用不安がどんどん広がり、仕事はなくなり、都市との賃金格差や住民サービスにも格差が生まれ、ひどい地域は学校や病院もなくなり、どんどん住みにくくなっていった。本当にそれでよいのか?
日本は沈没するという危機感の中、「権限委譲」「地方の真の自立」を橋下府知事の改革などを柱に検証した。それが昨年の僕ら「ウェークアップ!ぷらす」の日本を変えるテーマ「地方の悲鳴」だった。

今年は、辛坊キャスターの言葉を借りるなら「悲鳴だけではなく、一歩進めて、未来を見据えた、地方の再生を提言し検証していこうじゃないか。地方が再生できれば日本も再生できる」という言葉通り、今年は「地方の再生」を提言し、取材していく。

未曾有の経済不況、雇用問題など全国に深刻な影が広がりつつある。
昨年の取材にもまして実は「悲鳴」は大きくなり、悲鳴すらあげる力もないくらいに地方は疲弊している。
そんな中ではあるが、新たなチャレンジ、アイディアを出している人たちも沢山存在している。
若者が農家に戻り、新しい農業スキームにアタックしている。シャッター街となった商店街の再生のために立ち上がった
若者がいる。大胆な財政改革で町の借金を圧縮し、住民が笑う町をプロデュースしようとしている首長がいる。
日本の地方で今何が起こっているのか?そして、どうなってしまうのか?再生への道はあるのか?
「ウェークアップ!ぷらす」は一年間、地方の再生を見つめていく。

今回のACTIONウィークは28日土曜日放送の「これが日本農業の実態だ」と「減反政策を考える」という二つのテーマをベースとして、石破茂農水大臣生主演で議論を深める。
ゲストは、片山善博前鳥取県知事・慶応大学教授、塩川正十郎元財務大臣、竹中平蔵元総務大臣・慶応大学教授、見城美枝子ジャーナリストだ。

日本の農業はあちこちで綻びを見せている。農業就業人口の約6割が65歳以上。日本の農業は高齢者によって支えられている。
後継者の絶対的な不足。
日本人の知恵と努力を集めてきた、日本の農業の知恵の蓄積がバトンを継ぐランナー不在のために、消えようとしている。
さらに日本の食料自給率は1961年に78%だったのに、いまではなんと40%。先進国では軒並み自給率がアップしているのに、日本は自給率低下、極端に低い水準にまで落ち込んでしまっている。
そして、また「米の国」とまで言われた、日本の米政策も岐路に立たされている。
今年はじめの石破農水大臣の聖域といわれた減反政策を議論するという姿勢に農水族は一斉に反発。
しかし、日本の耕作放棄地はどんどん拡大している。

農業は今日すぐ変えて、明日収穫できるものではない。
長いスパンでの政策展開、また土地の養生があり、技術の継承がありはじめて変化が見えてくる。
取材担当ディレクターは山田千恵美ディレクター、小林計洋ディレクター。
28日土曜日「ウェークアップ!ぷらす」では、いまの日本の農業の姿から見た、地方の再生を探る予定だ。

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