総理大臣の政治団体に行ってみた!前編(第3回)
2月5日、福田総理の地元、群馬県に取材に行ってきました。群馬県庁に保管されている総理の「政治資金収支報告書」を閲覧するためです。取材結果は後述することにして、まずは総理の政治団体を例に「政治資金のしくみ」について説明しますね。
福田康夫議員事務所によりますと、総理の政治団体は以下の4つです。
①千代田経済懇話会(東京都)→ 資金管理団体
②自民党群馬県第4選挙区支部(群馬県)→ 政党の選挙区支部
③福田経済研究会(東京都)→ その他の政治団体
③福田経済研究会(群馬県)→ その他の政治団体
政治家のお財布は大きく3つに分かれます。
・“第一の財布”=資金管理団体
政治家1人につき1つだけ認められるもの。持つか持たないかは政治家の自由なので、持っていない政治家もいます。代表は政治家自らがつとめなければなりませんが、団体名称はバラバラです。福田総理の場合、①の「千代田経済研究会」、民主党の小沢代表だと「陸山会」、公明党太田代表は「ビジョン21」、社民党福島みずほ代表は「瑞穂と一緒に国会へ行こう会」。「福田康夫資金管理団体」とか議員の名前がついていればわかりやすいと思うのですが、どうでしょう?一般国民にとっては名称だけでは誰の団体なのかわかりにくいですね。たとえば、名称の頭に「21世紀」がつく政治団体は、総務省届け出分だけでも40もあるんですよ(「政治団体名簿」平成18年版より)。
・“第二の財布”=政党の選挙区支部
政党や政党支部からの資金、企業・団体献金の受け皿です。法改正で、企業・団体献金は政党支部にしか献金できなくなりました。福田総理は②の群馬県第4選挙区支部ですが、今の選挙制度では第4支部に属するのは福田氏のみです。福田さんを応援する会社は、この政党支部に寄付することになります。
・“第三の財布”=その他の政治団体(後援会など)
政治家は複数つくることができます。代表者は後援会の会長や、秘書、親族、さまざま。福田総理の場合は2つの「福田経済研究会」。「福田」という名前がついているので、総理の関連団体だと想像がつきやすいですが、これも一般に団体名称はさまざまです。「鳩友会」(鳩山法務大臣)、「21世紀を真剣に考える会」(石破防衛大臣)、「通商産業政策研究会」(甘利経産大臣)…など。
私、この取材を始めるまでは、「資金管理団体」っていうのは「政治家一人の資金全部を管理している団体」だと思っていたのです!でも全然違うんですね。お財布のひとつにしかすぎません。法改正で資金管理団体の透明性が高くなって以降、この団体にほとんどお金の出入りをしなくなった議員もいるそうです。団体の名前だけをとってみても国民にすごくわかりにくいですよね。
後編では実際に総理の政治団体の政治資金をどうやって閲覧したのかお伝えします。
Comment
納税者 さん
小西さんのブログわかりやすくてとても参考になります。問題点がだんだんわかってきた気がします。続きを期待しています。
2008年02月23日 09:26

