7月11日の放送でご紹介「萩たまげなす」吉村 未来絵さん 23歳(山口県・萩)

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吉村さんは就農2年目。現在研修生として萩たまげなすを栽培しています。
もともとご両親が農業をやっていましたが、初めは農業をやろうと思っていなかったそうです。しかし、将来のことを考え、向いている仕事を模索するために1年間、国の海外農業研修でスイスに行きました。戻ってきてから、少しずつ農業と自分の将来を重ね合わせて考えるようになってきています。
今では萩たまげなすの規模を大きくして行きたいと考えていますが、まだまだ若手ということもあり、他の農家さんとの関わりや共選などでの自分の立場が苦しく思っています。
栽培の一番のポイントは水やり。最初はたっぷり水をやり、ある程度成長してから一度水絶ちをします。そうすることで実に甘さが乗るそうです。また、木のしっかりしているものにはあまり水をやりすぎないようにしたりと、調整としています。他にも芽かきや葉かきなど、やることはたくさんありますが、まだまだ勉強中。

「まだわからないことだらけだし、始めたばかりで農業に自分が向いているかどうかもわかりません。
ですが、これをきっかけにもっと深く農業を考えていければと思っています。」

萩たまげなす

大きいものは長さ約30㎝、重さ800g近くにもなる超大型のナス。
「田屋なす」という品種名は、長門市田屋地区で栽培されていたことに由来します。のちに萩市に種が渡り、自家採種で栽培が続けられてきました。とくに500g以上で品質の良いものが「萩たまげなす」として出荷されています。はじめになったナスが、地面に達する程大きくなったあとも成長し、ナスが地面を押し割る様子を地元では「地割り」と呼びます。
皮は薄く、肉質はきめ細やかで、りんごのような食感と味があり、アクが少ないのが特徴です。

山口県萩市

江戸時代に、毛利氏が治める長州藩の本拠地となった都市として有名。司馬遼太郎の幕末小説である『世に棲む日日』や『花神』は、この街が舞台になっています。
鍵曲(かいまがり)は鍵の手に曲がった通路で、戦いの際見通しを悪くして、敵の進入を防ぐためもの。重臣たちの屋敷を守るために造られたこの平安古鍵曲は、堀内地区・追廻し筋の鍵曲とともに、城下町特有の街路の姿をそのままに残しています。
夏蜜柑が実る季節になると、土塀の上から黄色の果実がのぞく風景は、萩ならではの景観となっています。