村山アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。 この番組は、日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。
山王丸アナ・村山アナ
山王丸アナ: 今朝は毎月開かれております、『日本テレビ放送番組審議会』の審議の模様をご報告いたします。今回は、毎週水曜日午後7時から放送されている『一億人の大質問!?笑ってこらえて!』についてご意見を伺いました。

村山アナ: それでは、先ず初めにどのような番組なのか、簡単にご紹介いたしましょう。

山王丸アナ: この番組は、毎回様々なテーマを取り上げ、日本全国を取材。そこに生きる人々の生活実感をインタビューや取材映像で追うアットホームな情報バラエティー番組です。主なコーナーとして『日本列島ダーツの旅』『日本列島幼稚園の旅』『日本列島ちょっと昔の旅』などがあって、今を生きる老若男女の人生の一コマを笑いと感動で綴ります。人々との触れ合いこそ、この番組の命です。

村山アナ: それでは、番組審議会の審議の模様をご覧戴きますが、合評に入る前に、萩原編成局長から、次のような説明がありました。「『一億人の大質問!?笑ってこらえて!』は、十一年前に放送された『どちらさまも笑ってよろしく』をリニューアルして四年前に現在の形になった。昨年の年間平均視聴率は17.8%をマーク。注目したいのは視聴者の年代で、特に子供と二十代から四十代の女性の視聴者を獲得している。このことからも、この番組がお茶の間に広く受け入れられていると言える。今後、益々伸びるのではないかと思っている。」と以上のような主旨の発言があって、審議委員の皆様による合評が行われました。

山王丸アナ: それでは、その模様をご覧ください。

A副委員長: 拝見いたしまして非常に愉快で笑いがあり、何て言いますか家族ぐるみで見られる番組だと、こういうふうに思います。バラエティーの中でもこういう番組が、やはりあるということが素晴らしいことで、素人の方が特に意識して出てるのではないと思いますが、カメラが回ってると素人というのはどうも意識するんですが、それはそうといたしまして、下手なタレントよりも遥かに率直な言動があり、その中にユーモアがあって笑いがあるということで、なかなかいいプロデュースをされているというふうに思います。

B委員: 私は非常に率直に見ての感想というのは、それなりに楽しいし、それから非常に健康的であるし、家族で見たりするのに一番いいなというふうに思いましたが、見終わってからは、あ、そう、あ、そうなのという感じで余り強烈なインパクトと言うか、印象は残らない番組だなと、なかなか普段見る時間帯の番組ではないんですが、そう思ったのです。さほど強烈な印象が残る番組を、もともと意図しておられないのだろうと思いますけれども、余り強い印象は受けなかった。ただ、5人のゲストの方は余り発言をしておられないようだったし、このゲストの意味は何なのかというのがふっと思ったこと。ただ、子供達、あるいは家族がこれをリラックスした時に見るのには、非常に健康的で健全で楽しい番組ではないかというふうに思います。

C委員: テレビを見て笑うことって案外ないので、そういう意味では笑いを作りだす、生み出すタイミングみたいなもの、おそらくどこでカットするとかその辺りのタイミングってすごくあると思うんですが、その辺が見えないところで随分上手に作っていらっしゃるだろうなということは感じました。ダーツの時もそうでしたし、今度も紐みたいなので地図を引っ張り上げて、どこにいくか分からないという、その偶然に任せてるといういい意味の無責任というか、片仮名の無責任みたいなところは、所ジョージさんのキャラクターとすごくあってるので、良くも悪くも私はそこのところがこの番組の特性でもあると思うし、それから地方に今いろいろな人が出かけて行く番組は山とあるんですが、タレントが行かないのが大変好感を持ちました。ただやはり、地方、地方の人達が大変元気でヒューマンで、非常に豊かな人間の顔をしていて、そういうものがテレビに出てくるというのは、基本的にとても私はいいことだと思っています。ただスタジオにやって来ると突然硬直しちゃうという、そのギャップもなかなかおかしいんですが、ですからこういう何気ない中で、そういうことをなさっているということに関しては、全般的には好感を持って拝見させていただきました。

D委員: この番組は大変スピードがあって、1時間があっという間に過ぎてしまいます。『ダーツの旅』『夜の県庁所在地』、『幼稚園の旅』、どれも他の番組では真似できない個性的な企画で、一つ一つがそれぞれ単独の番組になれる力を持っているコーナーだと思います。敢えて難点を言えば、やはりゲストの方が多すぎて、そのゲストの方によっては、一回も発言の場面がないという方もいて、ただ後ろで手を叩いたり笑っているだけという方で、もしゲストの方が必要なのであれば、その土地に何らかの関わりがある方ですとか、何か熱い思いがある方ですとか、何か工夫をして下さるといいと思いました。私はこの番組が大好きで、あとに何も残らないというご意見もあったのですが、私は結構地方の方々の笑顔ですとか生き方というのが心に残っていまして、嫌な事件も多いんですが、日本も捨てたものではないなということを思っております。

E委員: 最近はこういうテレビ番組がわりと砕けてる部分というのは多いようなので、仕方ないなと思いながら対象の視聴者というのは、もしかしたら小学校の低学年から幼稚園の子供達、それとお母さん方かなという印象を最初は受けました。内容的にはいろいろな偶然性から地域の名物を紹介するとか、面白い方を紹介するということで大変良かったんですが、進め方自体が最近のバラエティー、みんなそうですが、騒々しくて何か悪ふざけしながらというところは、私は個人的にあまり好きではないです。ですから、番組の評価は大変低い評価になってしまいました。それからスタッフが出てくるというのは非常にいいというご意見もありましたが、私はスタッフというのはあくまで裏方でやっていく仕事ではないかというふうに思っておりますので、表に出てくるというのは何となく違和感を感じます。

F委員: 切り口がすごく新鮮で、全てのコーナーが無作為で選ばれているということが、とても公平感と言うか清々しさがあって、それで引きずり込まれていくのに加えて、このコーナー一つ一つが、大変ユニークで面白いと思いました。ただ、どれもこれもが一応美味しいものを食べる旅みたいなところになってしまってるような気がするんですが、それが続くとこういう似たような番組がありますから、ちょっとうんざりなんです。お子さんに取材をして、これは絶対出るからねと言って、すごく楽しみにしていたのに出なかったと、とても傷ついたというような話題があったと思うんですが、そういったことになってしまわないかなと、そのフォローをどの程度していらっしゃるのかな、多分、あれだけの秀逸な面白さが出る陰には、すごいたくさんの駄作もあるんではないかと、こちらでは駄作と言えますけれども、ご本人にはそれは言うわけにはいかないわけですから、出なかった方へのフォローを心していただきたいような気がします。

G委員長: 日本中のいろいろな場面、そしてそこに住んでいる人々の生活、それが紹介されて、日本も捨てたもんじゃないなというご意見もありましたけれども、そんな楽しい雰囲気で見せていただきました。ただ、私共はそれによって何が伝えられるのかといことを、ついつい理屈っぽく考えちゃうものですから、そういう視点で言わせていただくと、質問をもう少し工夫してそういう質問をポンとぶつけると、そこに本音も出るし、つまり同じ質問をするにしても、その質問を本当に精選してぶつけると、そこに思わぬ相手がドギマギしたりという、その真の表情みたいなものが出るのではないか、そういう気がするんです。

村山アナ: 総じて好評でしたが、スタッフが取材VTRの中に登場すること、そしてスタジオゲストが必要か否かという発言が多くの委員から出されました。これに対して、番組プロデューサーから次のような発言がありました。

山王丸アナ: 「タレントが訪問して、ロケ隊を組んで取材すると、人々は構えてしまって、なかなか素顔を見せてくれない。ホームビデオを手にしたスタッフだと、リラックスするようで、思わぬ素顔を見せてくれる。試行錯誤の結果、スタッフが出ること云々よりも人々のふだん着の姿を写すと言う狙いを優先した。スタジオのタレントさんには、視聴者の共感を得る繋ぎの役割を期待している。よりアットホームな雰囲気を作るための演出である」との説明がありました。

村山アナ: 今日は三三六回番組審議会の模様をご報告しました。最後にBROからのお知らせです。

『放送番組の制作では、個人の名誉やプライバシーなど人権に対して細心の注意を払う必要があります。でも、万一貴方の人権を侵害してしまったらBRO。BROは放送による人権侵害を救済する機関です。あなたとテレビがもっといい関係になる為に。』

     BRO「放送と人権等権利に関する委員会機構」
     03-5212-7333

山王丸アナ: 番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102-8040、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号は、03-5275-4390
     ファックス番号は、03-5275-4505
     お電話、ファックスは24時間受け付けております。
     皆様からの御意見をお待ちしております。

村山アナ: それではまた来週お目にかかります。




|あなたと日テレ|HOME|