村山アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。 この番組は、日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。
山王丸アナ・村山アナ
山王丸アナ: 今日は、4月25日に開催された第337回日本テレビ放送番組審議会の報告をさせて頂きます。

村山アナ: 議会では始めに、4月から視聴者の代表として、日本テレビの放送番組審議会委員を務めている佐藤美也子さんが紹介されました。

山王丸アナ: 続いて日本テレビの萩原常務から四月期の番組編成について説明がありました。この中で、萩原常務は、今年の四月期は、ドラマの新番組3本を除いては番組の改編を行なわなかった事を明らかにしました。その理由として、日本テレビが6年連続で視聴率4冠を独占してる事、4月からプロ野球の巨人戦の中継が大量に組まれている事。そして今年は、総選挙やシドニーオリンピックなどがあり、新番組を4月にスタートさせても全部中断する事になると説明しました。一方、新しいドラマについては、土曜日の『伝説の教師』が高視聴率でスタートした事。『永遠の仔』と、『天使が消えた街』も健闘している事などの報告がありました。

村山アナ: 審議会のメインテーマになった『放送と青少年に関する委員会』は、NHKと日本民間放送連盟が、今年の4月1日に設置したものです。そして、この委員会は放送と青少年に関する視聴者からの意見を審議して公表すること。また、視聴者と放送事業者を結ぶ「回路」として、機能する機関を目指します。委員のメンバーは、委員長にジャーナリストの原寿雄さん。副委員長は教育評論家の尾木直樹さん。武蔵工業大学教授の岩男寿美子さん。横浜市立大学助教授の川浦康至さん。富士短期大学助教授の後藤弘子さん。お茶の水女子大学教授の無藤隆さん。生活ジャーナリストの山谷えり子さんの皆さんです。それでは番組審議会での発言をお聞き下さい。

A委員: 敢えて『放送と青少年に関する委員会』と名付けたのは、おそらく放送が青少年に与える影響が極めて大きいと、悪い方に大きい、そういうことを憂慮してこういう委員会が作られたのだろうと思います。しかし考えてみますと、果たして今の若い人たちがテレビと一体どれだけ接してるのか、そういった多様の中でテレビがあるに過ぎないわけでして、果たして最近の青少年たちの素行が悪くなったとか、あるいは犯罪行為が続出するようになったことを、テレビ、あるいは放送だけで短絡的に結びつけて果たしていいものかという気がするんですけど。それから、委員のメンバーを見てみますと、やはり中高年層の人だろうと思います。つまり、大人の感覚で子供を見てるという感じがするんです。子供たちは子供たちなりの倫理観とか、そういう考え方は持っているわけでして、それを全くなくして、最近の若い者はという高所から低いところを見下ろすような形で取り上げるケースが、どうも多くなりそうだ。どうも古い人たちと若い人たちの感覚のずれ、これを高いところから高年齢層の人から若い人を見て、おかしいとかいうやり方ではなく、若い人もこういう委員会に入れて若い人の感覚がこういうのが当たり前になる、そういったような感覚をもっと取り入れないことには、やっぱりいけないのではないかという感じを、この委員会の構成を見て思ったんです。

B副委員長: この委員会が発足したわけですから、これはこれとして今後どういうふうに機能していくのか、これを見ていかなければいけないだろうと思います。この当委員会が今後どういう形でPRしていくか、PRをしっかりしないと、やはり分からないんです。だから放送局は放送局で受け身で、いろいろな苦情やら投書があるだろうと思います。それを放送局自身が当委員会に相談を持ち掛けるということは、ほとんど僕はないと思っています。逆に法的な拘束力をこの委員会が持ってるかどうか。あるいは、郵政省の問題ではなく文部省とも相談しながらやるのかどうか、こういう問題をしっかり日本テレビからの、当委員会に対してどういう議論をしていくのか、法的な拘束力があるのかどうか、そういうものを含めて積極的にこちらから意見を申し上げた方がいいと思います。

C委員: 青少年と言ってもやはり幅が広いと思うんです。すごくまだ経験の少ない幼児から、中学生、高校生、いろいろな形でやっぱりテレビから影響を受けていると思うので、もし調査ということがあるようでしたら、やはり年代別というか、少しいくつかに分けてやっぱり調べる必要があるのではないかと思っています。いろいろな疑問が出てきて、こういう委員会が作られてると思うんですが、私はテレビの世界を外から見ますと、やはりやり過ぎではないかと思ったことが、10年前、20年前よりは増えたような気がしますので、やはりこういう問題は真剣にいろいろ考えていく必要があるのではないかと思います。

D委員: ただこういった委員会が出来て、例えば暴力シーンであるとか、過激な場面をどんどん排除していってしまうだけでいいのだろうかという感じはします。また本当のベース、良心と言っていいのでしょうか、そういったものに対する基本というものにぐらつきがあるように思うんです。そこへ持ってきて、そういう魅惑的な格好いい、ちょっと悪そうな言葉というのが出たりするとそれに乗って、それを批判するのではなくて、丸々受け入れてしまうような流れになっているのが心配だと思うんです。ですから、こうやってこの会で悪い方ばかりを排除するというのはいかがなものかという気もします。この委員会も視聴者代表という方をメンバーに入れていらっしゃるということは、私はとても素晴らしいことだと思います。そういう意味で、こういう有識者の方も結構ですが、例えば学校の先生方とか、育児中のお母さんとか、それから幼稚園の先生とか、そういった本当に現場で困っていらっしゃるとか、現場で悩んでいるような方も何人か加えられて、生の声を吸い上げていった方がいいのではないかと思います。

E委員: その場、その場のリアルタイムで生の声を取り入れていくということはすごく貴重なことですし、その場で返ってくる反応というのは、やはり何事にも変えがたいと思います。もちろん、ファックスをいただいたり、お電話をいただいたりという中にも、貴重なご意見は多々あると思いますが、同じ時間を共有してディスカッションすることによって、聞きながらあるいはその場で考えながら、また違った意見が生で出てくるという一触即発的な発展もきっとあるのではないかと思いますし、今後、この委員会の中でも、視聴者側にまだ余り知られていないこいうこともありますので、それを知って頂く意味でも、ぜひフォーラムといった形をこれから数多く取り入れていって頂きたいと強く思っています。

F委員: 『放送と青少年に関する委員会』というようなものの必要性、いろいろな委員会が出来ている中で、必要なのだろうかというご意見があったと思いますが、私もそういう感じがしないではないんです。よく考えてみますと、おそらく『放送番組向上協議会』という全体の仕組みがそういうものでありましょうし、『放送番組向上協議会』も、今回の『放送と青少年に関する委員会』も、そう言えばそういうものになってしまうのだろうと、おそらくこれから全体の仕組みというのは、番組の内容に対する政治だとか、郵政省、あるいは文部省等をはじめとする行政の介入に対する1つの防衛措置と言いますか、備えという面があるだろうと思います。今回出来た委員会がどれだけの実効性があるのかと言うと、疑問の向きもあろうかと思うんですが、多分形を整えておくと、こういう仕組みがあって、そこで権力的でない批判とそれに対するリスポンスと言いますか、広い意味の対話がある、そういう仕組みが可能になっていることが、放送の自由を守ったり、あるいは広い意味での表現活動の自由を守ったりする上で必要なのではないかと。それから実効性だけのことに注目しますと、ややスニカルな見方も出てくるかと思いますが、今申し上げたように理解すれば、この存在価値はそれはそれで良いのではないかと、こういうふうに思っております。

G委員長: 番組審議委員長会議の中で、讀賣テレビさんの方から、子供番組審議会を作ったらどうかと。子供というのはつまり青少年を含むような、そういう人たちの番組に対する意見も吸い上げるような事も、この委員会の方の仕事だと思いますが、そういうものもぜひ、やっていただけたらと思います。それから、最終的に今日の委員の先生方のご意見を承っておりましても、番組そのものを規制していくという考え、それもある程度、当然自主的な規制というのはあっていいと思いますが、それと一方において、いわゆるメディアリテラシーへの取り込み、これが非常に大事になっていくのだろうと思います。

村山アナ: 今朝は第337回日本テレビ放送番組審議会のご報告をさせていただきました。最後にお知らせです。

『放送番組の制作では、個人の名誉やプライバシーなど人権に対して細心の注意を払う必要があります。でも、万一貴方の人権を侵害してしまったらBRO。BROは放送による人権侵害を救済する機関です。あなたとテレビがもっといい関係になる為に。』

     BRO「放送と人権等権利に関する委員会機構」
     03-5212-7333

山王丸アナ: 番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102-8040、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号は、03-5275-4390
     ファックス番号は、03-5275-4505
     お電話、ファックスは24時間受け付けております。
     皆様からの御意見をお待ちしております。

村山アナ: それではまた来週お目にかかります。




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