. あなたと日テレ




村山アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。 この番組は、日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。
山王丸アナ・村山アナ
山王丸アナ: 今朝はまず、お便りからご紹介いたします。日本テレビのホームページを見たら、「日テレ式採用革命はじまる」と言う、見出しが飛び込んできました。何やら社員募集に関することのようですが、詳しい内容を教えて下さい。

村山アナ: 今、このおハガキにありましたホームページと言うのはこちらなんですね。日本テレビは今年からディレクター、プロデューサー職はすべて年俸制契約社員として採用することにしました。そして採用にあたっては面接だけではなく、6週間に及ぶテレビ制作実習を通して適正を判断すると言う実践的な採用方法を取り入れました。

山王丸アナ: 学生はこのホームページを通じて応募します。そして、面接や筆記試験によって50人に絞られ、その後テレビ制作実習を受けることになります。その様子ご覧ください。

村山アナ: 6月26、27日の二日間にわたって書類審査を通過した学生に対して第1回の面接が日本テレビ本社で行なわれました。中には個性的な服装をした学生も見うけられました。一方、面接官はドラマやバラエティー、情報番組のベテランディレクターやプロデューサーです。

佐藤エグゼクティブディレクター: 編成局が初めてとるということです。従って野球で言えば今年からフロントがドラフト選手をとってくれるという事ではないということ。俺達選手が一緒に練習をやって最後には紅白試合をして採るか採らないかを決めるという元年です。今までの試験のチェックの仕方とは違います。俺達が俺達の後継者を採る、そういう感覚でやって下さい。

山王丸アナ: 後日、学生達は予想もしない課題を突きつけられました。一例を挙げると「(8年前の電波少年の最初の放送を見せて)この中に、高視聴率番組となる“芽”がどこにあるか、考えを述べよ。週刊ストーリーランドでは、ゲストと字幕スーパーは要らないという意見がある。それについての意見を述べよ。」など、これらの課題を乗り越えた50人が番組制作実習に移ることが出来るのです。

佐藤エグゼクティブディレクター: 「今まで6分間の面接で決まっていた君達の運命を、6週間一緒にテレビを勉強しながらやろうということです。テレビを見る事とテレビをつくる事は全く違うものです。君達は今までテレビを見るという事を他の人よりもいっぱいしてきたでしょう。しかしそれは何の役にも立たない。テレビをつくるプロというのは全然別のものです。テレビをつくるプロとテレビを見るプロの違いを頭に叩き込んでもらおうという学校であります。毎年日本テレビに意気揚々と入った新入社員の中から、数人が脱落していきます。現場がやりたくて、現場でなければ嫌だといっていた人間が現場から降ろして下さいと言う。そのくらいキツイものです。」

村山アナ: これまでの採用試験といいますと、面接と筆記試験までだったのですが、今回からはそこからまた更に長い実習ということで違う厳しさがあるわけですね。ではこの開校式のあと早速、クラスごとに実習が始まりました。

山王丸アナ: 50名の学生は、4人の講師のもとで勉強します。佐藤孝吉エグゼクティブディレクターは、『アメリカ横断ウルトラクイズ』や『追跡』『はじめてのおつかい』など情報系の番組を手がけてきました。斎藤太朗エグゼクティブディレクターは、『シャボン玉ホリデー』や『ゲバゲバ90分』を担当し、現在は『おもいッきりテレビ』を手がけています。

村山アナ: 細野英延エグゼクティブディレクターは、『外科医・有森冴子』や『家なき子』を手がけ、現在は『フードファイト』などドラマを専門としています。神戸文彦エグゼクティブディレクターは、『11PM』や『カックラキン大放送』『仮装大賞』と数多くのバラエティを手がけてきました。こうしてクラスごとに少人数でより実践的な実習をということになったんですが、それではその実習風景というのをちょっとのぞいてみることにします。

山王丸アナ: 佐藤教室ではまず、カメラについて学びます。そして撮影の現場を再現して次に照明の大切さを学びます。普段ではスタッフも絶対に触れる事のできない一台数千万円のテレビカメラ。触れることを許された学生達は興味津々です。

佐藤エグゼクティブディレクター:

「それぞれの分野についてそれなりのプロでないとダメだってことだな。」

山王丸アナ: プロの編集マンに教わり、編集機を動かす。この編集機はディレクターを目指すものにとっては、毎日履く靴のように欠かせない機械です。

インタビュアー: 学生さんたちすごく楽しそうな表情なんですけれど、いきいきしてますね。

佐藤エグゼクティブディレクター: 学生さんたちはね、自分を飾るでしょ。何とか企業にあってる人に見せたいという戦いを、もうこの半年くらいやっているわけだ。裸になってもらって本当にテレビを楽しみながら勉強してその結果で僕たちも判断し、彼らも自分が本当にテレビに合っているかどうか自分で判断し、最後は運命の女神が決めてくれるというのがいいかなと思っているんですけどね。

インタビュアー: 今回は、日テレ式採用革命と銘打って年俸制契約社員と言うことですが。

佐藤エグゼクティブディレクター: そうですね、まず終身雇用ではないということですね。これは世界の潮流ではないでしょうかアメリカはみんなそうでしょう。成績をあげた人はまた契約してもらえる、野球選手を考えていただくとわかると思うんですが19歳で7000万をとる人もいれば、40歳になっても仕事が出来なければ辞めなければならない。多分そういう厳しい世の中にこれからなっていくと思うので、年功序列でだんだん何もしなくてもあがっていくのではなくて、成果をあげた人には成果なりの給料をというやり方にしていかなければ、日本の企業の全体の力が無くなってしまうということで日本テレビも、年俸制そして、契約制という形に現場は変えてみました。日本テレビとしても自信を持ってやってはいますけど、この制度若干不安はあるわけで、日本人がどのくらいグローバルな感じになっているのか、それとも明治以来の終身雇用制度の古さをそのまま持っているのかドキドキしながらやっています。

村山アナ: こうした実習を経まして、来年度に採用されます制作部門の新入社員が決まるということになっています。今週は年俸制契約社員の採用についてお伝えしました。

山王丸アナ: 今朝はもうひとつ、ご報告があります。第340回放送番組審議会が7月17日に開かれました。テーマは毎週金曜日午後5時から放送しているアニメ『それゆけ!アンパンマン』です。冒頭、日本テレビ側は、番組が5歳までの児童を対象としていること、文化庁のテレビ優秀映画奨励金交付作品に選ばれるなど数々の賞を受賞していることなどについて報告しました。

村山アナ: 番組審議委員からは、「声優たちが発音する言葉が実に歯切れがよく、物語の構造も明確に出来ている」「『僕はまだ修行中だ』とか、『未熟者』など、このような言葉が小さい子に伝わるのか疑問だが、これをきっかけとして親子の会話が弾めばよいのではないか」「海外にも輸出されているようだが、アンパン、カツドンなどは想像しにくいのではないのか」「子供のときに見た漫画は一生忘れない。このような心温まる、アニメは生涯いい影響を与える感じがした。」などの意見が出されました。

山王丸アナ: これを受け日本テレビ側は、「声優はトップクラスの人に出演してもらっている」「アニメは最近ガイドラインが厳しくなったが、これは内容・映像表現も穏やかで、子ども達の情操にはいい影響を与えているのではないか」などと答えました。

村山アナ: それでは最後にお知らせです。

『放送番組の制作では、個人の名誉やプライバシーなど人権に対して細心の注意を払う必要があります。でも、万一貴方の人権を侵害してしまったらBRO。BROは放送による人権侵害を救済する機関です。あなたとテレビがもっといい関係になる為に。』

     BRO「放送と人権等権利に関する委員会機構」
     03-5212-7333

山王丸アナ: 番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102-8040、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号は、03-5275-4390
     ファックス番号は、03-5275-4505
     お電話、ファックスは24時間受け付けております。
     皆様からの御意見をお待ちしております。

村山アナ: それではまた来週お目にかかります。




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