. あなたと日テレ




村山アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。 この番組は、日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。
山王丸アナ・村山アナ
山王丸アナ: 今朝は「341回番組審議会」の報告をさせて頂きます。今回の審議対象となったのは、毎週月曜日の午後8時から放送している『世界まる見え!テレビ特捜部』です。

村山アナ: ではまず、『世界まる見え!テレビ特捜部』がどんな番組か、ご紹介致しましょう。

山王丸アナ: スタジオの所ジョージ、ビートたけしのユーモアたっぷりの発言や実験が呼び物となっている『世界まる見え!テレビ特捜部』。世界各国のテレビ番組から衝撃的なシーンや心温まる良質なドキュメンタリーなどをピックアップ。知的で楽しいエンターテインメント番組です。

村山アナ それでは、審議会の模様をご覧いただきましょう。

山王丸アナ: まず、福島編成局長から番組についての説明がありました。

村山アナ: 「『世界まる見え!テレビ特捜部』は、まもなく十年を迎える長寿番組です。その生命線は、いかに世界各国から良い素材が集められるかにかかっていますが、最近では良い素材が揃い、同時に視聴率もアップしてきました。この番組の視聴層は、5才から12才の子供達とお母さん達でおおよそ占められています。」との説明がありました。この後、審議委員の皆様の発言が続きました。それでは、第341回番組審議会の模様をご覧いただきましょう。

A: 私も拝見していて非常に良い番組で、小さな子供達、あるいは家族で見てて非常に安心して楽しんで見られる番組だなというふうに思いました。メインゲストの方々は、この回に限ってかもしれませんが非常におとなしくて、あまり発言をしておられなかったと、ビートたけしさんもあまり存在感が無かったなと、別にこういう番組ですからあまり存在感が無くてもいいのかもしれませんが、そんなふうに思いました。私はあまりこういう番組の的確な批判能力が無いのですが、一緒に見てくれました高校3年生の娘に、日本テレビの番組審議会で何か言わなければならない、君はどう思うのかと参考意見を聞きましたら、この番組は非常に古い、他局には似たような番組はない。それからバラエティーの中ではいい番組じゃないのと、こういうふうに3つ指摘しておりまして、福島局長のご説明と非常に符合する感じであったので一応ご紹介申し上げます。

B: 大人の感覚からするとあまり面白くなかったという感じがします。子供と母親が見る番組であるというのだったらわかるんですが、何かあまり面白いという印象は受けなかったわけです。というのは、ここに取り上げているいくつかのものについては、これと同じではないでしょうけれど、類似した作品を今まで何回も見ているということにあるですね。例えば、井戸から救出するというのがありましたけれども、あれよりもっと緊迫感のあるもは何回も前に、テレビで見ておりますし、そういった様なものがいくつかありましたので、感動性が少なかったという気がしました。それから今回は一応3つのテーマで分かれてやっておりましたけれども、全体として何か一貫性が無くて盛り上がりに欠けるかなという気がしました。何かひとつのテーマでもって全体を括った方が盛り上がりがあって良いのではないかという感じが致しました。全体としては、ひとつの番組が盛り上がったところで、「ヘェー」とか「ヒャー」とかいう声が入るんですね。あれは極めて画一的なので、多分擬音、擬声だろうと思うんですが、なんか白々しいという感じがします。むしろ無い方が良いのではないかと思いました。

C: これが10年も続いていらっしゃるとは本当に知らなかったんですけれども、世界中のテレビ局から集めて番組をと書いてありますけれど、本当にこういった事は誰でも考えそうなことで、なのに全く無いわけですね、こういう種類の番組は。うまいところを考えられたなと思って、今、私パソコン始めたばかりでハマってるんですが、コピーアンドペーストという感じの、全く色々なところからコピーをしてきて貼りつけてるというような感じ、良い意味ですけれど、なかなか着眼点が面白い番組だなと思いました。

D: この番組は、良くも悪くもNTVスタイルだと思いましたね。「クイックサンド」だなんて言うのは、もっと実験や何か繰り返して、スタジオの中で同じようなことをやったりして、教育番組に変えて少し真面目で視聴率の低い番組にしてしまうかもしれないですけれども、NTVは、これはやっぱり面白く、NTVスタイルでこういうものをやるのだなと思いました。確かにバラエティー番組としては面白いし、視聴率は上がるかもしれませんが、欲を言えば、ただ面白くて視聴率を集めるだけで良いかという反省が、少し、5%くらいでいいですから、番組を作ってる時にちょっと心の隅においておいてもらえればいいと思うんですね。

E: 残酷シーン、それを残酷や単なる病的ではなく、生物は、強いものが食い殺して弱いものが食い殺されて、そしてみんな全体として生きていくわけだけれど、その事を伝える伝え方に何かがなければいけないのではないかと言うことを感じました。動物だけではなくて人間も含めて、この頃起こっているような世相のことを伝える時にでも、報道者、表現者にとても微妙で難しい資格、心がけが要求されていると思います。そうでないと逆のそういう事を是認して、血を流して、弱いものを苛めて殺して、ざまあ見ろいい気味だと言うようなことをあおることになります。だから、この事は我々は本当に常に心の中で考えていかなければいけない事だと思いました。

F: よりリアルな映像を伝えると言うことで、見ているものに感動とか衝撃を与えると言う効果はもちろんあるわけですが、その映像のどのくらいと言うか、深さと言うか、その部分をもう少し慎重に考えていって頂ければという気が致します。映像的な部分ではやはり子供も見ていると言うことを良くご存知なわけですので、どの辺まで画面に出していいかどうかと言うところを、非常に神経を注いで頂きたいなと言うのがひとつのリクエストとしてあります。動物ものに関してだけ取り上げると、他局でも随分長い番組がありますし、視聴率のいい番組もありますので、二番煎じにならないと言うことも踏まえて、うちでしか出来ないという色を出していくことを考えながら作っていくことが、これから長く続けていけるかどうかと言うことにつながってくるのではないかと思います。

G: こういう番組を見る時に、私などは申し上げることは全て視聴率を低下させるような方向の発言になるんですが、一つ一つがどういう意味を持っているのかなと言うことを、つい考えちゃうんですね。他局だったらおそらく価格的な番組として扱ってしまうだろうと、そうするとずっと面白くなくなるだろう、それはもうその通りだと思うんですが、ただ、無条件に面白いものだけを集めるという、それがあるいは日テレ式というのかもしれませんが、その辺にもう少し何かある種の主張というか哲学というか、何かがあって欲しいなというのが、私が兼ねてからのテレビ全体に対する願いなんです。つまり、後で家庭の中で親子の対話と言うことを考えた時に、「面白かったね。凄いね。」ということだけで終わるのではなくて、「ああいうことはやりたくないね。」とか「あれはちょっと残酷だね」というような会話が、母と子供の、あるいは父、あるいは家族との間で交わされていくということ自身が、いわゆるメディアリテラシーみたいなものを育てていく根幹になるのではないかというような気がするんですね。

村山アナ: 総じて好評のようでしたが、“残酷なシーンや犯罪捜査を放送すること”の是非が問われました。これらの発言に対して、担当の吉川チーフプロデューサーは、次のように答えました。

山王丸アナ: 「世界のテレビ映像を検索してると、見るに耐えない残酷なものも多い。そうした物は、基本的に排除しています。放送しているものは、親子で視聴できる範囲のものを心がけています。また、品位に欠ける物もあるとのご指摘ですが、我々としてもその点を留意しており、さらに、注意していきたいと思います。」との発言がありました。

村山アナ: 今日は「第341回番組審議会」の模様をご報告致しました。それでは最後にお知らせです。

『放送番組の制作では、個人の名誉やプライバシーなど人権に対して細心の注意を払う必要があります。でも、万一貴方の人権を侵害してしまったらBRO。BROは放送による人権侵害を救済する機関です。あなたとテレビがもっといい関係になる為に。』

     BRO「放送と人権等権利に関する委員会機構」
     03-5212-7333

山王丸アナ: 番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102-8040、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号は、0570-040-040
     ファックス番号は、03-5275-4505
     お電話、ファックスは24時間受け付けております。
     皆様からの御意見をお待ちしております。

村山アナ: それではまた来週お目にかかります。




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