村山アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は、日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。
山王丸アナ・村山アナ
山王丸アナ: 今朝は第343回日本テレビ放送番組審議委員会の報告をさせて頂きます。


村山アナ: 今回は、夕方の報道番組『ニュースプラス1』についての合評が行なわれました。

山王丸アナ: 合評に先立ち、報道局の石井局長から、『ニュースプラス1』についての説明が行われました。『ニュースプラス1』は、今年の10月から2時間枠に拡大され、夕方5時からの放送となりました。大きな事件や事故、災害などの有事に即対応する為というのが最大の目的です。

村山アナ: これまでも『ニュースプラス1』は、「かなり有事に強い」という定評があり、大きな事件・事故の時は、かなりの視聴者の方が『ニュースプラス1』を通じて情報を得ているという傾向が最近はっきりとしてきました。

山王丸アナ: キャスターは今まで通り、真山・木村というベテランコンビに、藤井・山下というフレッシュな若手アナウンサーを加えて、ニュースのほかに毎日豊富な生活情報をお送りしています。

村山アナ: それでは合評の模様をご覧いただきましょう。

A: 全体として、やっぱり2時間の枠というのは全部見るのは私には長い感じがしました。決して通して見られるようなものではないと思います。見ているうちに何か本当のニュースが見たいという感じがしてくるんですね。しかも事件、例えば娘の死骸を助手席に置いて逮捕されたという事件の報道がありましたけれども、そのナレーションが余りにもニュース的じゃないんですね。何かドラマ的なんです。私は、ニュースをあそこまで面白くしようとしてしまわなくてもよいのではないかという気がするんです。

B: 今、A委員からニュースを面白くすることの反対概念として、ニュースをニュースとして受け取るようにするにはどうすればいいのかというお話がありましたけれども、報道するメディア自身がそのニュースをどういうふうに受け取り、本気で伝えようとしているか、伝えるべきものがあると無意識のうちにも感じ取って報道しているか、ただ何かあったから右から左に流しているだけなのかという違いがとても大きいと思うんです。本当に報道関係というのは、「きょう何もネタいいのないよな」と言う時にこそ料理人の腕の振るいどころがあることで、きのうはそれを見て料理を堪能させてもらいました。

C: まず一番最初に、今回5時から30分切り上げて始まることになったわけですが、多分、テレビ局にご意見のはがきなども大分来ているんじゃないかと思いますけれども、5時から30分早めたわりには、5時から5時半の間にやっている内容が、「激安」とか、「行列」のお店とか、「ここがおいしい」とか言われても、朝から見ているので、またかという感じがしてしまいます。まして、この時間は他局も同じようなことをやっております。  1週間、2週間、3週間と5時台の新聞のテレビ版を切り取って並べてみたんです。3週間ほど一覧にして並べて見てみると、すごくよく分かるんですが、「激安」とか、「おいしい」とか、「行列」とか、「ブランド」という言葉が各局によく出てくるんです。これは一目瞭然で、いかに多いかということだと思うんです。 「突撃!安井さん」では、「値切って許して」ですとか「勝手にランキング」というコーナーが毎日入りますけれども、私の何人かの主婦仲間、親の世代なんかにも聞いてみますと、テンションが非常に高くて明るいのはよろしいんですが、安井さん一人がすごくテンションが高くて、店主の方たちがそれについていけていないのが手にとるように分かるんですね。もう少し言葉遣いに気をつけたらいいのではないかというふうに思いました。

D:  私の『ニュースプラス1』の新しいバージョンの印象は、ニュースを含めた情報を硬軟あわせ持つワイドショーという印象を受けました。2時間となりますとこれは当然なことで、軟の部分も入ってくるのはやむを得ないかと思うんですね。  それから、注文としては、ニュース番組も、他のもそうなんですけれども、日付がぼーんと入るようなニュース番組は余りないですね。日付が欲しいのと、最初にニュースのメニューのようなものが出ますけれども、あれは二重文字みたいな、縁取りみたいになっていて、ちょっと見にくかったですね。先程A委員のご指摘にもありましたけれども、深刻に考えた方がいいニュースに、ナレーションがちょっと軽い感じがするというか、誤解を招くようなトーンだった。これは演出だと思いますけれども、それもちょっと違和感がありました。

E:  まず思ったのは、2時間という時間の中で、私、数えてみましたら、ダブりも入るわけですが、大体40項目ぐらいのニュースが入っていたわけです。長い短い、それぞれありましたけれども、これを毎日やられるというのは非常に大変なことだなと思いまして、というのは、ニュースもそれぞれ断片的といいましょうか、非常に短いもので、しかも何回も繰り返しが入るわけです。繰り返しというのは、私は非常に結構なことだと思うんです。しかしそのために、逆に難点と言えば、取り上げ方が中途半端になってしまう。これはやむを得ないと言えばやむを得ないのかもしれませんけれども、ちょっと気になるところもあったわけです。  

F:  全体を通して見た感想は、食べ物の話題ばかりかなというところと、大変印象が強かったのが、安井さんという方が試食をされて、とてもおいしそうで、おなかがすいていたものですから、つい唾などを飲み込んだりしたんですが、ただ、食べるときにカメラが近くに寄っていくんですけれども、ちょっと見苦しいシーンのように見えましたので、テレビの前で物を食べるという、それをどういうふうに映すかというところはもう少し工夫していただいた方がいいかなと。口を開けて食べているところは何となく目をそむけたいというふうに感じました。

G: 2時間になって、全体に情報の質的な量というのは変な言い方ですが、質的に情報が増えたかというと、余り増えていないという印象を持ちました。2時間にして何がプラスされたのかというところをもう少しご検討いただいた方がいいかなという感じを持ちました。 全体に非常にフラットになっている今の世の中を写しているという意味では、非常に今的な番組だなという印象も持ったんですけれども、その世の中の流れに沿って全部そういうふうになっていくことで、問題が定着しないで、情報としてどんどん流れいってしまうということをテレビも一緒にやってしまうことになりはしないかということがちょっと気になりました。 その手のニュースをモザイク状にただ並べて混ぜるだけではなくて、質としてどう混ぜていくと言うのでしょうか、うまく言えないんですけれども、そのあたりをお考えいただくと、もっと面白くなるんじゃないかなという印象を持ちました。

H: コンセプトの中に紹介がありますけれども、前段が生活情報ですか。この中で、やっぱりリポーターが早口なんです。これもご指摘があったと思いますが、この時間帯ぐらいになると、定年退職して自宅におられる高齢者の方々も結構見ておられるだろうと思うんです。そうなりますと、早口にはやっぱりついていけなくなります。早口はちょっとご注意願った方がいいだろうと思います。家の者が「プラス1」というのは一体何を意味しているのか、これを聞いてくれということでございました。単にニュースを流すだけではなくて、ニュースに対する解説的なものがこの時間帯にはあった方がいいだろうと思うんです。

I: 最近はテロップとか、後でパッと出る字幕とか、そういうものの消え方が余りにも速くて、我々は劇画世代ではないので、見られないんです。劇画を見て慣れている人は、ぱっとめくりながら、あれでちゃんとストーリーを把握するという特殊な能力を身につけているわけですけれども、我々には到底できない。1秒でも遅れるとチャンネルをひねられてしまうんじゃないかという脅迫観念を持って、一生懸命場面をどんどん切りかえていこうとするディレクターが今やたらに増えてきて、それに慣らされている若者もたくさん出てきている。高齢者なんかもお宅にいてごらんになるかもしれない時間帯でもありますので、その辺も、ごくわずかで視聴率にカウントされていないから、どうということはないけれども、多少は頭に置きながら番組をつくっていただけたらという気がいたします。

村山アナ: これを受けて、『ニュースプラス1』の番組担当者から説明がありました。それによりますと、普段は5時からの時間帯は「衣食住」という生活情報を中心にしている事。

山王丸アナ: また、分刻みの視聴率グラフを見ると5時から6時にかけて確実に上がっている事。そのため各局ともグルメ・激安といった情報が競合して激しい戦いになっている現状が報告されました。

村山アナ: 今週は、第343回、放送番組審議会の模様を報告させていただきました。それでは最後にお知らせです。

『放送番組の制作では、個人の名誉やプライバシーなど人権に対して細心の注意を払う必要があります。でも、万一貴方の人権を侵害してしまったらBRO。BROは放送による人権侵害を救済する機関です。あなたとテレビがもっといい関係になる為に。』

     BRO「放送と人権等権利に関する委員会機構」
     03-5212-7333

山王丸アナ: 番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102-8040、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号は、0570-040-040
     ファックス番号は、03-5275-4505
     お電話、ファックスは24時間受け付けております。
     皆様からの御意見をお待ちしております。

村山アナ: それではまた来週お目にかかります。




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