村山アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。  この番組は、日本テレビの番組に対する皆様の御意見御批評に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。

今朝は第346回日本テレビ放送番組審議会の報告をさせて頂きます。

 
  村山アナ ・ 山王丸アナ
山王丸アナ: 今回のテーマは、「地上波放送の今後の役割」、「多メディア時代への対応」についてです。

まず最初に、日本テレビメディア戦略局より説明がありました。

久保局長: 私どもの部局、メディア戦略局という名称は。昨年の6月の日本テレビの組織改正でなりました。恐ろしい名前で、一体何をしている局なのかということを、皆さんからお尋ね頂くんでございますが、非常に簡単に申し上げますと、皆様に委員をお引き受け頂いているのは地上波、アナログ放送、アナログ波の電波の世界でございますが、それ以外の電波の新しい放送とか事業、そういう事に関わることを引き受けております。
具体的に申し上げますと、昨年の12月から本放送が始まりました、BSデジタル放送ですね。私ども日本テレビでは、愛称で『BS日テレ』と呼んでおりますけれども、『BS日本』という会社を出資者を仰いでつくりまして、旧郵政省、現在の総務省から認定を頂きまして放送を開始しました。
私どものところでは、昨年の暮れに新しい認定を頂いたのが110度CSという、東経110度の通信衛星を使って放送を始める『CS日本』という会社、この認定の免許の申請とか、そういう書類を作る作業とか、どういう考え方に基づいて進出していくのかというような仕事をしております。

高田部長: 現在、アナログでのいわゆる無料広告放送をしておりますけれども、これが2003年の末であります。ここから地上波のデジタル化というものがスタート致します。その間、一気にデジタル化ということになりますと、視聴者に大変ご迷惑をお掛け致しますので、現行のアナログ波につきましては、2011年の夏に終了する方向であります。
視聴者にとりましては、デジタルの波を受信するということは、新たな受信機をお買い求め頂くということになりますので、そういった意味では2011年という期限が限られた中で我々としては、精一杯サービスをして、デジタル化へ移行した際に視聴者にご満足頂けるようなサービスをしなければいけない、こういうふうに思っております。

村山アナ: この説明に続いて、CS110度放送について、その高機能放送をイメージしたVTRの紹介がありました。

−−−−−−−−−−−−−− VTR −−−−−−−−−−−−−−

「例えば松井のホームラン。
視聴者は、喜ぶ松井の顔をメインの画面で見たあと、手元のリモコンでコントロール。サブ画面を拡大することで、ベンチの様子を見たり応援席の盛り上がる様子を瞬時に体感することが出来ます。」

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山王丸アナ: そしてこの後、審議委員の方々と、質疑応答のかたちで会が進められました。

A委員: インターネットのところと、先程のCSの説明というのは、かなり機能的に似ているような気がしたんですが、その辺りもう少しご説明頂けますか。

高田部長: 正に映像が大容量の高速通信ができますと、電波ではなくて十分インターネットの世界に出てまいります。ただ、一つ大変大きな問題は、私どもが50年近くにわたって地上波放送で沢山の番組を制作して、沢山のコンテンツを持っておりますが、これはあくまでも基本的には放送に限られた権利のコンテンツが大変多いんです。
実際には権利著作権を持っている皆さん方は、それを基本的に許諾されません。もちろん許諾して頂く面もありますけれども、我々が今検討しているものは、我々が持っている映像コンテンツをいわゆるインターネットで流せるように権利処理がきちんとできて、著作権を持っている皆様方にきちんと、それに見合った権利料をお支払いできる、そういったシステムをきちんと作り、コンテンツが不正に使われた場合にきちんと不正なものであるという検索ができるような、そういう技術を使って、それを今流そうと、そういった仕組みが出来た段階で、我々は正に放送と通信の融合みたいな世界が進んでいくのではなかろうかというふうに思っております。

B委員: この日本の動きというのは、世界的な動きの中ではどういうふうに関連しているのでしょうか。例えばヨーロッパとか北米とか、どういうふうな現状になっていて、どういうふうに動くことをしているのかというようなことを、もしご説明頂ければ有難いと思います。

久保局長: 海外の動きについては、一番お客さんが沢山いる世界、地上波放送、地上波放送のデジタル化についてはイギリス、アメリカが先行して始まりました。しかし例えばアメリカの場合、必ずしもデジタル受像機、デジタル受信機の普及は皆さん業界関係者が考えていたほどのピッチでは進んでいないということだそうです。イギリスでもデジタル放送が始まっております。
それで、電波がアナログからデジタル化されることによって、あんな複雑なものが日本で普及するかという、いろいろな意見が分かれるところですけれども、取りあえず地上波放送のデジタル化が先行しているのはイギリスとアメリカです。

C委員: やっぱり視聴者の方は、皆いろいろなものを受けるのにアンテナを何本も何本も立てたり、ケーブルに繋いだり、様々なことをしなければいけないですよね。これは、なんて言うのかな、ケーブルならケーブル1本に繋いで、全部受信できるような方向に進んでいかないんですか。

久保局長: 現在、皆さんご覧頂いている地上波放送も、半分以上の方は何らかの形でケーブル経由、マンションの共聴とか地元のケーブルテレビ、難視聴、新幹線とか航空電波障害があるとか、いろいろな形がありますけれども、何らかの形で有線でテレビをご覧になって頂いている方が半分以上です。
テレビが普及し始めた頃の赤トンボのアンテナ、あれでご覧になっている方は、実はもう半分に至らないというくらいですから、おそらくそういう方向で視聴世帯が増えるだろうということは十分想像されます。

氏家社長: マンション共聴とCATVと書いてあるでしょう、これはやっぱり1つのものと考えてよろしいのだろうと思います。これは1つのもので、かつ有料になる筈です。ところが地上デジタル放送サービスのアンテナ、BS110度のアンテナというものを付ければ、これは無料です。そういう感じのお考えでよろしいのではないかと思います。

D委員: 無料1チャンネル、有料1チャンネルみたいに集約されていくんですか。

氏家社長: いえいえ、それは有料の中に全部入りますし、無料は無料の中に全部入る。ですからアンテナを立てるか立てないかが、有料になるか無料になるかということの1つの境目と言いますか、めり込まれるみたいなものになると思います。

E委員: 今、テレビでも大分宣伝してますが、パソコンの画面でテレビも見られて、もちろんいろいろなお買物も自分の操作でできてという、かなり幅広く何にでも使えるような状況が5年の間にできるであろうと言うような政府の発表なんですが、そうすると、いろいろなことが達成できるであろうという長期計画ですよね、その辺のなんと言うのでしょう、対策と言うか・・・。

氏家社長: 理論上、1人1台ずつPCを持てば、これはもう今どんどん見られるものが出てますから、仮にデジタル波が流れていれば見られるのですが、送信側がそ算が取れるか取れないか分からない・・・。

F委員: 結局、番組制作の姿勢と言いますか、そういったものは何か変わってくることがあるんでしょうか。

萩原専務: 現時点で言えば、地上波に今投下されている広告費がBSやCSが出来たからと言って、増えるとは思えないです。ですから現時点で言えば、やはりほとんど地上波に投下されて、そのごく一部がBSにいっているという状況なわけです。
ただ、これが普及が変わって、BSがどんどん普及してくるということになれば、BSの媒体価値が上がってきますから、そこで採算性は増えていくわけです。そうなってくると、BSにかけられたお金が、今はもうほとんど入ってこないといけないんですよ。その中で何とか、とにかくぎりぎりの低コストで番組を作るという工夫を一生懸命してるわけですが、それが普及によっては変わってくると思います。やっぱり全ては採算性だと思います。

G委員長: 正直言って画面をこう分割していろいろなものを見せて頂く、あの方式も我々ではもう慣れてないからうるさくて、やっかいなんですね。選挙の時などの票を同時に見たいとか、ああいうところは大変いいと思うんですが、あとはもう、ホームラン打ってワーッと言っている時にデータがどうだなんて、そういう所へ頭が回らないですよ。

氏家社長: だから、それは全くその通りで、若い人は平気でやっているiモードを我々がやれと言われたらやれないですよ。扱い忘れちゃうし。だから結局、若い感性のまだある、テレビゲームなどで細かい操作に慣れた人達、ああいう人達がどういう反応をしてくれるかだと思いますね。

山王丸アナ: 又、審議会の最後に今回で退任される、多湖委員長、今回欠席なさっている帖佐副委員長、坪内委員、三ツ谷委員、そして主婦代表で参加して頂いた佐藤委員の5名の委員の方に氏家社長より花束が贈られました。

村山アナ: 今朝は、第346回日本テレビ放送番組審議会の模様を報告させて頂きました。

最後にお知らせです。

お知らせ:

『放送によって人権が傷付けられたら・・・
放送による人権侵害を救済する委員会機構BROへお電話下さい』

     BRO「放送と人権等権利に関する委員会機構」
          TEL 03-5212-7333



山王丸アナ:

番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102-8040、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号は、0570-040-040
     ファックス番号は、03-5275-4505
     お電話、ファックスは24時間受け付けております。
     皆様からの御意見をお待ちしております。


村山アナ: それではまた、来週にお目にかかりましょう。




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