村山アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。  この番組は、日本テレビの番組に対する皆様のご意見・ご批評に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。

 
  山王丸アナ ・ 村山アナ
山王丸アナ: 今朝は、4月24日に開かれました、第347回日本テレビ放送番組審議会の模様をご報告させて頂きます。

村山アナ: その前に、2001年度の番組審議会の新しい委員の方、6名をご紹介いたします。

山王丸アナ: 慶応大学教授の竹中平蔵さん。
棋士で永世棋聖の米長邦雄さん。
上智大学教授の猪口邦子さん。
野球評論家の江川卓さん。
漫画家の槙村さとるさん。
そして視聴者の代表として、中村麻里子さんの6名の方が、新しく委員となられました。
また、互選の結果、委員長に半田正夫さん。
副委員長に山川洋一郎さん。竹中平蔵さんが選出されました。

その後、審議会では放送開始から35年、長寿番組の『笑点』に対する合評が行われました。
合評の前に日本テレビ側からは、4月期の番組改編についての説明がありました。

村山アナ: 日本テレビは現在7年連続で視聴率の四冠王を続けている事。
その要因として、『ジパング朝6』『ズームイン朝』等の朝の番組、そして『おもいっきりテレビ』『ザ・ワイド』と昼間の情報、ワイドショーが他局に比べ高い視聴率を取っている事に加え、夜7時台、8時台のバラエティー番組が好調な事を挙げました。
また、この4月期は、レギュラー番組をいくつか改編し、今後も状況を見ながら10月、それから来年4月と、いろいろな形で改編していきたいと説明がなされています。

山王丸アナ: それでは『笑点』に対する合評の模様をご覧頂きましょう。


A: 何となく15年ぐらい前に時々見てた頃と漠然と比べて、今回久し振りに見た時、何か全体的にパワーが落ちてるなという印象を持ちました。それは出演者の問題なのか、あるいは社会全体の今の影響なのかよく分かりませんが、笑いというものは、私はかなり昔から考えようとしてきましたけれども、非常に難しいことですね。長い間続いている番組らしいと思いますが、今、あるいはこれからこの社会状況の中で、とても笑いというものは難しくなると思います。

B: やはりここでの笑いというのは、石つぶての笑いではなくて、くすぐりと言ったらちょっと違うのですが、割合ほんわかした笑いですね。それ以上でも以下でもないというところが、おそらくこの番組の長続きする理由ではないかという気がします。
特に笑いというのは、割合ジャーナリスティックなものを含んでたりしますし、今の時代に向けて矢を射掛けたりする部分というのもあると思うんですが、本当にそういうところと無縁なところにいる、そういう意味では非常に独特の笑いの番組だなということを再認識いたしまして、皆元気でいてくれよ、というのが実は私の正直な感想です。

C: もし、長く今まで続いた理由があるとすれば、それは古くなったから続いたのだと思います。長く続いてるから壊すことができないので続いている、という様な一面もあると思います。もちろん、私はそういう古い芸人ですね、年を取って大分老いたなという感じのするような芸人も大切にして、ずっと続けさせてくれている日本テレビというのは、やはり偉いところだなというふうに思います。これで、日本の芸能が少し保存できるのではないかというような気もするんですね。

D: これは我が家の15歳と18歳の子供達ですけれども、笑点と言うと、あの座布団運びの、あの大喜利というくらいもう皆懐かしいというんですね。果たして彼らが何回くらい見たかというのは、ちょっと記憶にないんですが、あの小さな子供達も懐かしいというぐらいに一般的には浸透しているのだと思います。
それから、やはり内容は従来何年間も見続けている固定ファンにとっては、大筋は変えて頂きたくないということで、メンバーの方々も新しい方を入れるとしてもなるべく少しずつゆっくりの変化で、なるべくこのスタイルは変えないでというのが、大方の声だと思いました。

E: 『笑点』というのをずっと見てて、笑点が今まだあるんだ、あったことも知らなかった。それから今あるということを知った後に、もう興味が湧かなかった。それから、実際に見た時に、何が可笑しいのかよく分からなかった。見終わって感想というか、気持ちに残ったものは、アンタッチャブル感というか、触ってはいけないおじいちゃんの盆栽みたいな感じというのでしょうか、そういうものがあったな、という印象でした。
私自身から見て、全く私だけなのですけれども、生きている感じとか繋がっている感じがなくて、取りつく島がなくて、やっぱり触らないでおこうというのが見終わった時の感想です。

F: やはり聞いていて、非常に川柳的な大喜利の受け答えが多いんですね。若い方がもし見ているとすれば、今、これから日本の社会というのは道徳というものを非常にやらなければいけないという中で、拝見した番組はわりと川柳っぽい茶化す系の方が多かったので、それを子供達が一緒に見ているとすれば、もう少し道徳的なものもうまくいれていったらいいのかなという感じがすごくしました。
何となく家庭の中で、自然に子供達に道徳がうまく入っていくような題材を活かしていけたら、非常にいい番組になっていくのではないかと、もう少し見ている層に若い人が増えていくのではないか、という感じが実はしたのですが、ぜひそういうふうに向かっていって頂けたらいいなというのが感想です。

G: 一般的にやはり笑いというのが、とても今必要なものになっていると思います。グローバリゼーションの中で大競争時代、でも同時に大笑いというのもないと何か救われないところがあって、笑いを求めているところがあるので、そういう笑い系の番組をどう長続きさせるのか、また新しいものをどんどん作っていくなり、工夫していかなければならないと思います。
そういうことですから、こういう番組も私は、何故これが長寿なのかとか、今後どうしたらいいかということですと全く分からないというふうに思いますけれども、大事な領域で、日テレさんにはやはりこういう分野において、ある程度品よく、そして知的に大笑いができるような、そして皆が参考になるような、そんな部分を作っていただいたらいいと思います。

H: 私のところも3人子供がいますし、若い弟子もいまして一緒に見るのですが、例えば今ですとココリコ、ネプチューンなんて、何が何だか私には分からないのですが、そういうのが好きだという人もこの笑点を見てて笑っている。これは非常に大事なことで、反対のケースはあるかと言うと、多分ないのだろうと思うのです。どうしてこれが面白いんだと。つまりここが違うので、じゃ元は何だろうかと言うと、今、教育界でもそうですが、確かに笑いが無いんですね。簡単に笑ったらいかんということがあるんです。つまり、うっかり笑わせたり笑うと、どこかからクレームが来るというのがあって、うかつに笑えないというのは非常に大事なことなんです。

I: 非常に古い番組で、その古い良さがあるというようなご指摘だと思いますが、問題提議のために、私は敢えて全く違う観点から、非常に新しく作られているのではないだろうかと、プロデューサーの方々は非常に苦労しておられるのかなという観点からの問題提議をさせて頂きたいと思います。
たまたま何年か前に、吉本興業の前の社長の中村さんと対談をさせて頂いたことがありました。大変勉強になったのですが、中村さんは、笑いというのは人間の生活の中で最も豊かなものであると、つまり衣食住が足りてはじめて笑えるのであるから、やっぱり豊かさがあってはじめて笑いが出てくる。だから上方から笑いが出てきたという、ちょっとこじつけがその後に付く訳ですけれども、確かにそれなりの豊かさを反映した笑いの感覚というのが、今、世代の中ですごく違っているのだと思うんです。

J: テレビは流しっぱなしにしておいて仕事をする、あるいは勉強する。そういう時代になっているのではないかという気がする訳で、こういう時代になりますと、特に我々はそうですが、いろいろどぎつい番組とか、あるいはサスペンスに溢れた番組、これもたまにはいいのですが、それはかえって仕事の邪魔になる。ところが、正に音楽を、バックグランドミュージックを聴いているようにずっと見ていられる番組というのは非常に安心感があって、他の仕事とも共存できる。こういう番組が私には一番合っているのかなということで、この番組を愛好している訳です。
私が心配しておりますのは、かなり年配者が多いので、この内の一人がもし欠けるようなことがあった場合に、その後上手く他の方でも調和のとれた番組に仕上がっていくのかと、それが一番気掛かりであるといったような状況である訳です。できるだけ長くこの番組が続かれることを、私は希望しております。

村山アナ: こうした番組審議委員の方々の意見を受けて番組担当者は、

「35年間続いている番組で大いなるマンネリと言われるが、マンネリと言われる程長く同じことを続けられる。続ける事を求められるのは非常に光栄な事だと思う。
又、そのマンネリの中にその時その時のニュースや流行、風俗をも入れ、いつまでもあきられないマンネリになっているのではないかと思っている。」

と番組について答えました。

今朝は第347回日本テレビ放送番組審議会の報告をさせて頂きました。

それでは最後にお知らせです。


お知らせ:

『放送によって人権が傷付けられたら・・・
放送による人権侵害を救済する委員会機構BROへお電話下さい』

     BRO「放送と人権等権利に関する委員会機構」
          TEL 03-5212-7333



山王丸アナ:

番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102-8040、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号は、0570-040-040
     ファックス番号は、03-5275-4505
     お電話、ファックス共に24時間受け付けております。
     皆様からの御意見をお待ちしております。


村山アナ: それではまた、来週にお目にかかりましょう。




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