村山アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。  この番組は、日本テレビの番組に対する皆様のご意見・ご批評に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。

今朝は、「第349回日本テレビ放送番組審議会」の模様をご報告させて頂きます。

今回は、毎週水曜日、午後9時から放送しております『ザ!世界仰天ニュース』の番組合評が行なわれました。
まず、この番組をご紹介します。

 
山王丸アナ ・ 村山アナ 

山王丸アナ: この4月に始まった『ザ!世界仰天ニュース』は、これまで平均視聴率16%近くを獲得している人気番組です。
この番組は、世界の新聞・雑誌に掲載された事件や出来事を更に徹底取材。それをリアルに再現ドラマで紹介します。
スタジオには、笑福亭鶴瓶・中居正広・馬場典子アナウンサー、毎回二人のゲストを招き、トークを展開していくという情報バラエティ番組です。

村山アナ: それでは、『ザ!世界仰天ニュース』の番組合評の模様をご覧頂きます。


A: 見たい番組を自分で選んで見る分には構わないのですが、何となくつけると凄くうるさい、それがいわゆるバラエティーというもので、このバラエティーというのは何だろうというのは私にとってのテーマで、それが早くも回ってきたので、私は今回さえ出られれば、後はどうでもいいぐらいに思って来ました。
それで、見終わった時の感想ですが、感じない、感じさせてもらえない、感じることを許してもらえない、それが一番ショックというか・・・。私が嫌いな理由はこれかと思いました。見て分からないところは何もないですし、変に躓いているとか、すごく視聴がうるさいとか、下手に作ってるとか、そんなのは全然なくて、だけれど見ていると“面白いでしょう”と書いてある感じがする。自分の大切な時間を持っている人は、多分なんとなくではなく絶対に見ないだろうなと、私は決めてしまいました。

B: これは、バラエティーという番組なのか、仰天ニュースと言うのですからニュースなのか、それがちょっと分からないのですが、人文学的に言うと真実と虚構の狭間の物語、番組作りと、こういう事だろうと思います。しかし、ニュースだということになると本当かいなという事が一つあると思います。しかしこれは、ニュースとして捉えるのではなく、あくまでニュースでない番組ですよということだとまた違うと思うんです。ですから、そこの辺もう一つはっきりさせておくことがあるかなという気はするんです。

C: VTRの作り方が非常にエンターテイメントに作られてますので、これが本当にあったニュースであるのかという疑問をちょっと持ってしまうぐらいに作り込んでいらっしゃる訳ですね。
おそらく人間という動物はかなり変なもので、事実は小説よりも奇なりと言いますから、おそらくあれぐらい変なものだろうと思いますけれども、そこのところを見通す時の視線が、何しろ人間のおかしさ、変ちくりんさと言うものに対する厳しい目である必要はないと思うんですが、批評性と言うのでしょうか、そういうものがあまり感じられなかったんですね。ただ、面白おかしく見せているというふうに少し偏り過ぎているような気がしました。
やはりなぜそういう小さなニュースを取り上げるのかというところの何か核のようなものが、もう少し見えてくると違う意味の面白さが出てくるのではないかと思います。

D: これは現場に当ってみれば分かると思いますけれど、事実というものは物凄く怖いものです。事実の怖さ、それからなまじっかの常識で割り切れるようなものではないんですね。もう一つは、それを作る人の頭の中の怖さですね。だから作る人の思想とまでは言わないけれど、感覚をもろに出すことによって、怖さも出てくる訳。
その意味では両方の怖さがこの番組は無いんですね。排除されていると思います。ですから、それをあまり個人的に恐怖とか感動とかという強い感じを持とうと思うと、無理だと思います。
ですからこの場合は、そう別に面倒臭く考えなくても、何となくつけて何となく笑っていく、そういう事があったんだな、世の中には色々な事があるなと思うぐらいの感想を持ってもらえばいいのではないかと思います。

E: 正直に申し上げますと、期待していたほど面白くはなかったんです。そうしますと、同じ日本テレビの番組で『世界まる見えテレビ特捜部』ってございますね、私もほんの何回かしか拝見してないのですが、その番組があるのにわざわざこの番組をまた新番組として立ち上げられたのが何故なのかなというのが一番初めの疑問でした。
まずタイトルが『世界仰天ニュース』になっている、この仰天というのですが、あまり仰天しなかったんです。結構CMを挟みながら時間をかけて再現ドラマを見ているうちに、びっくりが薄くなってしまって、このタイトルの仰天が付く分、番組があまりビックリしなくなってしまったなと思うのが一点。それからもう一つ、タイトルに『世界』と付いているのに、ほとんど日本のお話で、何か非常に大袈裟なタイトルである事によって、逆に番組が退屈に感じられてしまったような気がします。

F: 私はどちらかと言うと古いオールドファッションの人間で、審議会でこれを見てくれと言われると、何かテレビの前に他の仕事は全部止めて、そして座り込んで見るのですが、そうやって見ると辛い番組ですね。これ50分我慢して見ると言うのは辛いです。ちょっと下品な笑いだけに番組が席巻されているような感じがして、だんだん辛くなって、これでは何か日本の先が思いやられて、憂鬱になって自殺でもしたくなるのではないかという感じになります。
見てその時に苦痛にならないものを、少なくとも70ぐらいでも苦痛にならないで見られるものを、もうちょっと作って欲しいと思うんですね。

G: 私もタイトルを見た時に、『世界仰天ニュース』というものでしたから、どんなニュースが出てくるのかなと実は思ってたのですけれども、世界仰天と言うほどの感じではないなという感想を見終わった時にやっぱり持ちました。それからゲストの方お2人の存在感というのも今ひとつ存在感がなかったという感じを受けました。
もう一回距離を置いて見てみると、我々番組審議会の委員は何らかの番組の合評をやる時に、常に最高のものを要求して、心に訴える、感じさせる、インパクトが強い、上質の笑い、上質なユーモア、事実の厳粛さというような、いつも非常に難しい事を申し上げて要求しているのですが、全ての番組がそういうふうになっても、これまた視聴者は大変疲れるという面があるかもしれない。そうだとすると、ある時は軽く流して見るという番組があってもいいのかなと思います。そういう意味ではこういう番組も一つの存在というか、積極的な意味もあるのかもしれない。

H: ひょっとするとこれは、非常に難しいニュースをバラエティー仕立てで分かり易く伝えるという、そういう番組なのかな、あるいは堅いニュースをギャグ化したりあるいはパロディー化する、そして面白く見せる、そういうのかなと思ってこの番組を見た訳ですが、実際見ましたら、これは非常に分かり易い、特に解説もいらない、そういう事件をドラマ化しているだけの事でありまして、果たしてこれは融合させる必要があったのかなというような気が致しました。

村山アナ: 様々なご意見がありました。
これに対して、日本テレビの番組担当者は次のように答えています。

山王丸アナ: 「この番組の題材は、日常に起きている大きなニュースではなく、ある一人の人間に起こった出来事や災難で、その時その人が感じる喜怒哀楽とか行動をクローズアップして再現ドラマに仕立てている・・・という事。」
また、番組のコンセプトとしては、
「現在、凶悪な事件が多い世の中で、せめてバラエティの世界では『人間て、そんなに悪い人間はいないのではないか』という事で、家族そろって番組を見て頂き、見た後にイヤな感じが残らないような番組作りを目指している」
との説明がなされました。

村山アナ: 審議会のご意見を真摯に受け止め、今後、更に番組を充実させていきたいと考えております。

今朝は、第349回日本テレビ放送番組審議会の模様をご覧頂きました。
それでは最後にお知らせです。

『放送と青少年に関する委員会では、より良い放送の為にあなたの御意見をお待ちしています。電話、FAX、郵便、Eメールでも受け付けています。』

    「放送と青少年に関する委員会」
     〒102-0094 千代田区放送会館内
       TEL 03-5211-7511
       FAX 03-5211-7512
     http://homepage2.nifty.com/kojokyo/


山王丸アナ: ここで、もう一つお知らせがあります。

放送と青少年に関する委員会では、
フォーラム『青少年のための新テレビ論』
  〜テレビはこのままでいいのか、中学生とともに考える〜

を開催致します。

フォーラム『青少年のための新テレビ論』
 〜テレビはこのままでいいのか、中学生とともに考える〜

【日時】 7月24日(火) 13:30〜
【場所】 港区芝公園「abc会館ホール」
★入場希望の方は…
 住所・氏名・年齢・職業・電話番号を書いて、
 ハガキまたはFAXでお申し込み下さい。
 入場整理券をお送り致します。

★入場は無料です。

     ■宛先■
    〒102-0094
    東京都千代田区紀尾井町1-1
    放送と青少年に関する委員会
     ■FAX■
    03-5211-8718

★締め切りは7月13日(金)です。

山王丸アナ:

番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102-8040、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号は、0570-040-040
     ファックス番号は、03-5275-4505
     お電話、ファックス共に24時間受け付けております。
     皆様からの御意見をお待ちしております。


村山アナ: それではまた、来週にお目にかかりましょう。




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