村山アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。  この番組は、日本テレビの番組に対する皆様のご意見・ご批評に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。

 
山王丸アナ ・ 村山アナ 

山王丸アナ: 今朝は7月12日に開催された『日本テレビネットワーク全国番組審議会委員長会議』の模様をご報告させていただきます。この会議は、日本テレビ系列の全国29社の番組審議会委員長が一堂に会して、今日の放送に関する諸問題を提起し、審議するというものです。

村山アナ: 今年はどんな問題が提起されたのでしょうか、御覧頂きましょう。


村山アナ: 『日本テレビネットワーク全国番組審議会委員長会議』は、去る7月12日、東京のホテルニューオータニで系列局29社の番組審議会委員長が参加して行われました。この会議は、今日の放送についての諸問題を提起し考え、明日の番組向上のために行われるものです。
会議は、氏家齊一郎日本テレビCEO会長の挨拶から始まりました。

氏家齊一郎: 「最近、メディア界に非常に大きな問題点として指摘されているのが、公的権力によるメディア規制という問題なんです。
一つはPTAその他が中心になって言っている、青少年教育上の問題の番組的な質の問題。 それから二つめは、緊急報道の時などに、被害者のお宅などに殺到して過剰取材を行うといった問題。この二点をめぐりまして、公的権力によるメディア規制をしようという動きが出てきているわけです。
私どもは、言論の自由という立場から断固反対しているわけです。確かに、マスコミについても行き過ぎがある、従ってこれは自己規制によって訂正すべき事であって、公的権力によって規制するべきことではない。しかし社会的に要望がある以上、マスコミの自己規制、広い意味での質的向上は避けては通れない問題だろうと思っております。」

山王丸アナ: 続いて、萩原敏雄日本テレビCOO社長は、
『視聴率と番組との関係』についてふれ、俗悪番組は高視聴率を取っても、それは一時的なものに過ぎない。高視聴率を長く持続する番組は質的にも高い健全娯楽番組であり、高視聴率を目指した番組作りが番組の質の低下を意味しないとし、公的権力が介入しないよう、自主規制をして番組を作っていくとの姿勢を示しました。

村山アナ: 今回は『公的権力によるメディア規制』『青少年へのテレビの影響力』が大きな問題として取り上げられました。それを踏まえて、『放送規範や自主規制をどうするか』そこが重要な問題点でした。
日本テレビ系列各局は、この問題をどう捉え、また、どんな問題をそれぞれが抱えているのか。系列各社の番組審議会委員長の意見を聞いて戴きましょう。

山王丸アナ: 「公的権力によるメディア規制を圧力が高まる中で、今回の会議は重要な意味を持つ」との日本テレビ半田委員長の発言があって、活発な報告がなされました。
●まず青森放送は、『公的権力によるメディア規制』の圧力が高まった要因は、視聴率を土台とした激しい取材合戦によるのではないか。大阪の小学校での事件で、潜入経路などの事細かな報道は、青少年に有害な好奇心を駆り立てたのではないか。そうした取材を規制するべきでは、と発言。
●読売テレビは、報道の自由をあくまでも守りながら、悪いものを規制するよりも良いものを伸ばす努力をすることが重要ではないかと、俗悪番組の自主規制の方向を示し、事件報道についても、大阪の事件の報道当事者として、取材のあり方のよりよい方向を探りたい、と発言。
●また、テレビ岩手は、小学校乱入事件とえひめ丸の衝突事故の報道を例に、被害者への取材に言及、子供達への配慮がどうなされたかを振り返ることで、自主規制の方向を探ったらと、発言。
●続いて、宮城テレビは、被害にあった子供達へのインタビュー、校庭に避難する子供たちの空撮などのその報道姿勢に疑問を呈しました。

村山アナ: それに関連して、
●山形放送は、番組制作上のガイドラインを作るべきではないかとの意見があって、数年前に作成、関係者に配布したと報告し、ローカルの審議会でもこれを検討したらとの意見がある、と発言。
●南海放送は、過激な取材活動を謹むことは勿論だが、やはり取材のガイドラインを作る必要がある。その上で、どう徹底させるかが重要だ、と発言。
●続いて長崎国際テレビは、バラエティー番組の子供の扱いに触れ、子供に不適切なことを言わせて、笑いのネタにしているのではと不快感を示し、低レベルの笑いを子供たちに与えていると指摘。
●テレビ新潟は、政治のバラエティーショー化、ワイドショー化が行われていると指摘。国民を政治に近づける意義は認めながらも、ムードが先行する風潮に危機感を示しました。
●関連して、テレビ信州では、ニュースをワイドショー化、バラエティー化は避け、公正かつ客観的な情報処理が必要と発言。

山王丸アナ: ●山梨放送は、テレビの子供への影響について言及、降り注ぐ情報を取捨選択する力、メディアリテラシーの必要性を強調しました。
●これに関連して北日本放送は、視聴者の側の自己批判と自己責任が必要だとし、その意味で親にもメディアリテラシーをつけるための番組や報道が必要だとする意見がある、と発言。
●福島中央テレビは、青少年の犯罪は単純な模倣犯や自己中心的な犯罪であってテレビの影響を受けているとは思えない。審議会ではもっと別の要因があるのではないかと議論されていると報告。

村山アナ: ●中京テレビは、被疑者と警察官のやり取りが外部にもれたことを報道したスクープを挙げ、その報道がプライバシーの侵害になるのではないかと議論した経緯を報告。
●テレビ大分は、事実を伝えるだけの報道ではあまりに不親切。真実にどれだけ迫れるかが大切だと、具体的に事件報道を上げて、議論の内容を説明しました。
●福井放送は、『原発銀座』という土地柄に触れ、原発に関する報道や番組が多いことを上げ、その重要性なども公正に報道すべきだと発言。

山王丸アナ: ●札幌テレビは、ローカル各局は、もっとその地方の風景なり物産なり人なりの情報番組を全国に向けて発信するべきではないかとし、
●福岡放送は、局製作のドキュメンタリーが長時間かけて作られていること、その審議を通して、製作者側との意見交流も密であることを強調しました。
番組に対する各局の審議会での意見・指摘。皆様はどう受け止められたでしょうか。

村山アナ: 意味のある報告、発言でしたが、時間の都合上、要旨だけしかお伝えできないのは誠に残念です。自主規制の問題、青少年への影響の問題、これはやはり今のテレビの最も大きな課題といえます。

山王丸アナ: 各局の指摘にもありました取材・放送についてキー局日本テレビからの発言がありました。御覧戴きましょう。

村山アナ: 『日本テレビ取材放送規範』の制定について、まず、日本テレビ平林審査室長から発言がありました。
過激取材を規制するためのガイドラインは、すでにいろいろな形であるが、そういうもののエッセンスを今の時代に合ったようにまとめた。それを取材スタッフに徹底させるための教育もやっていきたい。メディア規制に対しては、社内に放送倫理に関する実行委員会を設け、具体的な自立案を作っている。視聴者に信頼されるテレビ局を目指して頑張りたいと発言。

山王丸アナ: 続いて福島編成局長は、自主規制を行う中で、公的権力のメディア規制には断固反対していくと強い意思を示しました。
読売テレビ松田審査室長は、大阪の小学校の事件報道に関し今後一切、子供達のインタビューは使用しないことを徹底しいているとした上で、こうした苦い経験を生かし、今後このような問題は起こさないようにしたいと結びました。
こうして長時間の日本テレビネットワーク全国番組審議会委員長会議は閉会しました。

村山アナ: 報道の自由・表現の自由は、守られなければいけません。それには自浄努力も必要です。多くの皆様からより信頼できるテレビにして行きたいと思います。
今朝は、日本テレビ系列の番組審議会委員長会議の模様をお伝えしました。

山王丸アナ: 続いて、7月23日に行われました、第350回放送番組審議会の報告をさせて戴きます。

今回は、毎週日曜日に19:00から放送している『ザ!鉄腕!DASH!!』の合評が行われました。日本テレビが青少年に見てもらいたい番組として推薦できるかどうか、という点について審議をし、この番組は、地理、科学、理科、そしてお年寄りと若者が話す国語、一生懸命働くという体育、そういう全部の学校で習う科目が入っているので、親も安心して子供に見せたい番組になるのではないかという点で、委員の意見が一致しました。

村山アナ: それでは最後にお知らせです。


お知らせ 『小さな耳と目は、放送と一緒に育ちます。
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    「放送と青少年に関する委員会」
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苦情があったらお電話下さい。』

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          TEL 03-5212-7333



山王丸アナ:

番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102-8040、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号は、0570-040-040
     ファックス番号は、03-5275-4505
     お電話、ファックス共に24時間受け付けております。
     皆様からの御意見をお待ちしております。


村山アナ: それではまた、来週にお目にかかりましょう。




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