村山アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。  この番組は、日本テレビの番組に対する皆様のご意見・ご批評に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。

 
山王丸アナ・村山アナ

山王丸アナ: 今朝は、第三五一回日本テレビ番組審議会の模様を御報告させて頂きます。

村山アナ: 今回の審議会のテーマは『日本テレビのドラマをより活性化するには』と言う事でした。
すでに放送された番組への御意見を伺い、今後の番組作りの参考にすることも大切ですが、「ドラマの今後」に対して、審議して頂くことも、番組向上のために必要なことかと思います。

山王丸アナ: それでは、早速、第三五一回日本テレビ番組審議会の模様を御覧頂きましょう。



A: まずやはり、今の視聴者の一番のポイントというのは、出演者だと思うんです。誰が出るかということをまず見て、次に脚本がくるのだと思いますけれども、筋が面白いとか内容が面白いということで続くかどうかというこで、ほとんどが落ちているということは、脚本に多少不満を持っているということだと思います。脚本に関しては、こういういわゆる今までずっと流行ってきた漫画というものを題材にして脚本をやっていったら結構面白いものが出来るのではないかと、その時思ったのですが。あとは、いろいろ聞いてみましたら、今ドラマをやっていない山口智子さんがやったら、必ず見るという声がちらほら、あちらこちらから聞こえてくるので、もしそういうのが日本テレビで、山口さんと交渉が出来てやられるようでしたら、結構視聴率がいくのではないかというふうに感じました。

B: ドラマを作る一番の大元は何かと言ったら、ある意図を持ってそれは作らないと、13週にわたって作り終えた後、例えばここには哲学があったとか、政治的にこういうことを主張したかったと、こういうことを言いたかったと、そういうことがないものがいい。つまり、無心に作ってただ何か心が温まったとか、何かそういうふうなものが残ればいいのだろうと私は思うんです。参考になったかどうかはわかりませんが、気をつけるべきことは何かと言うと、回転の速さと、それからもう1つ反対に、心にじんわりとゆったりと染み渡るようなものが根底にあると、この2つではないかと思います。

C: 全体として、これからの女性はどこへ行ったら生き残れるのかしらという視点が1つあると、背骨が入ってくるのではないか、ただ何となくテレビを見る女性に迎合して、おいしいシーンばかりをパッチワークすると、すごく空しいのではないか。それから世の中が今、このようになっていて戸惑うんです。余りにも自分が世界を知らないということを知って、自分が無知だということをすごく知って、知るのが怖いんですけれども、やっぱり知りたい、生きたいですから、女の子だから夢のような恋をしていてちょうだいというのは、ちょっと馬鹿にされたような感じもきっとみんなすると思うので、女の子向けであっても、もっと外の世界の状況みたいなものをがんがん突っ込んで欲しい感じがします。

D: 基本的には、同じ問題が学校にも社会にも家庭にもあるんだと思うんですね。いじめの問題なんかもそうだと思うのですが、そういう意味では問題は全く共通しているので、多数の若者がその問題の中に放り込まれている訳ですけれども、自分達と同じような出演者達が、どうそれを解決し、あるいは格闘し、あるいは成長していくのかというのがドラマにならないのかなと。基本的には軽くいかなければいけないのだと思いますけれども、その局面では、失敗したり挫折したりするというストーリーを一杯抱えながら、全体としては、何とか成長して頑張っていくという、そういう感じだと思います。そういうの作れないのかというようなことを思いました。

E: 頭は良さそうに見えない若い人達も皮膚感覚では非情に鋭敏にいろいろなことを感じ取っていると思います。余計怖いです。その人達の感覚の方が。これは自分の中で、もう理屈や理性で割り切るより先にある、何か気味の悪い感じ、そいういうものですね。そういうふうに捉えて、それをドラマ化する形にしていく。形のないものを捉えてそのままそれを形を付けていく努力ですね。大変な時代だと思います。何したっていいんですね。何でもありですよ、これから。

F: できればアバウトに一話完結、そうしますと、評判を聞いてから後から見ても結構楽しめるということで、あとやはり今、こういう不況の時代ですから、余り昔のトレンディドラマのような凄く素敵な職業の美男美女ばかりでなく、等身大の主人公、もし女性対象でしたらやはり女性で、自分が感情移入出来るような主人公が1人でなく、出来れば主人公に準ずる役割の人を複数、そうしますと主人公がもし自分の好きでないタイプの人だとしても、他のすぐ重要な脇役の方とかにかなり感情移入が出来ますので、そうしますと楽しいかなと思いました。
あと、すごくミーハーな言い方かも知れませんが、50代の女性に聞きましても20代の女性に聞きましても、やはり1人か2人素敵な男性が出ているというのは年代に関わらず、変な話、40代の私が見て、中学生ぐらいの男の子でもとても素敵だったりすると、男女もちろん構わないのですが、それがどこか脇役でもいい、主人公である必要性はないのですが、出てくると結構その子を見る為に毎回見てしまうというような引き付け方もあるなと思いました。

G: 面白いテレビを見ると、サスペンスのあるテレビを見ると、覿面に血圧が上がるんです。それから、つまらないドラマを見ていると全然上がらないんです。それでミステリーを解く面白さというのは、今までずっとやってきたので、手を変え品を変えでいろいろなトリックが考えられたので、もうちょっと違っているだけで分かり切っているわけですね。だから、外国のも小説を読んでいて、映画になるような小説というのがよくあるし、日本の社会と非常に似通った所があるので、翻案して日本の社会に溶けこましてドラマ化出来るかも知れないと思うけれど、それでもやっぱり連続ドラマには向かないかなという感じがします。

H: 一番の問題点は、やはりドラマだから、それは男女のことなんですよ。それ以上のドラマというのは人生には余りないので、男女のことに決まっていると私は思うのですが、その肝心な男女のところが、余りにも新しい人間観の材料に遅れているという感じなんです。新しい人間観を受け入れてないと思います。男女の古典的な役割分担とか、期待される精神構造であるとか、反応であるとか、そういうところに非常に頼っておられるんですね。ですから、そこはもう少し制作の時にいろいろな疑問を持ちながらおやりになるといいと思います。特に女性の描き方は、とてもそういう意味で女性から見ると、余りにもステレオタイプに描かれているので、ちょっと残念ということですね。

I: ドラマも、現実の事件の方がドラマ以上にドラマチックになってしまいましたので、余りサスペンスものというものも迫力が無くなってしまったかなという感じがする訳です。また、ホームドラマもかつてのようにちゃぶ台を囲んで一家団らんという、そういう時代ではなくなってしまって、全く個対個の時代ですから、むしろ割り切って男女2人だけ、初めから終わりまで2人の関わりだけでやるというドラマがあっても面白いのではないかと、更により徹底して1人芝居をやるというのも、実験的にやってみると面白いのではないかという気がします。最も1人芝居ということになりますと、これはシナリオが大変だろうと思いますし、それから役者さんの演技力、それからパーソナリティ、これが全部出てしまいますので、非常に厳しいかと思いますが、案外やってみると面白いのではないか、案外迫力があるのものが出来るのではないかという感じがしました。



村山アナ: 審議会委員の皆様のご意見は、「女性の様々な生き方を現実感覚を持って捉えたらどうか」と言うものでした。女性が現実に直面している問題をテーマにしたドラマを・・・という主張が多かったようです。これに対して、日本テレビ側は次のように解答しました。

山王丸アナ: 委員の皆様が指摘されたように「ドラマはその時代時代の幸福論の提示」であり、政治不安・経済不安がある今、その中で現実の多くの女性たちが抱える問題を的確に捉えること、また、結婚しない女性たちが増えている時代にあって、本当の幸せとは何かなど、今の時代を掘り下げながら、等身大の女性の生きざまを描くことが最も大切だと思う。そして、視聴者の皆さまに共感して頂けるような「生きたドラマ」を作っていかなければならないと答えました。

村山アナ: 皆さんは、どんなドラマを御覧になりたいでしょうか?どんなテーマで、どんな人生を扱って欲しいかなど、御意見がございましたら、是非『あなたと日テレ』までお寄せ下さい。

山王丸アナ: 今朝は、第三五一回日本テレビ番組審議会の模様を御覧頂きました。

村山アナ: それでは最後にお知らせです。


お知らせ:

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山王丸アナ:

番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
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     電話番号は、0570-040-040
     ファックス番号は、03-5275-4505
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     皆様からの御意見をお待ちしております。


村山アナ: それではまた、来週にお目にかかりましょう。




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