村山アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は、日本テレビの番組に対して、皆様から寄せられたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。


山王丸アナ 村山アナ

山王丸アナ: 今朝は6月25日に開かれました「第359回日本テレビ放送番組審議会」の模様をご報告いたします。この日は、日本テレビの番組『からだ元気科』について話し合われました。

村山アナ: それでは『からだ元気科』とはどんな番組なのか、ご覧ください。

山王丸アナ:
『からだ元気科』
毎週、金曜日の午前11時から放送している『からだ元気科』は、医療の最先端や疾病の予防・治療を紹介する医療情報番組で、昭和36年から40年余り続いた歴史のある番組です。
毎回一つの医学的テーマについて専門医の先生にインタビューし、その解説を中心に、実際の患者さんの話を加えたり、コンピュータ・グラフィックスなどによる説明で補いながら、解かりやすく、また正確に医療の現状をお伝えしています。
また、番組の最後に素朴な疑問にお答えする「かかりつけ医相談室」のコーナーがあります。


村山アナ: 身近な事なのに、いざという時にならないと真剣に向き合う事のないのが病気なんですけれども、この番組は知識として医療の情報を知るのにとてもいい番組ではないかと思います。
今回委員の皆様には「慢性心不全」と「水虫」の放送をご覧いただきました。
それでは「第359回日本テレビ放送番組審議会」の模様をご覧ください。

A委員: 毎回、テーマになっている病気の内容ですとか、治療方法に重点を置いて分かりやすく説明をしてくださっている番組だな、という感想を持ちましたけれども、ただ自分がその病気だという確信があればもちろん興味を持って見ますが、そうでないとあまり興味を持てない時もあるだろうな、というふうに感じました。なので、もう少しその病気に関しての自己チェック部分というか、自分でチェックをするというような、そういうものを分かりやすく細かく説明していただいたり、後は日常生活においてのその病気にならない為の予防方法という部分、最後の方にもありますけれども、もう少し多くしていただいた方が、よりその病気に関して知りたいなという気持ちが出てきて、興味深く視聴できるのではないかと感じました。一人の先生による病気の説明であったり、そういう事なんですけれども、例えばセカンドオピニオン的に何人かの先生がお出になったり、またその病気に関しての専門医の方々、全国的にたくさんいらっしゃるというのを紹介してくださると良いなと、個人的には思いました。あと「かかりつけ医相談室」なんですけれども、一般の方々からの質問なので、すごく身近で、それに対して答えてくださる先生も簡潔に分かりやすく答えてくださるので、とても良いなと思いました。

B委員: 非常に真面目な番組で、僕は4チャンネルではなくて3チャンネルの方を(笑声)つけてたかなと、そう思ったくらいの番組で、これは視聴率とか、そういうふうな事をちょっと置いといて・・・という事はあるかもしれませんが、それでなお且つ視聴率が高ければ申し分ないわけで、でも視聴率にかかわらずこの番組を続けることが良い事だろうと思うんです。それから日本医師会の当然コマーシャルがそこだと思うんですけれども、さり気ない広告と言うんですか、コマーシャルらしくないような広告になっていて非常に良いと、どうかこのまま続けていけるような経営体質であれば続けてもらいたいと、こういうふうに思います。

C委員: 「慢性心不全」と「水虫」に関して一点ずつございました。まず「慢性心不全」の方は、心臓肥大のX線の比較写真というのが何秒か出るのですが、それを見た瞬間にちょっと分かりづらいので、できればあの時に何かラインか何かを入れていただいて、高齢の方が見ているケースも結構あると思いますので、その方が一瞬にしてこのぐらいこういう肥大をしたら、そういう症状なんだという事が分かりやすいのではないかと、じーっと見ていたのですけど、ちょっと分かりづらかったものですから・・・それの方が良かったのではないかな、というのをちょっと感じました。それから「水虫」に関しては、先ほど非常に影響があるので薬を出しづらいというお話だったんですけれども、最後に各社の提供のやつが全部出ますので、飲み薬の新薬が出たという事を番組の中で訴えているのですが、オレンジ色の目薬が何回か写るんですけれども、それを伝えた名前を知りたいんですね。メーカーで問題があるかもしれませんが、それはちょっと知りたいなと思ったものですから、その2点が今回の番組についての感想でございます。B委員が言ったように、これは非常に良いので見ていらっしゃる方も参考になると思いますので、できるだけ続けていただきたいなというふうに思いました。

D委員長: この番組は確かに非常に良い番組だという印象なのですが、時間帯が午前11時から11時25分という時間帯、公的には本来この番組は見た方がよろしい、或いは見たいという年齢層、いわゆる成人病、我々もそうですけれども40代、50代、60代の人達はほとんど見ることができないし、それから家庭の奥さん方も朝のご飯の支度を終わって洗濯物を終わって、それから用事があって出かける人はもう出かけている時間帯ではないか、残っているのはお年寄りと病人の方々ではないかなという感じがするので、時間帯としては非常にもったいような気がします。もう少し、例えば日曜日の午後あたり、みんなひっくり返ってぼんやりとテレビを観ている時間帯などがもっとも相応しいのではないか、ちょうど25分位というのは観る時間帯としてはちょうど良く、長くもなく短くもなくというので、そのように私は思った次第です。
それから生命擁護に加えて、『QOL−生活の質』が・・・というような事を言っておりましたが、私は何か今までたくさん病気をいたしましたけども、考えてみますと「あと何年生きられるか」という事よりも、むしろ『QOL』ですね。こちらが非常に重要だと・・・。特にこの年になるといかに生きているか、いかに生きたかという事が大事なので、あと何年生きれるか、何もできない状態でもって長生きはしたくない、短くても正に生活の質が非常に充実してる、そういうものの方にウェイトを置きたいと思うので、何かそういった角度からの取り上げ方というものを是非お願いしたい。今までもやっていらっしゃるわけですけれども、そういうものをやっていただきたいなと思いました。

E委員: 現在の医学というのは、もう余りにも細かく細かく分かれて、専門の知識というのは一人の医者で全部カバーする事なんかできないんです。例えば、私が自分で病気になって医者にかかります。そういう事も多くなってきたのですけれど、医者にかかって、ただ私が医者であるから大まかな事は分かっているわけです。新しい薬だというのはもう、精神科だけでも600種類とか700種類、好みよって医者が薬を使っていくものですから、どの薬が何系統の薬かさえ、私は良く分かりますよね。だから、それでかかりながら「この薬はこういう種類のものだな」というのを大体整理して分かるけれど、素人の人達は逆に細かい知識を与えられたら、混乱するばかりという事もあるんじゃないかと思うんです。この番組に改革するところも、悪い番組だというわけじゃないし、情報番組としては質の高い情報を与えている番組ではあるけれど、視点がどこに置かれているかですよね。
例えばどこの医者に行けば良いのか、或いは専門家の方が良いのか、普通の一般のお医者さんの所に行って、そして専門家を紹介してもらえば良いのか、そういうふうな基本的な所が分からないですね。医者のかかり方が分からないので、病気の情報よりもそういう所で悩んでいる事が多いです。それから一番今は健康は善、病気は悪という図式に捕らわれて考えていって、そして一生の間、人間は必ず病気をしなければ生きていけない、そして病気から何を学んでいくか、という事の方が人生を物差しにした時に重要だという事です。その視点がちょっと欠けているわけです。健康番組をやった時に何が健康に良いか。そうすると病気が全部悪になるけれど、病気になって初めて人生の深みを認識する事ができたという人達がいて、そしてその人達は家族と或いは社会との人間関係を改善していけるんです。それまでは自己中心的にエゴイストのままだったのが、自分が病気になって初めて他の人達からの助けをもらったり、そういう経験をしたお陰で他の人達に自分も助けの手を伸べなければいけないという気持ちになっていくわけです。だから、そういう所がちょっと健康番組に全体から見ると欠けている。人生の物差しで計ったら病気というのはまた別の見方があるのだという事をちょっと・・・、そういう哲学を健康番組の中に入れて欲しいような気がするんです。

山王丸アナ: これに対して日本テレビ側から次のようなコメントが出されたました。

村山アナ: 日本テレビには医療番組を取り上げる上で番組基準があります。例えば、内容的に治療法や医薬品に触れた場合、その影響力は大きく、同じ治療法や薬でも効く人と効かない人がいるという事から、慎重に取り扱っています。
薬の名前を公表しなかったのはそういった配慮であった旨を説明しました。
また医師へのかかわり方といった個別の病気そのものではなく、新しい医学番組の方向性も検討したいとし、今後も視聴者の皆様の視点を重視しながら息の長い番組にしていきたい、と答えました。

村山アナ: 今朝は「第359回日本テレビ放送番組審議会」の模様をご報告いたしました。

村山アナ: それでは最後にお知らせです。




お知らせ:

『放送によって人権が傷付けられたら・・・
放送による人権侵害を救済する委員会機構BROへお電話下さい』

     BRO「放送と人権等権利に関する委員会機構」
          TEL 03-5212-7333



山王丸アナ:

番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102-8040、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号は、0570-040-040
     ファックス番号は、03-5275-4505
     お電話、ファックス共に24時間受け付けております。
     皆様からの御意見をお待ちしております。


村山アナ: それではまた、来週お目にかかりましょう。




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