村山アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は、日本テレビの番組に対して、皆様から寄せられたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。


  
山王丸アナ  村山アナ

山王丸アナ: 今朝は第362回日本テレビ放送番組審議会のご報告をさせて頂きます。
冒頭日本テレビより次の報告がありました。


村山アナ: かねてより病気療養中だった日本テレビ番組審議会委員日野啓三さんが亡くなられました。平成6年以来8年半にわたって番組審議会委員を勤められ、貴重な意見を頂きました。謹んで哀悼の意を表したいと思います。

山王丸アナ: 日野啓三さんは芥川賞作家でジャーナリストでもいらっしゃいました。享年73歳、出席者全員で黙祷をささげ冥福を祈りました。

村山アナ: 悲しい報告で始まった第362回日本テレビ放送番組審議会、今回のメインテーマは10月11日ゴールデンタイムの2時間枠で放送された『ぐるナイ世界最高金額ゴチ! 大ごさ〜ん連続スペシャル!!』の合評でした。審議の模様をご覧頂く前にこの番組を簡単にご紹介いたしましょう。

山王丸アナ: この番組は毎週金曜日に放送されているバラエティ『ぐるぐるナインティナイン』の人気コーナー“ゴチになります”のスペシャル拡大版。これは出演者が出された料理の値段を予想、外れれば全員分の食事代を自腹で払うというもの。今回は丸ビルの最上階にある世界最高峰の中国料理の名店を舞台に料理や店内を詳しく紹介、情報性を重視しながら笑いを前面に押し出した番組となりました。

村山アナ: 若い人達に大変人気のある番組のスペシャル版です。これを審議会委員の方々はどうご覧になられたか、大変興味深い審議会となりました。

山王丸アナ: それでは第362回日本テレビ放送番組審議会の模様をご覧頂きましょう。


第362回日本テレビ放送番組審議会
A: 私はこれは視聴率本位のもので、視聴率が高いという事は大勢の人に受け入れられたという意味がありますからそれでいいんだろうと思うんですね。
それから、若い娘さん達の意見を聞いてみたんですね。そうしたら僕の見た目とはちょっと違いまして、プロの料理人の技が分かってよかったと。たとえば6時間ぐらいスープを作るのに蒸すんだとか、強火で炒るんだとか、ツバメの巣は赤と白があって赤は白の2倍するんだとか、そういうふうな事が知らず知らずのうちに頭の中に入って非常に良かったと言うんですね。
私は可も無し不可もなしというか、視聴率が高ければ良し、悪ければやめというのが1番いい判断基準だと思います。


B: 今回のぐるナイは久しぶりに見ました。見終わった後は感想が出てこないんでちょっと困ったという事です。中心層に私が全くはまらないので感想が無いのも当たり前かと思ってちょっとほっとしました。外からちょっと冷めて見る感じだったんですが、私の喜怒哀楽のラインにはどこも触ってこないから、これはもしかして人気があるかもしれないと思ったんです。そうしたらやっぱりあって、良かったねって感じがしてます。
特に福臨門酒家を扱っていたので、番組全部コマーシャルのような印象を受けました。もともとテレビはCMの為の箱だっていう事がばれちゃってるなと、隠ぺい出来てるのかと不安になりました。
あとは、バブルも終って久しいんですが、あまりの料理の値段の高さにこれからの世の中の格差のようなものを見たような感じがします。ドキュメンタリーなどでこういう問題を扱ってくれると面白いなと思いました。


C: フカヒレ、アワビという食材の情報がかなり詳しく、設定が丸ビルの中のレストランという事で時代的には非常にタイムリーな場所を選んだし、食材の説明もありますし非常に完璧な番組というふうに感じました。
ただ1点、総額が40万弱となりますと庶民感覚とはかなりかけ離れた金額になってしまってるので、この辺を作った方達がどういうふうに考えているかというのを、今日お聞きしたいなと思いました。


D: 私はレギュラー番組も特番も楽しく視聴させて頂いてるんですけれども、ルールが非常にシンプルであるという事と、おいしそうな料理を見てるだけもで楽しいという事もあるのでさまざまな世代の方が楽しめる内容だと思います。みんな家族で、これはいくらぐらいだと思うかとか、おいしそうだと言いながらみんなが安心してリラックスして見れる事ができる番組だと思います。お金のことをテーマにしている割には、その種のいやらしさという物が無くて、さわやかに視聴できることに感心しました。
ただルールがシンプルな分、お店選びやゲスト選びによっては、マンネリ感が出てきてしまうのではないかと思います。例えば、最高級のお店でこれだけ高額な料理を食べるという事にあまり重点置いてしまうと、ちょっと引いてしまう部分もあるのでさまざまなジャンルのお店や、さまざまな魅力的なゲストでバリエショーンを広げていってもらいたいと思いました。


E: 私は実はあまりこういう番組好きじゃなくて、私は戦時中戦後のまさに食糧難の時代に育ったもので飢餓状態で育った我々としては、食べ物をお笑いの材料にする、バラエティの素材にするという事に非常に抵抗を持つんですね。ここには出てませんが、パイのぶつけ合いとかは非常に抵抗を感じますね。
今回は丸ビルの福臨門という非常に高級な料理を5万5000円で食べるという物で、フカヒレスープが1万円からで物によっては1万9000円という物もあって、ものすごい高い値段ですよね。それをふんだんに食べるという事で、庶民の感覚からは非常にずれている訳で、私どもからしてみるとちょっと冷めてしまう。確かに一面においては夢を与える面もあるのかもしれませんが、しかし今世界中で飢えている人がものすごいたくさんいる中で、高級料理をふんだんに食べてさらにお笑いの種にするのいう事についてはちょっと抵抗を感じて、私は冷めてしまった感じがしました。
視聴率を取るということは非常に大事なことかもしれませんが、関東で16%と他のところより低いというのがわからなくもない。関東関西が他のところよりちょっと低いというのは何かそういった意味があるんじゃないかと、都会の人はちょっと冷めた目で見てるんじゃないかと思いました。おそらくは40代から60、70代にかけては食べ物をおもちゃにするような番組については抵抗を持つんじゃないかなという感じがしました。


村山アナ: 料理のことがよくわかった、面白かったというご意見の一方、食べ物をお笑いの材料にする事に抵抗を覚える、総額40万円という値段は庶民感覚から遠すぎるのではといったご批判もありました。

山王丸アナ: 最近の番組はタレントだけが盛り上がって視聴者は冷めているのではという問いかけもありました。

村山アナ: 番組担当者は次のように答えました。
確かに今回の食事代は一人分5万5000円で番組としても過去最高額。庶民感覚からかけ離れているのですが、番組を支えている10代の若者達はそれを食べられるかどうかという現実感覚ではなく、値段当ての純粋なゲームとして楽しんでいると思います。また、テレビが笑いを提供するのは時代のニーズと考えている事、出演者は常に視聴者に好感を持たれているタレントを起用している事、バラエティもただ面白いだけではダメで、情報性などの付加価値をつけていきたい。


村山アナ: 今朝は第362回日本テレビ放送番組審議会のご報告をさせて頂きました。
それでは最後にお知らせです。





お知らせ:

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          TEL 03-5212-7333



山王丸アナ:

番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
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