村山アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は、日本テレビの番組に対して、皆様から寄せられたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。


日本テレビ審査室考査部長
伊藤 和明氏

山王丸アナ: 今朝は視聴者の方から寄せられました、こちらのご質問に答えていきたいと思います。
新聞や雑誌で番組審議会という言葉を目にしますが、実際にはどのような活動をしているのですか。
というご質問です。


村山アナ: 番組審議会といいますと、この番組でも月に1度その会議の模様を紹介しているんですが、今日は番組審議会の組織についてお話を進めてまいります。

山王丸アナ: スタジオには、日本テレビ審査室考査部の伊藤和明部長に来てもらいました。
よろしくお願いします。


伊藤: よろしくお願いします。

村山アナ: 現在日本テレビ放送番組審議会の事務、運営は考査部の業務ということなんですが、そもそもこの番組審議会が設立されたいきさつから話してもらえますか。

伊藤: 番組審議会というのは、放送法に基づいて設置されているもので社会の有識者7人以上で構成される番組審議機関ということになっています。放送に定められた外部からのチェック機関ということですね。
日本テレビでは年に10回審議会を開催しております。その議事の内容はこの『あなたと日テレ』でご紹介するほかホームページ上でも公開しておりますし、議事録は総務省の方に届け出ております。
ちなみに、第1回の番組審議会は1959年、昭和35年の5月に行われております。


村山アナ: 現在の番組審議会の委員の方をご紹介していただけますか。

伊藤: 半田正夫委員長、青山学院大学の学長です。
山川洋一郎副委員長、弁護士さんでいらっしゃいます。
作家で精神科医のなだいなださん。
評論家の島森路子さん。
将棋の永世棋聖、米長邦雄さん。
野球評論家の江川卓さん。
漫画家の槙村さとるさん。
視聴者代表として上光理恵子さんにお願いしています。


山王丸アナ: 様々な分野の方が参加して下さっている事になりますね。

村山アナ: 必ず視聴者の代表の方が審議委員として入っているというのがひとつの特色となるんでしょうか。

伊藤: その部分は法的に決められているわけではないんですけれども、日本テレビとしてより視聴者の皆さんとの距離を縮めるという意味でおひとり1年の任期でお願いしています。

村山アナ: お願いする基準、人選というのはどうなんでしょうか。

伊藤: 一般的には社外モニターなどお願いした方の中から、ご意見を頂く形で出て頂いたりしてます。

村山アナ: この他にも考査部の業務があるんですが、主なものを見てみましょう。
・番組審議会の事務運営
・社外番組モニターによる番組のチェック
・日テレフォーラムの開催
・番組向上に向けての諸活動

社外番組モニターによる番組のチェックとありますが、これはどういうことですか。


伊藤: こちらも番組審議会の委員に視聴者代表の方に入って頂くのと同様に、視聴者の皆さまの声を番組に反映させて、番組の質的な向上を図ろうということを目的に日本テレビとして行っている制度です。
こちらは半年の任期でお願いしてまして、現在一般モニターは各世代の方々を散りばめまして20名、あと深夜番組を中心に見て頂いてますヤングモニターという制度を作っているんですが20歳代の方を中心に15名ですね。週に1、2本番組をご覧頂いて24時間以内にメールで日本テレビにそのレポートを送って頂きます。それをまとめまして早ければ2日後くらいには番組を作った制作者の方や関係者の手元に届きます。
山王丸アナ: 必ずフィードバックされるようになっている訳ですね。

村山アナ: ホームページなどを見てみますと、定期的に社外モニターの募集などをやってますよね。

伊藤: 半年任期でお願いしてますので、半年ごとに新しい方に入れ替わってますね。

村山アナ: 続いて、日テレフォーラムの開催とありますけどこれに関してはどうですか。

伊藤: こちらは1999年の6月に、民放連の青少年と放送に関する申し合わせというのが出されたんですけど、その際に日本PTAや視聴者との交流を積極的に行うということが盛り込まれたんですね。それを受けまして、視聴者の皆さんと番組の制作者が直接話し合ってお互いの距離を縮めて行こうという目的で、1999年から始めてます。
今年はテレビのモラルというテーマで2月2日に開催しました。11日にその模様を放送しました。


村山アナ: 視聴者の代表の方からの話は内容として盛り上がったんでしょうか。

伊藤: そうですね。厳しいご意見も頂戴致しましたし、テレビにモラルはないとおっしゃる方もたくさんいらっしゃいましたしね。

村山アナ: 実際に高校に行って日本テレビの代表と話をしたという事がありましたよね。

伊藤: それは昨年に、横浜の聖光学院の方に編成部長が行きまして高校生と意見交換を行ったという事がありました。

村山アナ: 毎年この日テレフォーラムというのは、内容としても我々日本テレビの側としても非常に参考になることが多いようですね。

伊藤アナ: そうですね。

村山アナ: 続いて、番組向上に向けての諸活動とありますけど、これはどういった事でしょうか。

伊藤: 先ほどの番組審議会もそうなんですけど、放送局には番組基準というものがありまして、これも放送法に定められているものなんですね。この番組基準、テレビ局でいうと憲法のようなものなんですけど、その細則として日本民間放送連盟の放送基準というのを準用してるんです。その番組基準、放送基準を遵守した番組作り、それに則した適正な番組作りをアシストしていくのが、考査部の仕事になりますね。
それで視聴者の皆さんから信頼される放送局にしていくというのが、我々の主な仕事となっています。


村山アナ: 考査部の仕事といいますと、テレビをご覧の皆さまにわかる形ではなかなか出てこない所なのかもしれませんね。

伊藤: 直接ご覧の皆さまと関係しているというと、そのモニターであったりフォーラムであったりそういう事が中心ですね。
ですから、番組の裏に実は我々がいるということですね。


村山アナ: 日常の業務でいいますと、テレビを見ている皆さんと制作者側の間に立ってというのが大きな部分なんでしょうか。

伊藤: そうですね。制作者側に対するアドバイス、ご覧になってる皆さまに対してどういう感じを受けるかというのを考えながら作っている訳ですから、その間にいるというのは正しい表現かもしれないですね。

村山アナ: ここまでは日本テレビ考査部の業務について話を進めてきました。

山王丸アナ: それではここで、1月の日本テレビ放送番組審議会のご報告をさせていただきます。
第364回放送番組審議会が1月28日に開かれました。
テーマは1月2日放送の『日本テレビ開局50周年記念ドラマ 天国のダイスケヘ』です。
冒頭日本テレビ側は、実際に箱根駅伝に出場を果たしたものの、再生不良性貧血によって亡くなった佐藤大輔さんの実話を基に作られた作品であることについて説明を致しました。
番組審議委員からは

あまり派手さは感じないが丁寧に作ってあり感心した。
主人公の心の成長が、視聴者に勇気を与えたのではないか。
ふたりのキャストが適役で、友情、信頼、前向きに生きることの大切さなど非常に良いテーマであった。
番組タイトルから彼が亡くなるということが想像できた為、楽しいお正月にあえて見たくないという気分が視聴者に作用し、高視聴率には結びつかなかったのではないか。
もう少し襷の重みを実感できる画面があればよかった。

等の意見が出されました。


村山アナ: これを受けて日本テレビ側は

実際に起こった話をベースにお正月の放送、ドラマ性をどこまで強めるか、ドキュメンタリー部分をどう大事にするかなど考え悩み、オーソドックスな作りになりすぎたのかもしれない。
これからもドラマというかたちでできる限り世の中に対して大切なメッセージを伝え続けたい。

等と答えました。
今朝は、日本テレビ審査室考査部の伊藤部長と共に番組審議会について、そして考査部の業務についてお送りしました。
伊藤部長どうもありがとうございました。


伊藤: ありがとうございました。

村山アナ: それでは最後にお知らせです。




お知らせ:

『放送によって人権が傷付けられたら・・・
放送による人権侵害を救済する委員会機構BROへお電話下さい』

     BRO「放送と人権等権利に関する委員会機構」
          TEL 03-5212-7333



山王丸アナ:

番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102-8040、日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号は、0570-040-040
     ファックス番号は、03-5275-4505
     お電話、ファックス共に24時間受け付けております。
     皆様からの御意見をお待ちしております。





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