村山アナ:
この番組は、日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。



古市アナ: 今朝は『第369回・日本テレビ放送番組審議会』のご報告を致します。今回は、『世界まる見え!テレビ特捜部』についての合評が行なわれました。
村山アナ: ではまず、この『世界まる見え!テレビ特捜部』どんな番組なのかご紹介します。

古市アナ: 毎週月曜日の夜8時から放送しているファミリー向けエンターテインメント番組『世界まる見え!テレビ特捜部』は、放送開始の1990年から今年で14年目。世界のテレビ局が撮影した迫力のドキュメンタリー番組や、感動の実話などをぎゅっと凝縮して、心と頭に訴えかけるVTRで構成しています。文化・国民性の相違や、興味深い世界のトピックスを、わかり易くお楽しみいただける番組です。

村山アナ: 今回のこの委員会は、東京ドームホテルの42階にあります「アリエス」で開催されました。それでは早速、合評の模様をご覧下さい。


『第369回・日本テレビ放送番組審議会』
A委員: 全部面白かったんですけども、じゃあもう一回次も見ますかと言うと、私は見ることはないと思います。何故かと言うと、「騒々しい。一つ一つのVTRが散漫な印象になってしまう。最終的に感動的な話があったにも関わらず、なんとなくそんなに良い感じが残らない。」それは私がそういう騒々しさを好き好まないから、そういう風に思うだけかも知れません。

B委員: 本当に久しぶりに見て、所さん・ビート武さん・楠田さんが全然変わらずそこに居るので、その事にとてもびっくりしました。私があまり意味を感じないどうでも良いんじゃないかなと思う番組というのは、結構視聴率が良かったりすることが多いので、やはり何となく良いんじゃないかなと思っているのですが、一つだけ「武さんを使う意味があるのかな」というのは、番組が終わった後に少し考えました。内容については割とあっさり忘れて、今思い出そうとしてもちょっと思い出せないという様な印象で、それはその時楽しかったんだろうな、と思いました。

C委員: 私は家族でこの番組を観たのですが、印象は非常に良かった。どこが良かったかというと、良い所がわからない。良い所が全然わからないのだけど、とにかく良かった。と、いうのは、いやらしい所とか怒るとかとそういうものがなく、笑いや明るさ、涙、感動があり、嫌な面は出ていない。騒々しいという事は確かにあるが、楽しいから良いじゃないか、という批評であります。

D委員: 10年続いてきたから、また実績を上げているから、これで良いだろうと思っていると、ちょっと違う気がします。題名も「世界まる見え!」というのはやはり少し品がないですよね。これはなんと言っても日本語としても、長い間、他にも「世界まる見え!」式なこういう題名の表現が、これは他にも沢山ありますし、この日本テレビ一社だけではなくて、日本のテレビ全体で争ってこういう題名を選んでいる様な所があると思います。

E委員: やはり全体にものすごく、何でこんなに焦って詰め込むのだろう。間が、本当に無いんです。昔の方がもうちょっと間があったのではなかったかなという気がします。で、その間は多分スタジオで作っていたと思うんですけれども、今スタジオが全然生きてないなという様に思いました。で、特に随分贅沢な人達を使っている訳ですよね。それで、かつては所さんなんかはあの無責任ぶりが番組に対する批評性を持っていたし、あそこにいるスタジオにいる人達というのは視聴者の代表ですよね。極めて優れた視聴者の代表だったと思うんですが、今そういう機能を誰も果たしていないなという感じを今回は持ちました。

F委員: オープニングの部分のギャグは、私なんかが見てても殆ど意味がわからないし、面白くも可笑しくもない、ただどたばたしているだけ。ああいうオープニングが何故必要なのかなというのを特に強く感じました。所さん・楠田さん・北野さんと、それぞれの大家が三人もいる訳なんですけれど、北野さんも「世界の北野」になったのに、まだこんなことをやっているのかと思い、或いはここが原点なのかなとも思っていたのですが、いずれにしろ人が余分にいて、その人達が素材の良さを損なっているという様な感じがしました。

G委員: オープニングのどたばたから面白く、笑いながら引き込まれてしまいました。面白CM、刑務所グッズ、体臭テスター、双子の車椅子など、私の知らない話題ばかりで、興味深く飽きずに観ることが出来ました。全体的には夕食後に家族皆で楽しめる、肩のこらない番組だと思います。好感が持てます。ただ、個性的なゲストの方が五人も居たのに、印象に残ったのは初めの部分だけの様な気がしたので、ただVTRの映像を流すだけではなくて、それについての感想や意見を、それぞれの方からもっと聞きたかった様な気がしました。

H委員: 最後すごく感動的なビデオで終わりますよね。武さんは何も言ってないんですよね。つまり、何か言うと雰囲気を壊す。でも、雰囲気を壊すから何も言えない司会というのも何だろうという。既にそこに矛盾が生じてるのではないかな。だから、多分このままやっていっても、私も多分通りすがりに観て、面白いなと思って観るとは思いますが、これで良いのかと言われると、良くないのではないかという風に思いますが、どうしたら良いのでしょうね。

I委員: まあ、500回以上続いてらっしゃいますので、自信を持って作られていると思うんですけど、やはり出演者のキャラクターに随分頼ってらっしゃるなと感じることもあります。武さんや所さん。それで、殆どの方がリアクションはしていますけど、やっぱり感想は最後ぐらいでしか言っていないですよね。ですから出演者の方に頼っているという事を感じました。作り手が安心していらっしゃるので、更に新しいものを作っていこうというチャレンジ精神みたいなものが見えて来ないな、という様に感じました。

J委員: あまり面倒くさいことは嫌なんだけど、スポーツを観るのと同じようにさばさばしていて、割にべたべたはしていない感じで、場面の変化は多くて面白い、という感じのものが欲しいというイメージですよね。そういう意味であの番組を作っているんじゃないかなという風に思っています。全体の受ける印象というのは、この時間帯にこれを入れるんだったらこういう感じかなという、自分なりには割にヒットしている番組だという感じを受けていますけどね。

K委員: ニュースそのものがワイドショーと凄く近くなってきているという、ニュースがニュースである要素を薄められていて、多分それで高い視聴率をとっておられるのだと思いますけれども、それと、この様な番組と、それからワイドショーがあるという様なことを考えますと、テレビ局の目指すものは何なんだろうという疑問はわく訳ですね。この番組はこの番組で、その目的に沿ったもので宜しいかと思いますけれども、そのバランスをとるためにもメリハリをつけて頂ければ良いのかなと。メリハリをつけて、ニュースで報道する時はニュースらしいものをもっとやる、その半面でこういう楽しい番組があって、終わったらもう後腐れなく楽しんだという記憶だけが残る番組がある、そしてワイドショーがあって、他の何かがあって、という風な方向を目指していただければもっと良いのかな、という感じが致しました。

L委員: 一つ一つの番組、トピックスが、瞬間芸の様な感じがしたんですよね。瞬間芸の集まりの様な気がした訳です。瞬間芸というのは一つ一つが面白いんですけれども、それを作る人というのは大変な努力を重ねて瞬間芸を作ると思うんですが、この様に瞬間芸がたくさん、次から次へ行なわれますと十分余韻に浸る間もなく次々と行ってしまいますので、前の方は全部忘れてしまう。せっかく作ったのに非常にもったいないなという感じがした訳です。そういう時代になってきたのかな、間があるないと言うのはやはり年のせいなのかなという様に思ったりもしました。

村山アナ: これを受けまして、日本テレビ側からは次のような発言がありました。

古市アナ:
番組担当者は、14年の中で流れ作業になっており、当初の志と現在ある番組の状態が必ずしも一致していないと気付かされた。もう一度我々の足元を見直して、テレビを観ている方々とより良いコミュニケーションを目指し、原点に戻って番組作りに邁進したい。また、幕の内弁当のように情報量が多く、展開も早いという意見は、確かに情報を全部入れるのはせわしないと思う。今後、番組作りの参考にしたい。

と、コメントしました。
今朝は、『第369回・日本テレビ放送番組審議会』の模様をご報告致しました。

村山アナ: それでは、最後にお知らせです。

お知らせ: 放送番組によってあなたの人権が侵害された?青少年への放送の在り方にご意見がある。そんな時はBPO。放送倫理機構です。放送があなたのより良きパートナーである為に。 番組によってあなたの人権が侵害された時や、青少年に対する放送の在り方など、放送に関するご意見、苦情がある時には下記の番号までお寄せください。

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古市アナ: 番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102-8040 日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号:0570-040-040
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     お電話、ファックスは24時間受け付けております。
     皆様からの御意見をお待ちしております。

村山アナ: それではまた来週お目にかかりましょう。




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