村山アナ:
この番組は、日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。



古市アナ: 今朝は『第371回・日本テレビ放送番組審議会』の模様をご報告して参ります。

村山アナ: 今回の合評で取り上げられた番組は、さる9月12日金曜日、午後9時から2時間半に渡って放送されました、『高校生クイズ2003』。クイズの甲子園として全国の高校生に注目されている、真夏のイベント。今年は一味違う大会となりました。どんな番組だったのか、まず皆さんにご紹介致します。

古市アナ: 今年で23回目。20周年を迎えた『高校生クイズ2003』。全国の高校生たちが3人1組になってクイズ王を目指す番組です。記念の年を迎え、今回は新たな趣向が盛りこまれました。予選では携帯電話のiモードを使って気軽に参加できるシステムを導入。更に、何か一つ秀でたものを持つ高校生にチャンスを与える一芸予選を新設。知力だけでなく、個性豊かな高校生の参加を促しました。また、知識だけではなく体力勝負の問題もあり、番組を盛り上げました。いつもと一味違う今年の『高校生クイズ』。皆さんはどんな印象を持たれたでしょうか。

村山アナ: それでは、『第371回・日本テレビ放送番組審議会』の模様をご覧いただきます。審議会は汐留の日本テレビ新社屋で、初めて行われました。


『第371回・日本テレビ放送番組審議会』

A委員: 久しぶりに観たんですが、観てないのに「多分なおってんだろうな」という感じがしたんですね、最初に。それは、クイズを解くという番組なんですけれども、その要素は半分ぐらいなんでしょうかね。他の要素がたくさんあって、肝心のクイズに挑戦するっていうところが意外と小さくなっていて。つまり、クイズを高校生たちがやると。それが青春にふさわしいかどうかわからないですけど、徹底してやっていればそれにこちらも集中できたかもしれませんが、どうも番組に入ろうと思うと目を覚まされるっていうのが繰り返されて、なんとなく終わってしまうという気がしました。

B委員: ただ勝っていくっていうんじゃなくて、もちろん普通の社会の中には敗者復活戦はないんだって思う人もいると思いますが、私なんかはあると思っているんで、いいメッセージだなと思いました。当たり前に頑張って、当たり前に泣いて、そういう価値を丁寧にとっていくっていうか。すごく高校生が集まって、とっても色合いが似てるなーって最初は思ったんですが、その中でも一生懸命狙っていくと個性が見えてくるっていうのが楽しかったです。濃い内容を観たような気がしました。そういう印象でした。

C委員: 俺の人生もう短いんだよ。それを何でここで2時間半これを観てなきゃならないんだよっていう、そういう焦りを感じさせられましたね。知ってれば答えられるっていう問題と、深い現象に対する理解力がなければ答えられないような問題っていうのがある訳ですね。ところが、このクイズ選手権で高校生にそういうふうな考えさせるような問題っていうのを求める方が無理なんでしょうけれど、やっぱりそういう点ではこの人たちも僕にも人生短いんだけれども、高校生だってあっという間に人生黄昏の時期までくるよって、なんか忠告してやりたいような気分になりました。

D委員: クイズ番組というから、最初はどういう知的なやりとりがあるのかと思って観たんですが、そこはまあ50点ぐらい。で、高校生が皆さんたくさん出て競って泣いたり笑ったりしたという意味ではそれなりに楽しかったという感じですね。で、勝ち残ってきた人たちにしては、例えば「愛弟子」という字が全然読めなかったりとかですね、この人たち本当に勝ち残ってきた人たちなのか、なんか途中から入ってきたんじゃないかなと思ったりして、それも含めて今のゆとり教育でどんどん学力が落ちている高校生なのかなと思ったりして。そういう意味では高校生観察という意味で楽しませていただきました。

E委員: 最後は盛り上がって、非常に締まって終わったなというふうに思うんですけれども、ちょっとやっぱり番組として長すぎないのかなという事と、それの裏返しとして純粋のクイズ番組というよりは、それに加えてお祭り騒ぎが随分入っていて、そういう意味ではバラエティ風の番組にもなっているのではないのかなと。今年は20周年記念という事ですから、色々趣向を加えられたのかなというふうには思うんですけれども、純粋のクイズ番組は準決勝・決勝のあたりはそういうのあったと思いますが、それ以前はちょっとそうじゃないなと。そこが番組としてちょっと締まらなかった部分なのかなという感じも致しました。2時間半最後までちゃんと観まして、それなりに面白かったと思います。

F委員: 今年は地元の高校がベスト20まで残った割に、盛り上がらなかったような気がしました。海外に行かなかった事と、爆笑問題が司会に加わった事が何か緊迫感をなくしてしまったような気がして、毎年成田での切符の争奪戦は真剣勝負という感じで見応えがあったんですけれど、それがなかった事と、爆笑問題の方はとても面白いんですけれど、勝負の場に気が抜けてしまうような発言がたびたびあって、進行を妨げているような気もしました。

G委員: 私たちにとっては今時の高校生の生態を観られるという事で、面白い番組だったと思うんですけども、高校生にとっては自分でも出来そうな感じがする、誰でも参加できる、例えばクイズ一辺倒になっていきますと、クイズ研究会とかそういう知力に傾いて、クイズの事なら何でも出来るような子達がどんどん勝ち残っていってしまうんですけれども、そういう子が無情にも落とされてしまうっていうところが可哀相は可哀相、面白いは面白い。で、高校生全てに夢を抱かせ参加させたくなるっていうところなのかなと思いました。

H委員: さすがにやっぱり締めるところは締めてるのかな。最後はやっぱり純粋なクイズバトル。最後は絞り込んで決勝戦やってたけど、あれなんかはなかなか緊迫感があって。結局クイズ番組ではあった訳ですね、途中で色々お祭りが入ってきたけれど。なるほどなぁと思って観てて。それで何となくやっぱりクイズ番組を観たないう感じにはなりましたね、最後は。しかも大逆転しちゃったからそれは面白かった。ああ、現代の高校生ってこういうのかと思って。なんか明るくていいんじゃないですか。全く日本の国も面白くない事が多いけど、ああいうのを観てるとこれは将来日本の国も明るくなるかなっていう、率直なところ思いましたね。

I委員: クイズという形式をとったバラエティ番組だというふうに思っていましたし、そういう意味ではたくさんの要素が色々入り込んでいて、その要素がちょっと多すぎて散漫だなと思う所も正直言ってありましたけれども、バラエティだと割り切って観ればそういうものだというふうな印象です。きっと子供たちにとっては、出てくる子供たちは本当に皆、素直で明るくて元気で、今時の高校生のポジティブな部分の写し絵になっているような印象ですね。

J委員: 面白かったのは一芸チームですね。これが非常に頑張った。1回戦で落ちてしまうんじゃないかなと思いましたら、随分頑張っておりまして。私はこれを観ておりまして、一芸入試っていうのは大学でよく最近あるんですけれども、一芸入試で大学入れたらどうかなという、かなり批判的に見ていたんですけれども、ああいうのを見ていますと一芸入試もまんざら悪くないなと。とにかく一芸に秀でているという事は、他の何もないものよりは遥かにいい所がある。また、一芸に秀でているという事はやっぱりそれ以外の部分についてもかなりいい所がある学生でしょうし、更に一芸に秀でるっていう事は集中力が極めて高い。そういう事ではないかなと思って、ちょっと近くうちの大学を見直してもいいかなと思った次第です。



村山アナ: 『高校生クイズ2003』の合評をご覧いただきましたが、委員の皆様、楽しまれた方も多かったようです。

古市アナ: 一芸で予選を突破した高校生チームが上位に残った事に感動したと仰る委員の方もいらっしゃいました。

村山アナ: その意味で、新しい趣向も成功したとも言えますが、最後に日本テレビからこんな発言がありました。

古市アナ:
知的好奇心をくすぐる問題を、もう少し出した方がよいという委員の意見には賛同します。クイズ問題の精度を、今後はもっと高めたい。しかし、単なる知識問題だと携帯電話やパソコンを使って正解を知ってしまう高校生もいるので、その辺も考えねばなりません。一芸での参加は色々と反省点はあるが、頭のよい高校生ばかりでなく、明るくて健康な高校生を見られたという点で、成功したと思います。『ウルトラクイズ』のようなスケールがないとのご意見ですが、参加者が未成年の高校生という事でスケール感や悲壮感を出すのは難しい。今後の検討課題とする。

などの発言がありました。

村山アナ: 色々な点で、反省点も浮かび上がりました。委員の皆様のご意見を生かして、来年は更にレベルアップした楽しい『高校生クイズ』にして参ります。今朝は、『第371回・日本テレビ放送番組審議会』の模様をご報告させていただきました。それでは最後にお知らせです。

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村山アナ: それではまた来週お目にかかりましょう。




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