村山アナ:
おはようございます。視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は、日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。


古市アナ: 今朝は「第375回・日本テレビ放送番組審議会」の模様をお送りいたします。

村山アナ: 去年11月末に行われました番組審議会で、視聴率を考える番組を作ったらどうか、との提議がありまして、これを受けまして日本テレビでは去年12月30日10時30分から45分間、『視聴率ってなんだろう?』という番組を放送いたしました。まず『視聴率ってなんだろう?』という番組、どのような内容だったのかVTRでご覧下さい。

古市アナ: 『視聴率ってなんだろう?』では、まず計測機械から視聴率が数字になるまでの仕組みと流れを詳しく説明しました。次に視聴者・出演者・制作者にとっての視聴率とは何か、また日本テレビ史に輝く名場面と視聴率の関係を検証したり、テレビ先進国アメリカでの進歩的な計測方法などを紹介するなど、視聴率の仕組み・歴史・問題点などあらゆる角度から視聴率に迫り、改めて見つめなおしました。

村山アナ: それでは早速、合評の模様をご覧下さい。

『第375回・日本テレビ放送番組審議会』

A委員: 視聴率を理解する上で良い番組であったと思います。しかしながら視聴率の使われ方、テレビ局とスポンサーの関係等が説明されていなかったので、もう少し掘り下げた内容であったらと思いました。この送られてきたモニター報告書のレポートを読んでものすごく同感したんですけれど、不正の起こった土壌の問題を解決しなければどんな評価基準を導入しても同じ事という事と、モラルの問題というのと、あと事件の原因を様々な角度から解明が必要という厳しい意見が書かれているんですけれど、全くその通りで私の思っている事を言い得て書かれているんで、視聴者を代表した意見だと思いました。

B委員: 自分の会社で起こった事を自分の会社でやはりそのような番組を作るという事は勇気のいる事だろうし、また作り方によっては色々な事を言われかねない所をよく作ったと思います。それからそこでビーズの実験がありましたけれど、あれは私も驚きましたけれど、よくあの人選というかやり方といいますか、短期間であの実験をさせたと。あの所は非常にわかりやすくてよかったですね。

C委員: この番組は視聴率の説明であったですけど、そういう姿勢で視聴率というのは放送ってあるんだというような事を、むしろはっきり。それで作家は視聴率なんて考えないで自分が思いを作品として作ればいいんだと。いいものをつくれば視聴率がついてくるという言い方されましたけれど、番組を作る側の人の立場としてよくわかりますね。ただ、やっぱりそれに対比して放送者たるものはそれはそれで活かしてもらわなくてはいけないけれど、そこに視聴率というものをどういう格好で取り上げていくのかという所が放送者としての一番価値のある所じゃないかというふうに思うので、そういう意味の対比みたいな物が少し出てくるとよかったなという気はいたしました。

D委員: とっくの昔から録画っていうのは常態化していますよね。特にテレビドラマなんか、最近ドラマ不振の話がテーマに出てましたけど、最近またちょっと私の周りではドラマを観る人が増えていて、ほとんど録画で観ています。それと個人視聴率の問題というのもありますけど、ちょっと出ていましたけど家族の顔をメモしたのを押すという、あんな面倒くさい事を本当に皆やるんだろうかとちょっと思わなくもなかったんですけど。個人視聴率の問題も出てくるし、視聴率自体の仕組みや形がこれからは変わってくるんじゃないかなという気が個人的にはしてますので、むしろその先の視聴率の問題というような事をもうちょっと突っ込んでいただいたら面白かったかなというような感想を持ちました。

E委員: これはごく一般的な視聴者を念頭においた啓蒙的というか、非常に網羅的・教育的なものだなという印象を受けました。という事は、ちょっと突っ込みも足らないかなと印象があったという事なんですけれども、どういう点でそうかと言うと、やはりこの視聴率というのが民放の経営にとってどういう大きな意味合いを持っているのかという所をもうちょっと、経済的側面といいますか、生々しくといいますか大きなインパクトを率直に出しても良かったのではないか。それは民放各局の例えば経営者の方々、あるいは制作の第一線にいる人達にとって視聴率というのはどういう意味合いとインパクトを持っているのかというのを、日本テレビの方ばかりでなく他局の方にももし可能だったらインタビューするような格好で、今視聴率が持っている意味合い、現場及び経営者の方々両方に対する意味合いというのを探ってほしかったなと。

F委員: これはもちろん、番組の誓約上視聴率の性質を知る物なのですが、テレビにとって視聴率単独で問題という事はあり得ないと思うんですね。つまり「テレビってなんだろう?」という話になる訳ですね、結局。視聴率というのはテレビの経済的側面であり、必須なんですね。誰かも仰ったと思いますが、スポンサーとの関係。じゃあいい番組も作りたいけれどしかし経済的側面があると。結局今の社会の中でテレビをどう作るかという事の一部で視聴率がある訳なんで、視聴率だけを単独で取り出してもなかなかよく見えないんじゃないかなと。ですから本当は「テレビってなんだろう?」というふうに番組のコンセプトを立てるか何かして、その中で視聴率は何かというふうにしないとよく見えないというふうに、つまり根本的な何か足りないなという印象は多分そこにあったように思います。

G委員: 視聴率というのは非常に面白いテーマであると思いますので、とことん掘り下げていくと非常に面白くなったんじゃないかなとちょっと思いました。特にテレビ大国アメリカですから、アメリカの方を見るのはしょうがないんですけど、外国ではどうしているのかというとほとんどアメリカ、イギリスは1例出てきただけだけども、これから例えば中国はどうしていくのかとか、あるかどうかは別ですがいわゆる日本が尊敬できるような国がどうしているのか、そういう何か一助となるものがもっとあった方が良いんじゃないかなと思ったんですね。

H委員: 私は数字というのは非常に問題だと思うんです。これはデジタル放送が普及していくにつれて双方向性になりますからね。だから視聴率の会社を通さなくてもテレビ局の方でおそらくそういう調査ができるようになってくるんじゃないかというような気がするんです。視聴率を外部に頼んでるだけじゃなくて、これから地上デジタルやBSデジタルが普及していくにつれて、それを放送局の方としても準備していく必要があるんじゃないかと思います。

I委員: 一言で言うと非常に観やすい作りになっていたと思います。ただ、準備の期間が短かったという事もあるんでしょうけど、やはり例えば高い視聴率をとった番組を流していましたよね。あれなどはもしかしたら埋め草かなと思いながら拝見しておりました。視聴率という事を論ずるというのは、この日本の社会の在り方を論ずるという事につながっていく、正面から向き合おうとすればするほど難しい課題になる事なんですね。だからそれをどこで収めておくか準備する時間とスタッフと、それから問題のあり方と色々考えて、今回は視聴率という事をテクニカルな部分から解説したのかなという事を感じまして、それ以上でも以下でもなかったという感想です。

委員長: ビデオリサーチ社が600の世帯この視聴率調査機を家庭に置いているそうですが、これは一体どういう基準で選んでいるのかという事についての説明が全くない訳ですよね。男女の違いもあるでしょうし、それから年寄り子供という違いもあるでしょうし、山の手下町という違いもあるでしょうし、きれいに公平に選んで初めてこれは意味を持ってくる訳ですがそうなっているかどうかが全くわからない。それが偏っていますと結果として極めていいかげんな物にならざるを得ない訳で。そこの所の説明がやっぱり必要なのではなかったかなという気がしました。



村山アナ: 委員の皆様から貴重なご意見をいただきました。これに対して社側から次のようなコメントがありました。

古市アナ:
ご指摘の多かった視聴率の大きな側面であるCM、またはスポンサーとの関係について、時間的な制約や様々な事情がありあまり突っ込んだ取材が出来ず、今回は視聴率のみにしぼらざるを得なかった。
と、コメントしました。

村山アナ: また、
これからは視聴率をとる事だけでなく、本当に良い番組作りを目指さなければ視聴者に観ていただけないという思いを新たにした。この番組はその決意表明だったとご理解いただきたい。
と結びました。

古市アナ: 今朝は「第375回・日本テレビ放送番組審議会」の模様をお送りいたしました。

村山アナ: それでは最後にお知らせです。

お知らせ: 放送番組によってあなたの人権が侵害された?青少年への放送の在り方にご意見がある。そんな時はBPO。放送倫理機構です。放送があなたのより良きパートナーである為に。 番組によってあなたの人権が侵害された時や、青少年に対する放送の在り方など、放送に関するご意見、苦情がある時には下記の番号までお寄せください。

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古市アナ: 番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
まずお手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号102-8040 日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号:03-6215-4444
     FAX 番号:03-6215-0444
     お電話、ファックスは24時間受け付けております。
     皆様からの御意見をお待ちしております。

村山アナ: それではまた来年、お目にかかります。どうぞ、良いお年をお迎えください。




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