村山アナ:
おはようございます。視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は、日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。



古市アナ: 今朝は「第378回日本テレビ放送番組審議会」の模様をお伝えしてまいります。

村山アナ: 今回は『ニュースプラス1』が総務省から行政指導を受けました、「ニュースにおける特集及び報道一般」について審議委員の皆様のご意見をうかがいました

古市アナ: それに先立ちまして問題となりました2本の企画、「洗濯機の爆発事故の検証」VTRと「銀座・新橋・汐留のOL、サラリーマンが選ぶ店ベスト10」と題したVTRをご覧頂きました。

村山アナ: 続いて、松本報道局長より前者については「爆発した過程と同じ状況での検証ではなかった。また、チェック体制の甘さもあった」とし、後者については「アンケートの手法に一部とはいえ適切とはいいがたい手法があった」という調査結果をご報告しお詫びいたしました。

古市アナ: それでは早速、審議委員の皆様のご意見をお聞きください。


『第378回・日本テレビ放送番組審議会』

A委員: 日本テレビだけじゃなくてテレビ製作時必ずでてくるのが下請けのプロダクションに任せた結果、うまく監督が出来なくて思いもよらぬものが作られたということですね。プロダクションが作ってきたものがどこまで検証に耐えられるかっていうシステムがまだ確立されてないと思うんですよね。要するに信用すると。問題が起きたところで初めて、こういう種類の番組に関しては検証法を作る。これからもこういう問題は幾らでも出てくるであろう。もっと大きいミスなり偽造が番組で作られた場合に、被害が大きいんじゃないかな。この辺は当然テレビ局側でも考えていらっしゃるとは思うんですが、何か根本的な解決策はないのかという風に思いました。

B委員: ちょっと色付けしてありますよっていうことはある程度は許されることだろうと思いますけど、ちょっとヤラセが過ぎるということでは問題があったんではないかと思います。そこのところこのプロダクションなんかも気をつけそうなものだと思うんですが、やはり爆発しないと取り上げてもらえないから、プロダクションとしても仕事にならないということになるんでしょうね。それから先ほどのアンケートみたいなものはですね、1〜10位をつけるのは大事なことでしょうけど、なぜ決めたかということをちゃんとしておけば、クレームが来ない順番のつけ方を工夫すれば済むことであろうと私は思いました。

C委員: こういう生活情報系の番組というのは、その事実をどこまで視聴者にわかりやすく、工夫を凝らして危険なんだということを伝えるか、また、その境界線でこれを超えてしまったら過大表現になってしまうというところが難しいと思うんですね。私も実際に映像を見て信じてしまったんですね。ですからその作り手としてこれをわかりやすく伝えたいということはいいと思うんですが、ここまでなってしまうと本当に誇張されすぎてしまって、むしろ誤解を招くなっていうことを改めて感じました。本当のニュース、報道をあまり誇張しすぎてしまうと、視聴者はここは慎重ではない、誠実ではないということで離れていってしまうと思いますので、今回のことでその辺をもう少し慎重にされたほうがいいかと思いました。

D委員: この種の問題はテレビ局というより、それをうけて実際に番組を作る具体的な番組の作り方のところが問題だと思うんですね。そこの契約なんかもしっかりして、特に内容がヤラセのようなものはダメだ、みんなが迷惑するんだということをしっかり通さなきゃならない。下請けとの間を信用関係だけでやっていくということではなくて、下請け自身も名前を出すなりして著作権みたいなものをはっきりさせて責任も持たせるということをもう少しちゃんとしたほうがいい。そして、実際にちゃんとしているということを番組を作って宣伝したらどうでしょうか。

E委員: こういう問題は今までずいぶんあったと思うし、これからもきっとあるだろうと思うんですよね。チェックというのもテレビ局は全部が全部は多分出来ないですよね。だから、そこをどのようにしていくか。やはり、日頃のテレビの衝撃的な絵がないと番組として面白くないという風な倣い性みたいなところが問題になってくるんだなと思いますね。それとさっきのサンプルの問題なんですが、サンプルの撮り方をもう一度考え直してそこをきっちりさせていくということが必要かなと思いますね。

F委員: ワイドショーとかバラエティーとかドラマはもちろんですけど、多くの視聴者は多かれ少なかれ面白くするために何かやってるねと思っていると思うんですが、ニュース、報道番組はやはり違うと思うんですね。その報道番組の枠の中でこういうことが起こるということは、会長がかねておっしゃっておられるテレビにおいても非常に重要な柱をなす報道番組の信頼性を落とす危険があるということから、私は深刻に考えなきゃいけないかなという風に思うんです。やっぱり放っておくと再発する可能性があるわけですから、やっぱり社員の方、たくさんある製作会社に対してコンプライアンスを求めるという意味において誓約書を求めていいんじゃないかと思うんですね。

G委員: やれば再現できると思っているとしたら、私はそれは怖いなと思いました。本当は出来ないと思ったほうがまっとうなんじゃないかと思うんですよ。いろいろなケースを出して、こんなケースもあって危ないですよといったほうがかえって事実としての奥さんの撮った映像を最後の見せたときに、ものすごく怖さが相手の中に生じると思うんですね。あったとおりのことを絵にそっくり写し取れば見た人が同じ恐怖を感じるというのは、ちょっと間違いじゃないかと思いました。

H委員: 『ニュースプラス1』と普通のニュースとはちょっと違うという見方があるかもしれませんが、ニュースとつくからには視聴者はやはり純然たるニュースだという意識で拝見すると思うんですね。そういうニュース、報道番組におけるヤラセというのは社会的な犯罪だと私は思います。つまり、誰かがアクションを起こしてしまいかねないっていう、世間を動かす力がやはりニュースにはあると思うんです。事実を事実のまま出してくだされば、生活にも役立つすばらしい番組だったんではないかと思います。ですから、こういう実験をするときなどに、制作プロダクションに局側の方が1名でもついて、検証には立ち会うという姿勢をとっていただければ、多分今回のような事は起こらなかったと思います。

I委員: 私もいつも指摘しておりますが、ニュース番組とバラエティー番組の垣根がどんどんとなくなってきている。お笑いタレントがニュース番組の司会をしたりして、ニュースかバラエティーかわからなくなっている。なにか、そういったような風潮がこういうところに現れてきてしまったのではないか。しかしながら、少なくともニュースというタイトルをうっている以上は真実がその中で行われているという風に見る人は感じるわけですから、局側としては責任が十分あると思うわけですね。あと、やはり真実か真実でないかということの仕分けをはっきりさせて、意図的に誇張するような番組については出来るだけチェックを厳しくする。そういうことをぜひ心がけて頂きたいと思いました。



村山アナ: これを受けまして松本報道局長より
社員だけでなく関係者全員に取材や編集について改めて注意を喚起し、又、企画物のコーナーについては、今後、社員などの責任者を立てる体制を作っていく。ニュースに付加価値をつけるためのプラス1であると理解して、これからも研鑚を重ねて放送を続けていく。
と、今後の方針と決意をお伝えしました。

古市アナ: 今朝は「第378回・日本テレビ放送番組審議会」の模様をお伝えしました。

村山アナ: それでは最後にお知らせです。

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古市アナ: 番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
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村山アナ: それではまた来週、お目にかかりましょう。




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