村山アナ:
おはようございます。視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ「あなたと日テレ」。この番組は、日本テレビの番組に対して、皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。





古市アナ: 今朝は、「第379回日本テレビ放送番組審議会」の模様を報告させていただきます。今回のメインテーマは、毎週土曜日午後6時30分からお送りしている30分番組『冒険!CHEERS!!』の発表でした。

村山アナ: まずはどのような番組か簡単にご紹介しましょう。

古市アナ: 『冒険!CHEERS!!』は、子供達がその冒険心や、想像力、行動力を発揮して様々な事に挑戦。自然の営みの素晴らしさを知り地球環境を守ることの大切さを実感すると共に、水きり石とか、影踏みなど、今では忘れられた遊びを体験。大人たちにも自然の中で遊ぶ楽しさを思い出して欲しいと企画された番組です。エコロジーと、子供の頃の夢、この2つが大きなテーマです。

村山アナ: 森や川、そして海。自然を舞台にした子供たちの冒険や発見、それが番組の見所となっていますが、審議員の皆さんはどのようにご覧になられたのでしょうか。それでは、第379回日本テレビ放送番組審議会の模様をご覧頂きましょう。


『第379回・日本テレビ放送番組審議会』

A委員: 自然の中に飛び込んで色々冒険しようよ。こんな楽しい遊びがあるよ。という番組を作って下さるのは大いに賛同できますし、日本人の子供にやはり、欠けている部分ですので、是非みんなが山に行ったときに真似ができる事、そういう楽しい事をどんどん教えていただけるのは嬉しいのですが、今の子供の視線で作っていただけるととてもいいことができると思います。あと、アウトドアに帽子を必ずとか、パーカーとか、持っていくとか、あと、火の扱い方。現在のオゾン層破壊で、日焼け止めというものも、やはりアウトドアには必要ですので。あとは、川の中州はどんなに危険かとか、そういうことを繰り返し、繰り返し、番組の最後に毎回でもいいですから、子供達見た人の頭にインプットされるようにそういう情報も入れていただければ。これは必ず外に出るときには必ず忘れずにね、というような注意を最後テロップにでも入れてくだされば、子供だけで見ていてもすごく得るものが多くなる番組だとおもいました。

B委員: まぁ番組入れなかったんですが、何かって考えてみたら、これは誰が、何のためにやっているのかがわからないんですね、まず。例えば、六つ子ちゃんの話だったら、実際に6つ子がいて、それをやっているんだなっていう。納得して、それで見方を決めるわけですね。この番組の場合っていうのが、少年たちがいますけど、これが同じ学校の、学クラスの仲間たちが夏休みの時間を使ってやったっていう事じゃないんですね。じゃあ、なぜ、誰がここへ集められて、何の為にしているのかがわからないんですよ。なので見た時に、無意識のうちにそれがわからないうちに番組が始まってしまうんで、どう見ていいかわからないというのが正直なところなんですね。これがやっぱり一番すれ違いのものとで、そこでつまずいちゃうんで、あと、見てても、画面は流れていくんですけども、これは一体、何をやっているんだろうというのが最後までわからないっていうのが、一番大きいと思いますね。

C委員: あの、エコロジーとドリームは冒険にもつながることなんだろうとおもうんですけども、この番組の意図っていうのは非常に良いと思いました。で、これは残念ながら出来上がってきたものは、これはその番組のねらいから言うと非常にそぐわないと言うか、ねらいに到達していないという感じです。この番組は何なのかな?と脈絡がどうなっていて、何をやろうとしているのかなという。冒険といっても、どこにも冒険らしいものは出てこないし、というような感じでありました。で、制作の意図、番組の狙いとしてはとても良いと思いますが、やっぱり良い狙いをどうやってその毎週の30分の番組にまとめるかという事で、番組の構想力というんでしょうか、そこら辺で頑張っていただきたいなという感じを受けました。

D委員: これは、土曜だけど、日曜にやってるのであるでしょう、似たような、あの。『DASH村』とかいうのに出てくるやつ『ザ!鉄腕!DASH』。あれは、時々見ているんですよ、今度のやつはあれと同じなのかなって言う風に思ったんですけど、子供が中心でしょ?とても、その難しいんじゃないかなと。あれに取り掛かる環境はいいが、子供を入れてなんか面白いのを作ろうと、これは大変じゃないかなって同情してますよ。今ね、始めた所だからさ。だって『ザ!鉄腕!DASH』だって始めた頃はさ、なんだか黄色いアヒルみたいの泳がして隊長、隊長言わせてで、ずーっと川を、汚い所走ってたじゃない、何やってんのかなって思ってたけど、結構ね、やってる間にこう、村とか造っちゃってなんかやってるからね、おもしれーわなとか思って見てるわ。よくあれ見てる人、いますよ。ああいう風に段々なっていくといいなって思いますけどね。ただ、難しいなっていう感じはします。ま、ご検討よろしくお願いします。

E委員: 何の目的のためにやっているのかは、実はよくわからないんですけれども、ただなんかああいう日頃、自分たちの生活の中には無いような事を力を合わせてやっている子供たちの顔がとっても良かったですね。で、こういう顔してる子供たちっていうの、テレビで見る機会って、あんまりないような気がしたので、それはとても印象的でした。それで、やり方によっては、教育番組という顔をしない、すごくいい教育番組になる可能性があるなっていう風に思ったんですけれども。ああいうのは、自分たちだけで考えているのか、大人の知恵がどれぐらい入っているのか、その辺が気になるんですね。本当に自分たちでやったとはとても思えないんですけども、やれたら面白いと思うんですね。本当に一生懸命やってる、子供たちが。そこから何か可能性が開けないかな?ということは、この番組を見て感じました。で、どういうことをやっていったら、あの子たちが、今の日常の生活とは違った環境の中で、一生懸命になれるような時間を作れるものって何なのか。あるいはあと大人の知恵をあまり借りなくても。まぁ、あの年齢を色々複雑に組み合わせたっていうのは悪くないんですけど、そのあたりもどういう風に考えてやってらっしゃるのかと、見ててすごく疑問がたくさん沸く番組でした。

F委員: ここで私が考えるのは、子供たちに主体的に冒険をさせようという意図があるんだろうと思うんですね。子供たちを自然の中に放り込んで、あるいはある状況の中に放り込んで。どういう風な反応をし、どういう風に行動をしていくか。しかし、実にカメラで写してるときにはカメラの後ろにある人間ていうのの意図をどうしても感ずるんですよね。で、どうしても子供だけでやっているのか、それとも演出があるのか。やらせがあるのか、そういう感じがどうしてもしてしまうんですよね。それはなぜかというと、少し余裕がないからだと思うんです。だから子供に隠しマイクをつけて、あるいは隠しカメラで子供たちをずっと撮りつづけていって、それを、その中でいくつかを編集していくという風な時間と、少しお金をかければ、もっといい番組が出来ていくんじゃないかと思います。そういう意味でうーんとこの番組を作っているときに余裕がなかったんだなーという感じがします。

委員長: なんか昔、紙芝居屋が来てですね、1回こうやって見せてですね、で、また次のやつ見せて、すぐ帰って行っちゃうと。中途半端、中途半端で、もう一回前のやつを見せてくださいというような状態、まさにあれ、見たいのを思い出してね、何かその中途半端なもので終わってしまうような、感じを持った。非常に着想はいいんでしょうけど残念だなーという感じがいたしました。冒険という言葉はすごい憧れもありますし、また、冒険という言葉に非常に興奮を覚えるんですね。そういったものでありますけども、今の子供たちは学校から帰るとすぐに塾通いとか受験勉強だとか習い事、ということで、まず、表で遊ぶチャンスがほとんどない。そういった子供たちにはまったくこれは、無縁の世界なんじゃなかろうか。で、この番組果たしてこの番組は本当に受け入れられるのかなーと思ったわけなんです。ただあの、われわれ人間はその野生に戻りたいという気持ちは、動物の本能だと思うんで、したがって、今自分は出来ないけれども、もしチャンスがあったらやってみたいという気持ちは誰しも持っているんじゃないかという。それを、あの番組は現代の子供たちと代わってですね、言わば疑似体験してあげてるんだというそういう番組だとするならば、私は非常に評価できるんじゃないかなと言う風な気がいたしました。



村山アナ: 子供の目線、子供の発想で番組が作られているかどうか。そんな発言も飛び出しました。

古市アナ: また今回、都合で審議会を欠席したG委員のリポートが委員長より紹介されました。
良かった点は、やっている点がわかりやすいということ。悪かった点は何のためにそれをしているのか、モチベーションが曖昧な事。遊ぶのか、競うのか、習うのか、また、子供たちが互いに感情をぶつけ合うこともなく、仲良く過ごすというのはどうか。カメラを意識している子供もいて、見づらい場面も合った。

村山アナ: 厳しい批評もありましたが、各委員の発言に対して、番組担当者から次のような発言がありました。
ご指摘のとおり、テーマ自体は悪いものではないが、試行錯誤があったり、テーマがぶれてしまっている点があったり大きな反省材料かと思う。正直、子供相手の演出で、大変難しいところもありますが、皆様のご批評を紳士に受け止め今後の演出に役立てたいと思います。
と、発言しました。今朝は、第379回日本テレビ放送番組審議会の模様をご報告させていただきました。

村山アナ: さて、6月6日午後3時から放送の『エコウィークエンドSP〜水に抱かれた楽園』の中で地球上に存在する水の量はおよそ14億キロリットルという表現がありましたが、14億キロ立方メートルの間違いでした。大変申し訳ありませんでした。

古市アナ: さて番組では、皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
お手紙、おはがきの宛先です。
郵便番号105-8714 日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号:03-6215-4444
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     お電話、ファックスは24時間受け付けております。
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村山アナ: それではまた来週お目にかかりましょう。




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