村山アナ:
おはようございます。視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は、日本テレビの番組に対して、皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。



古市アナ: 今朝は「第380回日本テレビ放送番組審議会」の模様をお伝えします。

村山アナ: 今回は新しい番組評価基準を考える会の答申を受けて決定した、日本テレビの対応策及び、7月1日に施行いたします、日本テレビコンプライアンス憲章についてご意見をいただきました。

古市アナ: 会の冒頭、萩原敏雄代表取締役副社長より新しい番組評価基準を考える会の答申を受けて決定した日本テレビの対応策の説明がありました。新しい番組評価基準を考える会は昨年起きた日本テレビのプロデューサーによる視聴率の不正工作による不祥事を受け、再発防止策の一環である、視聴率以外の番組評価を新たに考えることを目的として設置したものです。その最終的な答申は大きく分けて、「視聴率について」「視聴質について」「視聴率・視聴質を超えて」の三つの柱に分かれています。それを受けまして、日本テレビでは、四つの対応策をまとめました。

村山アナ: ここで改めて、日本テレビの対応策の内容をご覧いただきましょう。
<日本テレビの対応策>(抜粋)

(1)番組視聴満足度調査の実施
現在、日本テレビで実施している[Qレート(視聴満足度)調査]を発展させた独自の「番組視聴満足度調査」を新たに開発します。

(2)視聴者による視聴者のための番組プロジェクト「視聴者番組企画会議」の設置
番組を作った後に、視聴者の意見を聞くのではなくゼロから視聴者の意見で番組を制作し放送する企画です。

(3)制作者評価としての報奨、顕彰制度の充実
優れた番組に対する、また、その番組の制作担当者に対する評価手段として社内外の報奨、顕彰制度を積極的に活用していきます。

(4)放送による企画意図の表明(マニフェスト)の制度化
2004年10月期より、新番組のプロデューサーまたはディレクターが『あなたと日テレ』において、自らの企画意図を自ら出演し視聴者に向けて表明することを制度化します。


村山アナ: それでは、番組審議委員の皆様のご意見をご覧ください。


『第380回・日本テレビ放送番組審議会』

A委員: デジタル時代というのは、技術者とか、技術の革新というものに投資したがるんですけれども、そうでなくてやっぱり、アナログ経営者の心というのは非常に大事な事ですから、それに振り回されないで、そちらのほうへ先送りというのは非常にいい事ではないかと私は思うんですね。それで私、あの『冬のソナタ』って言うのありますね。それを見たら、「あれは素晴らしい」という人と、「あんなくだらないものはない」と両極端でしたね。これもまた評価のわからない。それであの、評価というのはやっぱりなかなか出来づらいものではないかと思うんですけど、しかし、ある程度の基準を決めて評価しますというのは非常にいいことだろうと思う。

B委員: 私も何かを作る側の人間としては、あのマニフェストにすごく期待します。すごく楽しそう、単純に。知りたいです、テレビで作る人はどうやって考えているのかとか、現場の声を聞いてみたいと思う。それから、Qレート調査についてなんですが、とっても判り易いと思います。普通の一般の人たちでもF1という言葉は何気に知っていて、それで「狙えF1」とか使うんですよね、なんかそういうちょっと笑ったような、馬鹿にしたような使い方がこれからは出来なくなるんだなーとなんとなく思いました。

C委員: 視聴質のQレートのやつは年に4回というと、どうも小回りが効かない。ですから、調査は出ても、「これで良かったから」という風に、番組にすぐ対応出来ないんじゃないですか。質が良いという事は分かった。しかし、それは何ヶ月も後の結果であって、そしてその番組の運命がどうなっているかわからないという、そういう事があるとしたら、私はなんかもう少しモニター、毎回モニターのアレをいただくんですよね。私は、もっと小回りを効かせる為に現在あれをやっているんですから、もっと利用した方がいいじゃないかと思う。

D委員: ちっちゃい芝居がブームになって、この何年か、大変若い人たちが入ってるんですけども、そういう所では今必ず芝居を見た後にみんなアンケートを書くんですね、若い人達って熱心にアンケートを書いてそれがやっぱり作る人にとっては大変嬉しいらしいし、次のエネルギーになるようなんですけれども、それに見合うような個別の意見をやっぱりクリエイターの人たちもどう反映していくかというのは、大変大きな事なんじゃないかなという風に思います。それとあと、顕彰制度ですね。放送の賞もすでに沢山色々あると思うんですけども、やっぱり今の放送の賞って言うのは割合、業界的で、もうちょっとジャーナリスティックに、例えばニュースになるぐらいのね、外のニュースになるぐらいの賞というようなことは出来ないだろうかなという風に思います。

E委員: あの、番組視聴満足度調査というのは、とてもいいチャレンジだと思います。今までの視聴率というのは多分つけているだけの人でもポイントになっていたんだと思うんですね。でも、「つけている」と「見ている」との違いがはっきりする取り方なのではないかと思います。それから視聴者による番組プロジェクトというのは、もうこれは大賛成で、多分テレビが好きで見ている方って言うのは、自分なりに「こういうものがあったらいいのに」とか、いろんな案をお持ちの方がいっぱい居ると思うんですよね。こういう風に募集すれば、かなり蓄積してた人も出してくると思います。それから、マニフェストですが、これはすばらしいチャレンジ。なんと言う潔い事かと思うんですが、もうちょっと多くの方が目にするそういう番組で、「うちはこうするんだ、見てくれ。」という形で意思表示をなさった方がインパクトもありますし、見る方も多くの方がご覧になると思います。

F委員: これは一応テレビに関する答申と対応策なんですけども。ちょっと言葉を入れ替えますと、うちの出版業界でもほとんど同じ。つまり視聴率を販売部数に変えて、民間放送は事業の成功を出版社に変えて、視聴質というものを本の質というものに変えますと、全部一緒になっちゃうんですよね。例えば、報奨・顕彰の所ですね、各チャンネル、テレビ局があるわけで、でどっか単独というのは難しいかもしれませんが、やっぱりそういう風な芥川賞システムですね。あの、外に向けても発表できるような。そういうのをね、各テレビ局全部手を、腕を組んでやるか、単独でやるかわかりませんが、そこまでやると、やっぱりその意味があるんじゃないのかなという風に。

G委員: 大切な事は何か本当にいいものを訴えかけるもの。自分の心を、製作者側が出したいものをすくい上げる場が出来るか、出来ないかだと思うんですけども、そういうすくい上げる制度というのをいくつか作っておくということが、これからものを作る人達を、視聴率漬けにしない、大事なことだと私は思って、この対応策を日本テレビは持っているということが非常に大事なことだと思うんです

H委員: 会社が全体として特にマネジメントが非常にまじめに前向きに対応しておられようというのが良くわかりまして、大変いい対応策だという風に思いました。と同時に、これを対内的にやっぱり社員の第一線の方達にどうやって徹底していただくかという。せっかく作ったわけですから、これを魂を入れるという点ですけども、皆さんによく徹底していただくという。そして、制定直後、あるいは、施工直後だけではなく、ずっと永続的にみんなの心の中に貯められるように、ということを考えて頂きたいな、という風に思いました。

委員長: 日本テレビが、例の視聴率不正操作問題を契機としてより良い番組作りの為に、さまざまな対応策を講ようとしているという姿勢はこれは非常に高くも評価できるというように思います。視聴者番組企画会議でありますが、これも非常に面白い試みだという風に思います。ただ、私ちょっと気になりましたのは、この番組を制作する際にこのアイディアを機転として日本テレビの番組作りのプロがお手伝いをしますということなんで、しかしあの、逆にいいますと、すばらしいアイディアが、意気のいいアイディアが、この番組作りのプロの手にかかるとですね、面白みが無くなるという可能性もあると思うんですね。その為には内部の、この番組作りのプロの手によるのではなく、むしろ外部の人に、外部のプロの人に入ってもらって作ると、そういう番組が出来ることによって、内部に出来るひとつ大きな刺激にもなるんじゃないのかなという気がしますので、ちょっとひとつ考えていただけないものかなという気がいたしました。

村山アナ: また、今回欠席されましたI委員のリポートが委員長から説明されました。

古市アナ:
まず、テレビ番組視聴満足度調査は素晴らしい提案だと思う。調査は大変でも、年に4回は実施して欲しい。視聴率にとらわれない、質の高い番組を提供して欲しいと思っている企業が増えていると思うので、これからは、もっとコミュニケーションを取る事が大切だと思う
と、このようなご意見をいただきました。

村山アナ: 続いて、日本テレビ石井修平コンプライアンス推進室長から、去年の視聴率不正による不祥事のような問題を二度と起こさないために日本テレビの役員から社員まで全員が共有できる倫理基準として、日本テレビコンプライアンス顕彰を作成した旨を説明し、ご理解いただきました。

古市アナ: 今朝は第380回日本テレビ放送番組審議会の模様をお伝えいたしました。

村山アナ: それでは最後におしらせです。

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     FAX 番号:03-5212-7330
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     受付開始:7月1日から。


古市アナ: 番組では、皆様からのご意見をお待ちしております。
お手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号105-8714 日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号:03-6215-4444
     FAX 番号:03-6215-0444
     お電話、ファックスは24時間受け付けております。
     どんどんお寄せください

村山アナ: それではまた来週、お目にかかりましょう。




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