村山アナ:
おはようございます。視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は、日本テレビの番組に対して、皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。



古市アナ: 今朝は、第383回日本テレビ放送番組審議会の模様をお送りいたします。

村山アナ: 今回は、10月に始まりましたドラマ『一番大切な人は誰ですか?』についての合評を行ないました。

古市アナ: その際、先日『あなたと日テレ』で放送いたしました、番組の担当者による企画意図の表明についてのご意見も合わせて伺いましたので、その主なものをまとめてご紹介いたします。

村山アナ: まず、担当者がカメラの前で番組の方針等を表明する事は大変な決断だし、この試みは非常に良い事だというご意見を多く頂きました。ただし、担当者がもっとリラックスして意見を述べられるような雰囲気の方がよい、と発言される委員もありました。また、放送するのはもう少し多くの視聴者が見られる時間帯で放送して欲しいというご要望も頂きました。それでは、今回のメインテーマであるドラマ『一番大切な人は誰ですか?』とは、どんな内容かご紹介します。

古市アナ: このドラマは離婚して壊れた前の家族と、新しい家族が同じ町で生活するはめに陥った主人公らと、個性的でユニークな町の人々が織り成す悲喜こもごもの人間模様を描く上質なホームドラマです。作品を通して、自分にとっての大切な人は?そして、大切な人とどう関わっていくのかという普遍的で、とても大切なテーマを問い掛けていきます。

村山アナ: それでは、第383回日本テレビ放送番組審議会の合評の模様をご覧下さい。

 
第383回日本テレビ放送番組審議会

A委員: こちらのドラマですが、始まる前から日本テレビに伺うときにエスカレーターの横にポスターがあって、配役を拝見して、俳優さんのお名前を拝見して、凄く楽しみにしていました。で、これからどういう展開になっていくのかですね。ただあの、生活感のない奥さん。りえさん、宮沢りえちゃんがやっている東子さんですけども、キャベツの千切りってやっぱりすごく象徴的だったと思うんです。片方は凄く繊細な千切りで、片方はただザクザク切りで。で、あれを見ている限りでは、要ちゃんが他のああいう女の人の方に行くのは無理ないかな?生活観のない妻が原因かな?みたいにも思えて、ちょっと要ちゃん寄りかなと思うんですけど、でも現実不倫をして、家庭崩壊したのは要さんたち新夫婦の方なので、それをこれからどういう風にフェアに扱ってらっしゃるのかその辺を注目して拝見したいと思います。私なりに、このテーマ「一番大切な人は誰ですか?」って、凄く簡単なテーマだと思ったんですけども、振り返って自分に置き換えると意外と口に出しては言えないような。今、子供1人ですから勿論、「子供よ。」って言えますけども、誰が一番大切なのか?というテーマはやっちゃいけないのかもしれない。物凄くシリアスな、深刻なテーマだなと思いました。

B委員: あの、僕は岸谷五朗さんって大変好きな俳優さんなんで、これはとても楽しみにしてたのですが、やっぱり映画に出てきた方がいいなって。あの、テレビだと、のほほんとしたそのユーモラスな味が彼の得意な役だと思いますが、映画でやってる様なワイルドな岸谷さんよりちょっとやっぱり落ちるなと思いながら見てしまうので。そうですね、宮沢りえさんもそうですし、やっぱり映画の方がいいかなという。両方見ている人はそう思ってしまうのかな、という気がしました。それは、ドラマのファンタジーだ、要するにこれがリアルなお話なのか、ファンタジーなのかちょっと判断に困るところがあると思うんですね。その、偶然会ったりするところですね、狭い町で。それは、ファンタジーの領域に属していると思いますし、そうやって考えると岸谷五朗の警官が警官らしくない行動するのも全然OKなんですが、問題自体は離婚をめぐるお話なので、リアルな話なので。そこがちょっと僕、中途半端になっているのかなと。あの、夢のような話だと思って楽しく見るには少し現実的過ぎるし、現実だと思って見ると、現実離れしていると思います。

C委員: お話としては私、凄く好きな話で、ひとつ、一人一人の人物が、丁寧にかかれているというか、人の心とか、会話とかを非常に大事にしていて、どんなちっちゃな役にも何か、この間も『すいか』の時にも言いましたけど、役者としてやってみたいところがあるというのは非常にいい作品というか、いい番組だなっていう風に思いました。でも、一番気になるというのは、気になるというか、最初、出だしはどんな人物を登場させてもいいし、どんなドラマの持っていき方をしてもいいし、どんな事を伏線を出してもいいのですけど、最終的に何処に行き着くのかを、ちゃんと判って作ってらっしゃるのかな?って、それがちょっと心配になる事です。であと、登場人物が魅力的になればなるほど、こういう別れた奥さんを、視聴者の人が応援するのか、応援すれば、別れた奥さんの事も好き、でも今の奥さんも可愛いなって思えば思うほど、この決断はどうなるのかなっていう所が、最終的に落ちるとこがむずかしくなってきて、不満が残って終わるっていう事が凄くある気がして、そういう所を、まず最後にこういう事にするドラマにしようと思って作り始めたのかなという事が私自身の興味として気になりました。

D委員: 私のほうは、何かどこが面白いのか、どこがどうだかよくわからないんですね。しかし、これの視聴率が15.5%という事でしたので、ですね、これがこの視聴率を獲得できるという事はやはり大事な事で、日本中が幸せというわけではないんですけども、こういう番組が高い視聴率を勝ち取れると。この15.5%がどのぐらいのものなのか、予想よりも、高いのか低いのか知りませんけども、やはり相当な数の人がこの番組を見ているという状況が非常にいい事だなという事が、まず私の第一感ですね。それから、どういう状況にあってもですね、独身でいても、結婚していても、離婚していても、人を幸せにするとか、傷つけないとか、あるいはそういうものを見ている人たちに幸せな感情を与えるという事を、知ってる人が作った番組であって、ですから、見ていてですね、どこがいいとかではないんですけども、何かこう、幸せだなという感じに、多分この番組を見ている人は幸せなんだろうなという風な印象を与えた番組というのが私の意見ですね。

E委員: まあタイトルが非常にストレートでやろうとしている事のコンセプトが予めタイトルで言われてしまってて、これがいいのか悪いのか、ちょっと判らないんですけども、まあ今はこういう事が多分普通の人たちの中でも、ストレートではないんですけども、きっとどこかで、心の中でテーマになっているところがあるのかも知れません。だからそれが視聴率に繋がったのかもしれませんので、いいのかもしれませんけど、随分ストレートなタイトルだなという感想を持ちました。で、全体を見た印象としては、非常に、普通というとなんですけども、町内の中の人間模様、それが過去に色々あった人たちが出てくるって言うようなシチュエーションは、割合そんなに新しくもないように思うんですけども、やっぱりドラマ全体の雰囲気がちょっと不思議な感じがして、もうひとつ全体になんか強い華みたいなものが全体のキャスティングにちょっと欠けるかな。それは、恐らくきっと意図してらっしゃるのは人間を描こうと思ってらっしゃると思うんですけども、その人間の書き方がやっぱり向田邦子さんなんかと比べるとやっぱりちょっと弱いし、トレンディドラマかというとちょっと違うし、というあたりで、そのあたりも少し中途半端かなという印象ですね。じゃあ、どこがダメかというと別にダメな所は無いんですけども、何か強力に引き付ける何かがなんか無かったような感じがします。

委員長: 非常に私は、楽しく拝見させていただきました。最近あんまり楽しく拝見させていただくという番組が少ないんで、そういった意味で非常に価値がある番組だったんでは無いかなと思いまして、そして、しかも牧瀬里穂と宮沢りえという私の大好きな女優が二人も出てくるもんですから、非常に贅沢でありまして、それで興味を持ってみましたけど、まさにその期待を裏切らなかったと。特にあの、岸谷五朗のひょうひょうとしたところですね、ああいう感じってものを、このシナリオライターは非常に上手く生かしている。それがこのドラマに出ていたような感じがします。これが最終回まで続いていく事を私は期待したいという風に思うわけです。ただ、初回は、主な登場人物、全部出さなければいけないという事もあって、ちょっと慌しい感じがしましたけども、かなり落ち着いた内容になっていってるんではなかろうかという風に期待しておりますし、またそうでなければ、そうなっていただきたいなと思います。おそらくは、一番大切な人っていうのは、それぞれ一人はいると思うんですけども、問題なのはむしろ二番目に大切な人は?って問われると、さて?って思ってしまわれるんではないかと。なんかそういう事についてもなんか案じさせられるような事がこの番組の中で示されていれば非常に面白いんではないかなという感じが私はいたしました。

村山アナ: これを受けまして番組担当者からは次のようなコメントがありました。

古市アナ: 最終回に向けて人物の生かし方を考えながら模索している状況であると説明し、また、このドラマはドラマ『すいか』と同様に良質なものだと自負しているので、もっと多くの方に見ていただけるように考えていきたいと結びました。

村山アナ: 今朝は、第383回日本テレビ放送番組審議会の模様をお送りいたしました。それでは、最後にお知らせです。

お知らせ: 小さな耳と目は放送と一緒に育ちます。青少年委員会はよりよい放送のあり方について考えています。子供と放送に関するあなたのご意見お寄せください。

     電話番号:03-5212-7333
     FAX 番号:03-5212-7330
     HPアドレス:http://www.bpo.gr.jp
     受付時間:平日午前10時〜午後5時まで。


古市アナ: 番組では、皆様からのご意見をお待ちしております。
お手紙、おはがきの宛先です。

郵便番号105-8714 日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号:03-6215-4444
     FAX 番号:03-6215-0444
     どんどんお寄せください

村山アナ: それではまた来週、お目にかかりましょう。




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