村山アナ:
おはようございます。視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は、日本テレビの番組に対して、皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。




古市アナ: 今朝は第387回日本テレビ放送番組審議会のご報告をさせていただきます。冒頭、日本テレビ山根取締役執行役員から4月の改編について説明がありました。

村山アナ: そして、今回のメインテーマは2003年4月より毎週土曜日夜10時から10時54分まで放送されております『エンタの神様』についての合評でした。

古市アナ: 審議会の様子をご覧頂く前に、この番組を簡単にご紹介しましょう。『エンタの神様』は若手お笑い芸人10組から12組によるネタを毎週ご紹介しています。他のネタ番組とは異なり、芸人の持ちネタを安直に紹介するのではなく、番組と芸人とが一体となってネタを制作し、徹底的に磨き上げて放送しています。笑い有り、主張ありと様々なスタイルをとりますが主役はあくまでも舞台上の芸人。放送開始以来、次々と若手お笑い芸人を発掘し、常に新しい笑いと驚きを発進し続けています。

村山アナ: それでは、第387回日本テレビ放送番組審議会の模様をご覧いただきましょう。

 
第387回 日本テレビ放送番組審議会

A委員: お笑いというもので人気を取る、視聴率を高くするという事はいいのですけれど、若い人は、お笑いというのは人を馬鹿にするとか、悪口を言って、悪乗りして笑いを取るという風な事がありがちなものですから、そこの所でちょっと注意すべきところがあるかなという気もするのですけど、しかし、それはあくまでも番組の性格上、ここまでは許されるという許容範囲をどこまでか決めておいて、ここまでは大いにやってくれという方がいいのではないかと私は思います。

B委員: 割と見ることが多いので、特にいう事は何も無いのですが、「笑える」「笑えない」のツボは一番テレビ番組の中でも一番難しいジャンルだなと思います。大変だなと思いました。だから、半分笑ってくれなくてもそれはそれでいいやみたいな。私も、この日に凄い馬鹿笑いした人と、全然耳に入ってこない人といて、自分が面白いなと思いました。本当に、ツボが、ツボって狭いのねという感じがしました。一番解らなかったのは、司会が男女ペアで着飾ってワーイとやる必要があるのかな?というのはちょっと思いました。中身が凄く集中度が高くて、スピードも番組全体あるので、その間で凄く一般的な「ザ・司会者」みたいな人が登場するのはちょっと違和感があったかなという感じです。

C委員: ちょっとこれ年齢層違うんだけれども、見たら凄く面白くて、出てくる人は凄く頭がいいね。どうでもいいけど。あのようにコマで出てきて、立て続けに出てくくるじゃない?私はあの構成に大変感心したね。折角、あのようにやっているなら司会は要らないよ。そして、あの様にして次々に出てくるのがいいよ。そっけなく。その代わり、後ろに出てくる小道具のように、その人をバックアップするように道具のようなものはこちらでかなりバックアップしてあげるのがいいと思います。この番組は私は非常に良くて、ゆくゆくはテレビでやっていくのは勿体無いな。テレビでやっているのはいいけどさ、コンテンツ商品になるような。まあ、日本テレビは考えているのかも知れないがな。それが、大変いいなと思いました。

D委員: ある程度、最近の若者文化・若者の世相を理解していないとピタッとツボに入らなくて、きちんと笑えないといいますか、芸人さんの芸を理解できないというような事もあったと思いますね。そういう意味では、若手を発掘されるというのは非常に良いと思うし、お笑いというのもいいと思うのですけど、どういう主題の笑いを提供するかという事を言葉と、洗練された笑いというか、それを提供する事が凄く大事だと思うのですね。そういう観点から見てますと、非常に緑赤紺黄で、とても面白いな。とても冴えているなと思う方と、今ひとつ腑に落ちない。あるいは、どこが面白いのかしらと思うようなのもあったりして、本当に緑赤紺黄風だなと思いました。

E委員: まず、私は拝見していて、何故言葉を商売にする芸人さんにテロップが必要なのか。それが物凄く違和感がございました。テロップ無しの方がやっぱりお話がしっかり伝わるだけのものをお持ちで、テロップ出ているとき、時々目を閉じたのですが、やはり伝わりづらい。という事は、テロップがあることによってあの芸人さん達の芸を磨く、言葉を磨くというチャンスを失わせているのではないかという気がしました。それから、時間のせいなんでしょうか、仲間内や、同じ芸人さんのことをネタにするとか、後は、自分の事を卑下して、暗いというか、そういうものが殆どだったのですけど。なかなかテレビ局が報道番組や、新聞では書けないけど、お笑い芸人さんだからこそズバッと言える、ズバッと斬れるというような、凄く筋の通った社会派のお笑いみたいなものを見てみたいなと思いました。

F委員: そのテロップが出てきて、喋っているので、はっきり聞き取れるのが「この野郎」。「この野郎」という言葉がこの番組の中で、他の出演者がみんな「この野郎」と。「この野郎」で笑いをとるというのは小学生でも取れないと思う。これは、品位がないですよ。ちょっとこれは考えてくれなきゃ困る。若い、あそこでみた芸人というのは私ははじめての人たちばかりです。だから、世の中の若い芸人を一生懸命発掘しようとしているんだろうなという意図がよくわかるのですけども、そうだったらただ拾ってくるのではなくて、育てるという。それを加えないといけないと思うのですね。だから、この次彼らが出てきたときには、どうなっているか見てくださいというような感じで番組制作者、批判を受けたらそういう気持ちでいて欲しいと思います。

G委員: この番組が高視聴率をとって、若い世代の人々に指示されているという事も理解して見たんですね。改めまして、自分がおばさんなのかなって、きっとおばさんだからわからないんだって思っちゃったんですよ。というのは、皆さん言われましたように、面白かったものが二つ三つだったんですね。単純に笑えたのが。個人的な意見なんですけど、今まで面白いなと思っていた笑いが漫才のようにボケとツッコミでやり取りがあるのですけども、今回平均的に独り喋りというものが独り言をつぶやいているように聞こえて、それがなんか自虐的なネタばっかりなんですね。ちょっと粗いところもありましたし、言葉が強すぎて暴力的なところもありましたし、そういうのが私個人的には笑えなかったんですね。それと、要望なんですけども10代、20代、30代のための娯楽番組とおっしゃいましたけど、やっぱりもっと家族みんなで見て、みんなで笑えるような。若い子だけではなく、そういう事も必要なのではないかなと感じました。

委員長: いつもは笑点を殆ど欠かさず、十何年間いつも見ておりました。あれにどっぷり嵌っているのです。ああいったテンポのゆっくりしたものに慣れている訳ですから、最近の新しいテンポの速いものについては、なかなか慣れ親しまない感じがします。それから20代、30代の視聴者がターゲットだという事かもしれませんけど、要するにネタが楽屋落ちというのでしょうか。一部の人たちにはわかって、会場にいる人たちは笑ったりしているのですけど、我々からしてみるとなんでおかしいのか全然解らないというのがありまして、できればやっぱり幅広い層の方に見てもらいたい。笑いを取りたいというのであれば、あんまり楽屋落ち的なネタは避けた方がいいのじゃないかなという気がしました。

 

村山アナ: 当日ご欠席のH委員からはリポートが届けられまして、それを委員長が代読されました。

古市アナ:
町のクラブやライブハウスで無名のお笑い芸人が集まり、激しくバトルする有様は感動的だ。エンタの神様の制作者もそういう場所に当然行っておられるのであろうが、あの盛り上がりがある限り、お笑いの未来は明るいかも知れない。
というご意見でした。

村山アナ: 様々な、そして厳しいご意見もございましたが、それに対して番組担当者は次のように答えました。
沢山のお笑い番組の中でも、この番組はあらゆる視聴者層に支持されている番組だという事をご理解いただけたらありがたいと思っております。そして『エンタの神様』ではこれからも若手芸人を発掘していくつもりです。この発掘作業が日本のエンターテイメント界にとって、非常に重要な事だと思っているからです。
などと、答えました。今朝は第387回日本テレビ放送番組審議会のご報告をさせていただきました。それでは、最後にお知らせです。

お知らせ: 放送番組で傷つき、悲しみ、涙がポロリ。あなたにもこんな時が来るかも知れません。放送であなたの人権が侵害されてしまったら放送と人権委員会にご相談ください。BPO放送倫理・番組向上機構です。

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古市アナ: 番組では、皆様からのご意見をお待ちしております。
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郵便番号105-8714 日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号:03-6215-4444
     FAX 番号:03-6215-0444
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村山アナ: 今朝は、『エンタの神様』に関しまして、日本テレビ放送番組審議会の合評の模様をご覧頂きました。『あなたと日テレ』それではまた来週お目にかかりましょう。




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