村山アナ:
おはようございます。視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は、日本テレビの番組に対して、皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。




古市アナ: 今朝は『第391回日本テレビ放送番組審議会』の ご報告をさせていただきます。

村山アナ: 今回のテーマは去年11月3日に放送しました『笑ってコラえて!文化祭「吹奏楽の旅」完結編一音入魂スペシャル♪』の番組合評です。この番組は、第42回ギャラクシー賞のテレビ部門ギャラクシー大賞を受賞しました。

古市アナ: このギャラクシー賞とは「放送批評懇談会」が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するために創設したものです。

村山アナ: それでは、どんな番組だったのかご覧ください。

古市アナ: 吹奏楽の旅の始まりは『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』のレギュラー放送の1つ「部活動の旅」という部活動に青春を燃やす若者達をクローズアップしようというコーナーでした。その初回がこの吹奏楽部でしたが、1回の放送で収まらない魅力があり、2回目からは「吹奏楽の旅」にコーナー名を変更して毎回放送しました。その集大成として文化の日の11月3日に、2時間スペシャルでの完結編を放送しました。

村山アナ: 今回のギャラクシー賞テレビ部門の大賞受賞は、いわゆるバラエティー番組としては初めての快挙です。それでは『第391回 日本テレビ放送番組審議会』の模様をご覧ください。

 

第391回 日本テレビ放送番組審議会

A委員: 今回の吹奏楽の旅の集大成のスペシャルなんですが、全編に青春っていうものがキラキラと散りばめられているような素敵な番組だなと思いました。この企画の魅力はドキュメンタリーなんだけれども、バラエティーっていうか、ドキュメンタリーでこういう題材を取り上げる時っていうと、ともすると血のにじむような努力っていう所にクローズアップされてしまってスポ根ドラマみたいなド根性物語みたいな形になって、ナレーションもちょっと暗めという感じのものになりがちなんですけれども、この番組はそういうものがなくて最後まで笑いもあり涙もあり、そして、最後には感動させていただけるというような ところがありました。

B委員: 実はこれらを通じて思ったことなんですが、この吹奏楽の流れこそ教育の原点じゃないかと思いました。素晴らしい先生が生徒達にやる気を出させて、自分達で目的に向かって努力させる。この大切さっていうかここに教育の原点を見せてもらったというふうに思っております。司会のジョージさんもコメンテーターの方もどんな役割をするのかなと思って、実はハラハラして見ておったのですが、あまりチャラチャラしないで非常に番組に違和感を与えないでうまいコメントをされていたし、ジョージさんの司会も非常に良かったので、久しぶりにいい番組を見たなという風に思っております。

C委員: 生徒さんが先生が言われたことに対して「はい、はい」って元気よく、気持のいい挨拶をするだけでもジワンと来てしまいましたし、それから舞台裏で補欠の部員が千羽鶴を持ちながら見ている姿…もうホントにそういうみんなで頑張っているっていうことが、どこもかしこもジ〜ンと来るもので感動だけではなくって、笑わせる所もあって素敵でした。最高に緊張している一番大事な時に指導者はどのタイミングで何をいうかですとか、送り出す時に何をするかすごく興味があるんですね。でもなかなかそこにはテレビって入れないんですけど、今回のこの吹奏楽はどういう言葉をかけるかなどもずっと追っているので色々な事を感じながら自分に置き換えて見た方が多かったのではないかなという風に感じました。

D委員: 私がテレビとか、ドキュメント風なものとかインタビューを見る時に凄く嫌だなと思うのは、何かお互いに前提の画面を想定しちゃって、それ用に「ね? ね?」っていいながら撮っちゃってるものが時々あるなって感じる時に凄く勿体無いっていうか、見た後嫌な味を残してしまうので、そういうものが本当に入り込む隙が無くて感心しました。 これは多分撮る方と撮られる側の関係がもの凄く対等なんじゃないかと思いました。何かを極めようとしている1人の人間として尊敬しているっていうのかな、凄くいい関係が築けていて、その末席というか、出来たものを見せて頂いて、そこに一緒に入れてもらったような感じがして凄い幸せな感じがしました。

E委員: 最近学校の中で学力低下という事と、部活とか、ゆとりある教育というのが、いつも意見が対立するんですけれども。この番組を見てるとやっぱりゆとりある教育、ゆとり教育ってよく間違って言ってますけど、ゆとりある教育がいかに大事なことかということが良く分かると思うんですね。それでこの番組を見させてもらって素晴らしいなという事で、テレビ局の方もこの番組を図書館の中にビデオだとか、DVDとか、どういうもので入るのか知りませんけど、やっぱこういうものを学校の中に入れて行く。日本中の部活だとかそういう風な所に、こういう人達がいる、こういう授業というんですか?部活があるんだということを広く宣伝して行くことが大事ではないかと思いますね。

F委員: テレビらしいテレビを久々に見たなという感じ。テレビは勿論ドラマもあるしスポーツ中継もあるし、でもやっぱちょっと僕なんか何十年もテレビ見たわけですけども、最近自分自身のテレビ離れしている感じがしてた。こういうのを見ると、やっぱりテレビはまだまだ力があるなという気がして、まだやれるじゃないかという気が。番組審議委員でそういうのも何ですけど、そういう気がしました。まだこういう高校生が沢山居るんだなっていう事とか、先生とのコミュニケーションがあるなっていう。だから、1つのものを作り上げて行くってことを教師と共有することで、ああいう時間が持てたと思いますし、そういうのがテレビにまだ映すことができるんだなっていうことを僕はイチ視聴者として見ても、勇気づけられてこういう事が出来るんだったら、まだ色々やれる事はあるんじゃないかという風に思いました。

G委員: こういうバラエティーは真っすぐに撮ったドキュメンタリーに勝ることもあるっていうことを初めて知りまして目からウロコが落ちました。地道に取材を重ねるとこんなに素晴らしいものが出来るんだっていうことの証拠だと思うし、これをこういう形でバラエティーとして出すことによって、笑いあり涙ありのドキュメンタリーが出来たっていうふうに思って素晴らしいドッキングだと思いました。ホントに私は最初から涙、涙、涙、笑い、笑い、笑いでおりました。最近のお笑いっていうのは、誰かをバカにして笑うっていうのが凄く多いんですけれども、この中には誰かをバカにするって所がひとつもなくて、一人一人が素晴らしいんだっていう風に子供達への愛で溢れてたのが本当に感動的でした。

副委員長: スタッフの方々の視野が非常にしっかりしてて、かつ、眼差しが温かいというか、温かいハートを持って生徒と先生の厳しい練習、精進ぶりを見つめてる。その視野が非常にしっかりしてるなと。これがあって、この番組が出来上がったのではないかなというふうに思うんですけれども。非常に素晴らしいものになってると思いました。日本の若者って最近色々悪い事ばかり言われますけど、そう捨てたものではない。こういう学生達がこんなに沢山いるのかと。そういう意味では、改めて見ている人達に対しても、いい意味の肯定的な感じを与えてくれたのかなと思います。

委員長: しいて考えるならば高校野球のあの練習。そういったのは、どこにもありますけれども。私、文化系といいましょうか、部活でこういうものがあるとは全く信じられなかった。それがここで見まして、まさに野球部のあの監督と生徒が一緒になって『甲子園』目指してやるというものと同じ図解がここにもあるんだなということを感じたわけです。何でこれ『笑ってコラえて』かなと。初めは本当にお笑い番組バラエティー番組だと思っていたら、中身はとんでもない非常に真面目なもので、表題と中身が違うなという印象を受けたわけですけども、本当に素晴らしい番組を作っていただいて感謝いたします。

村山アナ: 皆様からのご意見を受け番組担当者は次のように答えました。
バラエティー番組として基本的に見て・笑って・楽しくなって欲しいと思い制作した。ドラマのような筋書きに仕上がったのは、奇跡もあるが、取材先と担当者の信頼関係や努力、現場の判断の積み重ねであったと思う。お褒めをいただき、逆に勉強させていただいた
と答えました。

古市アナ: 更に、審議会の終盤、委員長より、この番組が高視聴率を獲得し、さらに日本テレビ内外を問わず話題を呼び、高い評価を得たということで日本テレビ放送番組審議会の「報奨推薦」としたいという旨が提案され満場一致で承認されました。

村山アナ: 今朝は、『第391回 日本テレビ放送番組審議会』の模様をお送りいたしました。 それでは最後にお知らせです。

お知らせ: 放送番組で傷つき、悲しみ、涙がポロリ。放送であなたの人権が侵害されてしまったら放送と人権委員会にご相談ください。BPO放送倫理番組向上機構

     電話番号:03-5212-7333
     FAX 番号:03-5212-7330
     HPアドレス:http://www.bpo.gr.jp
     受付時間:平日午前10時〜午後5時まで。


古市アナ: 番組では、皆様からのご意見をお待ちしております。
お手紙、おはがきの宛先は、

郵便番号105-8714 日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号:03-6215-4444
     FAX 番号:03-6215-0444
     どんどんお寄せください

※頂いた情報は番組制作への参考とさせて頂く
  以外の目的には使用致しません。

村山アナ: それではまた来週お目にかかりましょう。




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