村山アナ:
おはようございます。視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は、日本テレビの番組に対して、皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。



古市アナ: 今朝は「第392回日本テレビ放送番組審議会」のご報告をいたします。

村山アナ: 今回のテーマは9月11日に放送しました『NNN衆院選 バンキシャ!スペシャルゲキセン&ナイター』の番組合評です。

古市アナ: この番組は、11日の午後6時から翌日の午前2時まで放送した、いわゆる開票速報番組です。

村山アナ: 審議の模様をご覧いただく前に、この番組を簡単にご紹介させていただきます。

古市アナ: 日本テレビの選挙特番は、郵政民営化法案をめぐり、造反議員のレッテルを貼られた前自民党議員と、それに対抗する自民公認の刺客候補という自民分裂の様相の構図に、徹底的にこだわって取材し、報道することを基本方針として取り組みました。注目の選挙区には、衆院解散直後から取材チームを投入し、VTRにまとめるなどして番組の中で紹介。さらに、候補者事務所からの生中継を多用しました。

村山アナ: 今回は、選挙放送の途中に野球中継が入るという形で、放送されました。 それでは「第392回日本テレビ放送番組審議会」の模様をご覧ください。


第392回 日本テレビ放送番組審議会

A委員: ちょっと報道というよりも、ワイドショーを見ているような気分になった時がありました。今回の選挙は、本当にもう出口調査の段階で、自民党が圧勝っていうのがある程度はっきりしていたので、その状況の中で私が知りたかったのはそれまでの戦いぶりのダイジェストのようなものよりも、この結果を私はどう受け止めたらいいんだろうっていうことを考えるきっかけとなるような討論であったり、いろいろなご意見だったんですね。突っ込みどころというか「おめでとうございます」か、負けたほうには「これからどうしますか?」ということだけで終わってしまうことがあって、党の幹部の人がこの結果をどう受け止めているのかとか、すぐに答えられるという問題ではないかもしれないんですけど、もっと今日しか聞けないような突っ込んだ話を、私も常々政治のことに詳しいとか一生懸命考えてる視聴者ではないので、今日ぐらいは一生懸命考えようかな、っていうところで、もう少し突っ込んだものがあったらいいかなと思いました。

B委員: 先ほど、番組をどうやって作ろうかというご苦労の話をされましたけど、どちらかといえば話題・注目選挙区だけにずっと焦点が絞られちゃって、全体の選挙の報道というのでは、われわれちょっと知りたいことが随分すぐ知り得なかったという不満がございます。例えば、個別選挙でも注目選挙区以外に、いろんな選挙や激戦区もありますし、地域別にいろいろな選挙変動が出たわけです。特に東京だとか首都圏については、ものすごい従来と違う投票結果が出たわけですね。こういうものがなかなか分からなくて、どうしてこういうものが早く出口調査で分かってるので、そういう点についてももっと的確に教えてもらったほうがやはりよかったと思っております。

C委員: 政治をワイドショーバラエティーショー化しているのかなと。今回の選挙自体が、小泉さんの政治自体が割合にそういうところがあるので仕方ないのかなとは思いますが、やっぱり政治は遊びではなくて、若者に関心を持ってもらうことは非常に大事なことだけど、やっぱり投票できるのは20歳、成人した男女になっているのは、なぜかというとやはりそれだけの判断力を持っていてほしいということですから、ホントに子供向けにしてしまってはちょっと日本の将来が心配。それを日本テレビさんがやってしまっていいのだろうかっていう気が。そこまで言うこともないのかもしれないけど、あそこに何かもっとピリ辛があれば、私はそれをみんなに見せておいてこういういいこともいっていたから良かったと思ったんでしょうけど、ピリ辛部分が全然…。コメンテーターの方でちょっとおっしゃったこともありますが、時間が圧倒的に足りなくて中途半端で終わってしまったような感じがいたします。

D委員: 私が一番残念に思ったのは、小選挙区で2人がどういう運動をしたかということをずっと追っかけて来ますね。そして出口調査があって2人の戦いぶりを見せて、さてこの後どうなるのでしょうかといった時にコマーシャルになるんですね。これがNHKとの決定的な違いで、あそこでコマーシャルになるとわれわれが一番知りたいのは出口調査の結果と2人が戦ってた後に「どっちが本当は勝つんだ」「今どうなってるんだ」ということが知りたいわけなんですね。そういうことでコマーシャルも番組の中に入り込む、参加というんですか、それが非常に大事なことだと思うんです。そうすると動いてる数字やグラフを見ながらコマーシャルを見て、引き続きずっと見ていることがあってコマーシャルだけポンと離れてるというのでないほうがいいのでそういう作りはできいものかどうかとそれが私の考えです。

E委員: 何ていうか、選挙の結果だけを報道するのではなく、選挙の焦点だとか争いだとか結果はどうなるのかということを国民に知らせるための放送というものをやる努力をしていいんじゃないかと思うんです。だからそれがほとんどなくて、そして最後の結果だけどっちが勝った・負けたでやっているとそれはもう結果ははっきりしていますから。ただ、私達はその結果が分かった途端にこれでいいんだろうかという漠然とした不安を受けるんです。日本の政治そのものがこれでいいのだろうか。しかも、日本の政治というのが何かある意味では、テレビの影響を大きく受けているのではないか。というふうに感じるわけです。こういう番組1つだけを問題にするよりは、そういう大きな視点で、選挙と民放というふうなとらえ方で、議論ができるような場を作ってもらえるとありがたいです。

委員長: 他の局よりも1時間か2時間早くこの番組を始めたということも、非常に評価できるのではないかと思いました。ただ、見ておりましたらやっぱり20時まで投票を受け付けておりますのでその間が何もいえないというようなことで、何か番組は始まっているんだけど、要するに楽屋裏を見ているような感じでさっぱり進展がない。私が見ていて出口調査で圧倒的に自民党が大勝しているということはもううすうす分かっていたんじゃないか。どうもその雰囲気が見えるんですね。キャスターが「まだ、私は全然何も知りません」っていってるんですが、その雰囲気からしてこれは考えることがあるなという感じは大体察しておりました。ただ、20時までは報道できないわけですから、果たして20時前にこの番組をスタートさせることにどれほどの意味があったのかなという気がいたしました。それからですね、お2人の委員の方からレポートが来ておりますのでご紹介いたします。まずF委員からです。
今や 視聴者はリモコンを持って次々チャンネルを切り替えながら、テレビを見ます。とりわけ選挙報道ではその頻度が高いと思われます。僕もそうです。とすると、日本テレビが巨人戦を放送してる間に、体制も判明し重要選挙区の結果も分かり、話題の人物も登場してしまいようやく選挙報道に戻った時は、もうすでに見たものばかりをやっているように思えたのです。とりあえず、巨人戦が終わり選挙報道に戻ってからですが、特に、他局に対して優位に立てるような内容とも思えませんでした。というか、はっきりいって印象が薄いと感じました。
それから、G委員からです。
18時頃から見ていたが途中、ナイター中継になったので、他局の様子をいろいろと見ました。一般視聴者も、ナイター中継で他局にチャンネルを替えた人が多いのではないだろうか。今回の選挙は、特に国民の関心が高かったので、そんな日にナイター中継は不要だったのでは。また『バンキシャ!スペシャル』として選挙特番を位置づけるのも疑問だった。

村山アナ: 今回は、審議委員の皆様から大変厳しいご意見を頂きました。番組担当者は次のように答えました。

古市アナ:
各局が特番を組む統一の選挙放送に関しましては、やはり日本テレビとしてどこに独自性を持ち合わせるか、特に今回は若い有権者の関心が高く、また、これまでは投票に行っていない中高年の方々も今回に関しては行くという声も聞かれ、そういう人達にも是非見てもらいたいと知恵を絞りこのような番組になりました。本来はもう少し深く切り口を鋭く番組を展開しなければならなかった、と反省しております。次の番組制作には、委員長はじめ各委員のご意見を是非生かしてまいりたいと思っております
と答えました。

村山アナ: 今朝は「第392回日本テレビ放送番組審議会」の模様をお送りいたしました。それでは、最後にお知らせです。

お知らせ: 放送番組で傷つき、悲しみ、涙がポロリ。放送であなたの人権が侵害されてしまったら放送と人権委員会にご相談ください。BPO放送倫理番組向上機構

     電話番号:03-5212-7333
     FAX 番号:03-5212-7330
     HPアドレス:http://www.bpo.gr.jp
     受付時間:平日午前10時〜午後5時まで。


古市アナ: 番組では、皆様からのご意見をお待ちしております。
お手紙、おはがきの宛先は、

郵便番号105-8714 日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号:03-6215-4444
     FAX 番号:03-6215-0444
     どんどんお寄せください

※頂いた情報は番組制作への参考とさせて頂く
  以外の目的には使用致しません。

村山アナ: それではまた来週お目にかかりましょう。




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