村山アナ:
おはようございます。視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は、日本テレビの番組に対して、皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。



山下アナ: 今朝は「第398回 日本テレビ放送番組審議会」の模様をご報告させていただきます。

村山アナ: 今回は、毎週土曜日夜7時から放送の『シャル・ウィ・ダンス?オールスター社交ダンス選手権』について合評が行われました。では、まずどんな番組なのか簡単にご紹介します。

山下アナ:
『オールスター社交ダンス選手権』は、爽やかな感動を皆様に味わっていただこうと企画されたスペシャルプログラムです。スポーツ・芸能界の有名人6人が、それぞれプロのダンサーと組んで社交ダンスに挑戦。プロの審査員と観客、そして視聴者の電話投票で優勝を決めるハラハラドキドキの社交ダンス選手権。この番組は、ダンスに真摯に取り組む出演者のドキュメントでもあり、激しいレッスンの成果を得ようと目標に向かって努力する姿の素晴らしさに、感動していただける番組です。

村山アナ: この番組をご覧になられて、委員の皆様はどんなご意見をお持ちになったんでしょうか。それでは「第398回 日本テレビ放送番組審議会」の模様をご覧ください。


第398回 日本テレビ放送番組審議会

 
開催日時:平成18年4月25日(火)

議題  :「シャル・ウィ・ダンス?〜オールスター社交ダンス選手権〜」について

出席者(リポート含む) : 半田正夫委員長、井上秀一副委員長、米長邦雄委員、高橋源一郎委員、
                なだいなだ委員、檀ふみ委員、尾木直樹委員、中川靖子委員、増田明美委員

A委員: 面白いと思ったのはですね、ダンスの専門家が見ていて採点をする。これはどの道でもプロが採点するってことは、一番正しい評価…ある意味で正しい評価だと思うんですが、そこにこの会場の中の素人っていうんですかね、アマチュアがいて、それで場外のまたアマチュアがいて、そういう人達が加わることによってプロの判定が覆るということが、これは非常に画期的な番組だろうと思うんですね。特に教育の世界なんかは、本当にプロだけがいじくり回してて「ああでもない、こうでもない」という隘路に入ってしまっている世界に、こういう『シャル・ウィ・ダンス?』みたいなこういう番組がもし取り入れられたら、非常にいいなという気がいたしますね。とにかくダンスという1つのものについて、プロの判定をアマチュアが覆して行くというとこが非常に新鮮でしたね。いい番組だと思いますんで、ぜひ続けていただきたいと思います。

B委員: 僕、2回見たんですけどもういいなって…。つまり、もう同じことの繰り返しになってますよね。どうしてかっていうと新しい踊りを踊る、イチから始めてまた次っていうことで、何ていったらいいでしょうか。進化して行く姿を見せるとか、次、今度は何が見えるかなっていう期待は、ほとんど持てなくなっちゃう感じがするんですね。つまり、見てる間も最初2組ぐらい見た段階で、もう後、繰り返しだなっていう気がするんですね。出て来てもちろん、それまでに踊って来た苦労とか、そういう話も出るんですけど、もうはっきりいって1組見ると、あとそれのこういうパターンがあって、それに乗っかっているというのが見えてしまうと、番組としては面白くないんじゃないのかなって。かなり致命的な結果。だから、世界中でヒットしているっていうのは、実はこれがヒットするというのはもっと別なことやってんじゃ…これがヒットするとは思えないんですよね。

C委員: 芸人として、生命をもしかしたら失うような、そういうふうな残酷なところがあるんじゃないかって、それをヒヤヒヤしていました。プロのダンサーまでが80kgの巨体を持ち上げるために腰を痛めちゃってるって…。それは何か、やっぱりエンターテインメントのみんなの面白さの楽しみのために、あそこまで犠牲にしちゃっていいものかっていうふうな感じがするんですよね。たまたまそうだというならいいけれど、これから後も何かそれほどの練習をして、辛い思いをして、そして出て来たというのが売りになるとしたら、まさに残酷を売り物にするようなことになるので、私はそこのところはちょっと自分が年なもんだから、心配になりましたね。

D委員: 健康のためか何か知りませんけど、ダンスをやり始めたのが結構いるんですよね。そういう人達にとっては面白かった番組じゃないかと…。若干やってみたいなといったら、「バカなことはやめなさい」なんて女房にいわれましたけれども、あんなに少し格好がつくんなら習ってやってみてもいいかな、なんて思う場面がありました。ただ、ダンスは端的にいって、きれいで美しくて楽しそうに踊ってくれないと、なかなかやる気が起こらないんじゃないか、というふうに思っております。いずれにしても、ダンスはちょっと固いこというとある文化だと思いますんで、単にゲームで勝ち抜き勝ち抜きというだけじゃなくて、もうちょっと素人の我々にもダンスの面白さをもう少し知らせるために、間に「ダンスってこんなもんだ」とか「ダンスのキーポイントってこんなもんだよ」というのを教えてもらうようなところを、ちょっと入れてもらうと、もうちょっと興味引くんじゃないかなと思っております。

E委員: これからの目の付けどころだなと思ったのは、審査員の先生方の個性がどんどん際立って来て、それこそ『行列のできる法律相談所』でしたっけ?ああいうふうな先生方の中でバトルが行われるとか、そういう先生の個性で引っ張って行くということもできるのではないかなって思いました。ダンスという面では、それぞればらばらのうまさの人を違う審査のほうで優劣をつけてるわけじゃなく、審査してる感じだったのですがそれはそれでいいと思う。「ルンバ」とか「クイック」とか、よく私も分からないので…。先生がおっしゃっていることを、もっと重く踏むとか面白いので、お手本はどんなものかっていうものとか、どこが悪かったのかをもう1回プレイバックして見せるとか、そういうダンスの見せ方も、もうちょっと私などは見たいなという気がしました。全体として、私は2回に関しては大変面白く見ました。ただ、ずっと見続けるかっていうところが、そのへんがどこまで引っ張ってくれるかなというところで、問題あるのかなっていう気もいたします。

F委員: どうしても今まで青少年委員会で仕事して来たせいがあって、子供達に対してどうなんだろうと相当気になったんですが、しっかりしたタレントさんが一生懸命新しいことに挑戦しながら傷つくというのは、残酷な面というのは確かにあるんですが、でも一生懸命挑戦して努力して、そしてできなかったことを「クイック」なんかもできるようになって、姿を見せておられる。そういう大人の真剣さとか努力、一生懸命している姿みたいなの、あまりにも少ないので僕はちょっと安心したというか嬉しいですね。そういう一流の人でも、こうやって努力しているとこがある、というのはメッセージ性がすごくあったなと思います。

G委員: この番組はある意味連続ものなので、最初見損ねてしまうと多分次へ続かないというか、あるいは見る人はダンスが好きな人は見ますけども、その他の人…途中参加というのはどうなのかなと思います。もう少し、ぐっと引っ張る何かがあればと思うんですが、それはまだ分かりません。もし、たまたま4番に合わせて「ん?」と思った人が分かるようにする改善点としては、例えば番組の冒頭に参加者9人が全体にまず始めて、そして1回戦でこの方が落ちたら簡単な図にして、ぱっと経過を説明するとか早分かりの説明があるとか、最終的にはここらへんで決まるんだというような…。今はここの中間点にあるんだということが、途中で見始めた人も勝ち上がって行く様子が分かれば、もっと見やすくなるんじゃないかと思いました。

委員長: 私も、実は15日と22日両方見させていただきました。出場しているタレントは、いずれも非常に真剣に取り組んでるので、それは非常に感心しました。ああいうタレントというものはいつもチャラチャラして、ぶっつけ本番でいいかげんなことをやってるだけと思ってたら、こういう番組になるとホントに真剣に取り組んで、体中アザになりながらもやって、しかもやり遂げるという。その素晴らしさというものはちょっと見事だなと思いました。ああいうふうに、非常にアザだらけになってやってるわけですが、途中でもってギブアップしたいようなことを盛んにいってますね。だから、もし「もう俺はやれない」ということでギブアップしたら、あの番組後どうするつもりなのかなと、そういう点がちょっと心配で。最後までやってましたから、よかったようなものの…どうするのかと心配になりました。

 

山下アナ: 最後に欠席されたH委員からのリポートが代読されました。
演技者の真剣さが伝わり、緊張や喜び、悔しさの表情は、試合前後のスポーツ選手を見ているようで感動しました。ただし、毎週見られない視聴者のために、ここに至るまでのダイジェストがもう少しあったほうがよいと思いました。

村山アナ: 委員の皆様の発言を受け、日本テレビ側からは次のような発言がありました。

山下アナ:
出演者の真剣さ、喜怒哀楽を見せるという、ドキュメンタリー的な側面を出せたらと番組を制作しています。ご指摘があったように、出演者が致命的なケガなどしないよう十分に注意することはもちろん、この勝負に勝つということはどういうことなのか、毎週視聴者に見ていただくためにも、もう少し説明が必要と反省しています。そうしたことを改善しながら、視聴者の皆様の心を打つような番組にして行きたいと思っています。

村山アナ: 審議会のご意見、そして視聴者の皆様からのご意見を大切に、この番組を大きく育ててまいります。

山下アナ: 今朝は「第398回 日本テレビ放送番組審議会」の模様をご報告させていただきました。

村山アナ: それでは、最後にお知らせです。

お知らせ: 放送番組で傷つき、悲しみ、涙がポロリ。放送であなたの人権が侵害されてしまったら放送と人権委員会にご相談ください。BPO放送倫理番組向上機構

     電話番号:03-5212-7333
     FAX 番号:03-5212-7330
     HPアドレス:http://www.bpo.gr.jp
     受付時間:平日午前10時〜午後5時まで。


山下アナ: 番組では、皆様からのご意見をお待ちしております。
お手紙、おハガキのあて先は、

郵便番号105-8714 日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号:03-6215-4444
     FAX 番号:03-6215-0444
     どんどんお寄せください

※頂いた情報は番組制作への参考とさせて頂く
  以外の目的には使用致しません。

村山アナ: それでは、また来週お目にかかりましょう。




|あなたと日テレ|HOME|