村山アナ:
おはようございます。視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は、日本テレビの番組に対して、皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。



山下アナ: 今朝は、プロ野球中継の合評をメインに行われた「第399回 日本テレビ放送番組審議会」についてご報告させていただきます。

村山アナ: 熾烈なペナントレースが続くプロ野球ですが、今年の中継では解説陣を充実。ゲスト解説に星野仙一さんを招くなど、バラエティーに富んだ解説陣がひとつの魅力となっています。では、まず今年のプロ野球中継が目指す放送についてご紹介します。

山下アナ:
投げ、打ち、走り、エキサイト。プロ野球の魅力はグラウンドとファンが一体となって熱狂し、興奮する筋書きのないドラマ。一瞬のプレーがすべてを変えるその生の迫力、一球の緊張感にあります。2006年のプロ野球中継はその原点に戻り、球場の熱狂を臨場感たっぷりにお伝えすることを第一に考えています。そのため、選手の球歴、記録やデータを掘り起こし、記憶をよみがえらせるための映像を紹介。一瞬の緊張感をさらに高め、視聴者が選手やそのプレーに感情移入ができるような中継を目指しています。

村山アナ: それでは「第399回 日本テレビ放送番組審議会」の模様をご覧ください。


第399回 日本テレビ放送番組審議会

 
開催日時:平成18年5月23日(火)

議題  :「プロ野球中継について」

出席者(リポート含む) : 半田正夫委員長、井上秀一副委員長、中川靖子委員、高橋源一郎委員
                増田明美委員、尾木直樹委員、槇村さとる委員

A委員: 中継そのものについては、例えば画面が4分割になったり、あとライブ感を生かしたりといういろんな新しい手法もあると思いますけれども、基本的なところは昔と変わらないというか…。別にそれは悪い意味ではなくて、オーソドックスな…この頂いたプリントに書いてある、スタンダードな中継という点ではいいと思います。あまりいろいろ盛り込み過ぎて、忙しくなって見にくくなるよりはある程度安定感があって分かりやすく、それでライブ感を生かしたようなそういう中継というのが、プロ野球では一番いいと思います。そして複数の解説者、アナウンサー。それもアナウンサーの方は中堅の方ですし、あと解説者も個性的な方の組み合わせということなので、いいと思います。解説者の方には、よく「喋り過ぎる」とか「うるさいのは嫌だ」という意見も、ちまたにはあるようですのでそこらへんを抑えていただいて、面白いポイントを指摘していただければ、さらに試合を見るということが楽しくなるような気がします。

B委員: そろそろ1つの文化として1サイクル終わって、そろそろ新しい何かを考えたほうがいいんだろう。我々のような古い世代はとりあえず切ってもいいから、やっぱりもう少し次の時代に向けて、何かやったほうがいいんだろうなということを、特に僕なんか強く感じたんです。もし、これからもプロ野球を『日テレ』の重要なコンテンツと考えるなら、『巨人』というチームだけでなくて、プロ野球の在り方自体をちょっと考えるのにいい時期かなと…。たぶん、このままでは視聴率はもう1回上がるという可能性は、唯一考えられるのは超スーパースターですよね。亀田3兄弟みたいな。そういう選手がいた時には、たぶん一時的に上がると思いますけど、システムとして変わらない限りは、要するに「ワールド・ベースボール・クラシック」とスーパースターに期待するしかないっていう感じかなと思いました。

C委員: ちょっと気になった点なんですけども、これは私の家のテレビが小さ過ぎるのかもしれませんが、とても画面に文字だけが…すごく文字が多いなというところがあったんですね。左上に得点やカウントがありまして、それから右上にずっと「王・ホークス 対 原・巨人 初対戦」っていう文字が、動かずにありましたよね。右下にはいろいろなデータが載っていて、選手の後ろには看板でしたけども、右に『日本生命』と「セ・パ交流戦」。文字がドッとありまして、ちょっとゲームを見るには多過ぎるなということを感じました。それと「TURNING POINT」という言葉。あれはボタンを解説者が押すんでしょうかね。「ここから展開が変わります」とか「決め手です」っていう。あそこの「TURNING POINT」の演出が分かりにくかったです。

D委員: 野球自身は、僕はテレビが非常にフィットするエンターテインメントだと思ってるんですけども、どうもテレビはずっと始めから最後まで見るという形にならないというのは、ちょっと残念なんで。「WBC」なんか、確かにみんな一生懸命見ました。だから、リーグ戦だと「今日もあるのか」「明日もあるのか」というので、ちょっとテレビで見る工夫というのが相当必要なんじゃないかと思います。それには、やっぱり話題性がある、つくって、事前によく話題性をPRするとか、あと地域に密着したファンサービスだとか、そういうので身近な選手が出れば見るとか、いろんな形があると思うので。テレビで見せるということも必要ですし、テレビで見ればまた球場にも行くということで、球団だけにプロ野球の発展を任せておくわけにはいかないし、テレビ業界全体がもう少し工夫して、こんなテレビに向いたエンターテインメントはないと思うので、事前にもいろんな形で話題性をつくって「見たい」「また行きたい」というのを、つくって行く必要があるんじゃないかと思っております。

E委員: 「TURNING POINT」の意味がちょっと分かりにくくて。ワンポイントで「TURNING POINT」と指摘されたのかな?さすがプロの解説者だ、堀内さんや野村さんだなと思っていたら、ずっと「TURNING POINT」が流れっぱなしなんですよね。途中で消えたんですけれども、そこの意味も…。だから消えたんだという解説があったんですが、とっさには分かりにくかったんですよ。だから、相撲の解説なんかでも「TURNING POINT」じゃないけど、ワンポイント解説をおやりになってますけど、もっと我々にも分かるような「TURNING POINT」の提示というのが欲しいなと思いました。文字は僕も年になって来たせいか分かりませんけど、すごく小さくてワッと多いって感じで、ちょっと見づらかったですね。そんなところで…でも初めての経験でした。メモ取りながら楽しかったです。

F委員: 漫画も野球もですけれども、それをホントに信じている人、愛している人達がやる…やったり作ったりしている。それを必要としている人とか、好きな人とか、欲しい人が応援する人達がいる。もうひとつ、それを放送したり、供給したり、理解に役立つ情報を流したりするテレビ局のような存在が、雑誌社のような存在がある。あまりにも売れて行った時代は、何か部数が出るから漫画があるみたいな、ちょっと変な勘違いっていうのもあったと思うのですが、今このようになってみるとホントの核心のところは、人間好きだと信じてる人がまず1人いて、そこに作品とか試合が出来て、それが人を感動させて呼び込んで、世界がやっと成立するというか、そこの芯の所に焦点を絞ってやることは、私は書くことは大事じゃないかなと思っています。

委員長: この「番審」じゃ、今までに何回もプロ野球の番組取り上げておりますので、いいたいこと全部いってしまって特に何もないんですけど、しかし今度のテレビを見ておりまして、番組の構成とか、それからカメラワークとか、あるいは編集の仕方、もういずれも申し分ないというふうに思います。特にホームランを打った選手が次の打席に入った時には、前の打席のホームランのシーンをすぐに映し出して、さらに同時にかぶせるように選手のコメントまで入れてる。その素早い手配り。それから、個々の選手のヒットゾーンなんかを映してまして、あれは初めて見まして「なるほど。こういう撮り方もあるのかな」と思いましたし。『ソフトバンク』の選手…外人の選手、名前忘れましたけど、高いフライを打ち上げて天井にぶつかる。あれをすぐあれだけのたくさんのカメラですから、どれかがキッととらえていて、それをちゃんと映しています。ああいった、おそらく球場に行っても見ることができないような見落としてしまうような、そういうシーンまできちっとフォローしているという点は、さすがだなという気がいたしまして、もはや完成の域に達しているといっても過言ではないなという気がいたしました。

 

村山アナ: 委員の皆さんからは「スーパースター待望論」まで飛び出しましたが、「画面に文字が多過ぎる」「勝敗を決する『TURNING POINT』の解説が分かりにくい」…などの意見が出されました。

山下アナ: 貴重なご意見、ご批判を受けて、日本テレビ側は次のように答えました。

村山アナ:
皆様のご意見を伺って、プロ野球の話題づくりが局として重要ではないかと思いました。つまり、ファンサービスの充実、選手と子供達との普段着の交流を充実させ、プロ野球にもっともっと興味を持ってもらうということ。また、交流戦を盛り上げる演出もご指摘の通り少し欠けていたように思います。プロ野球を盛り上げるための局側の仕掛けを充実させて行きたいと思います。『TURNING POINT』については、分かりやすさを第一に充実させてまいります。
「野球は日本の文化」という声もありました。そのためにも、よりよいエキサイティングな中継を心がけてまいります。どうぞ皆様、引き続き野球中継をお楽しみください。

山下アナ: 今朝は「第399回 日本テレビ放送番組審議会」のご報告をさせていただきました。

村山アナ: それでは、最後にお知らせです。

お知らせ: 放送番組で傷つき、悲しみ、涙がポロリ。放送であなたの人権が侵害されてしまったら放送と人権委員会にご相談ください。BPO放送倫理番組向上機構

     電話番号:03-5212-7333
     FAX 番号:03-5212-7330
     HPアドレス:http://www.bpo.gr.jp
     受付時間:平日午前10時〜午後5時まで。


山下アナ: 番組では、皆様からのご意見をお待ちしております。
お手紙、おハガキのあて先は、

郵便番号105-8714 日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号:03-6215-4444
     FAX 番号:03-6215-0444
     どんどんお寄せください

※頂いた情報は番組制作への参考とさせて頂く
  以外の目的には使用致しません。

村山アナ: それでは、また来週お目にかかります。




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