村山アナ:
おはようございます。視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は、日本テレビの番組に対して、皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。



山下アナ: 今朝は、7月26日に行われました「第401回 日本テレビ放送番組審議会」の模様をご報告いたします。

村山アナ: 審議会の冒頭、日本テレビが制作した番組に対する申し立てについて、BRC「放送と人権等権利に関する委員会」の審理の結果を受けて、その報告をいたしました。その経緯は去年11月に放送いたしました、日本テレビ報道局制作番組『先端研』の中で取り上げた政治団体の党首らより「放送内容は作為的編集などにより、党および党役員の名誉を傷つけるものだった」として、BRCに申し立てがあったもので、今年5月からBRCによって審理されていました。

山下アナ: その結果、BRCによる決定は「権利侵害や放送倫理に反する点はなかった」というものでしたが「取材対象者からの苦情などには、迅速かつ丁寧に対応するように」との要望が付け加えられました。

村山アナ: この決定を受けまして、日本テレビでは「これを真摯に受け止め、今後苦情申し立てを受けた場合には迅速な対応に努めてまいります」と答えました。

山下アナ: さて、今回合評していただくテーマは『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。』の番組合評です。

村山アナ: それでは、どんな番組なのかご覧いただきます。

山下アナ:
日本をよくするために、総理大臣である太田光がいろいろな問題について大胆に打ち出すマニフェスト。これに対し、タレント、政治家、文化人など20名が賛成・反対に分かれて熱く議論を戦わせて行きます。この番組は、各界の有名人による知的で笑える前代未聞の政治討論バラエティーです。
今回は「オカルト」「心霊現象」に加え「緊急閣議会議テポドンスペシャル」をご覧いただきました。

村山アナ: それでは、合評の様子をご覧ください。


第401回 日本テレビ放送番組審議会

 
開催日時:7月26日(水)

議題  :「太田光の私が総理大臣になったら・・・秘書田中。」

出席者(リポート含む):半田正夫委員長、井上秀一副委員長、中川靖子委員、槇村さとる委員、
               増田明美委員、なだいなだ委員、檀ふみ委員、高橋源一郎委員

A委員: 今回は「オカルト」「心霊現象」と「緊急閣議」でしたけど、その次の週もちょっと見たんですね。そしたら「家事をしない夫」と「二世議員」ということでやってましたけれども、テーマは一応1時間に1つ、あるいは2つで2つがベースだと思うんですが、その時のテーマの重さによって臨機応変にやって行けばいいと思います。例えば「民の声を聴く」というか、今いろんな携帯電話とかそういうツールもありますから、番組を見ている人が自由にこう思うっていうのを、後で投票に参加できるような、そういうような番組の構成にしても、もっと見てくれる人が増えるかもしれないと思いました。この番組…なかなか日本人ってディベートっていうのをやらないけど、討論の面白さっていうのが伝わって来ますし、あるいはいろいろな角度からものを見るっていう、ものの見方を教えてくれる番組だと思います。ちょっと見るのにパワーがいりますし、テーマによってはとても人を選ぶと思うんですけど、今後も息長く続けてほしいと思いました。

B委員: 太田さんが抱えられる世代にとってのディベートとか話し合いとか、話してるうちに全体がひっくり返って行く感じとか、皆ギョっとする感じとかドキドキしながら楽しかったです。こうしたほうがいいんじゃないかって、ちょっと思ったところは「では写真を…」っていうたびにテーマがずれて行くところが、例えば…ずれても構わないんですが、最初惨劇の話から占いから幽霊からUFOって、全部違うテーマにずるずるってなだれて行く感じが、これが国会だっていうんだったら私はそれも楽しいと思うんです。「今テーマずれました」って「注」が入ればいいだけで。それがわざとなのか、それとも故意に1つのテーマに行かないようにしてるのか分かりませんが「ちょっと流れて行くな〜」って感じが気になりました。

C委員: 「占い、オカルト、心霊現象はこの世に存在しない…と憲法に明記する」っていう極論から入りましたよね。それを提示することによって、はっきりと賛成意見と反対意見が分かれていたのでとても見やすかったです。議論を聞きながら、私自身がいろいろなことを考えさせていただけた…というふうに感じました。ただ「占い」と「オカルト」「心霊現象」と一緒にして議論したことで、論点を分かりにくくしているなというふうにも感じました。「占い」っていうのは相談型だけではなくって、テレビや雑誌などでちょっと見るような形でも一般市民の方々に認識されているものですよね。その「占い」を議論に入れるということに対しては、違和感がありました。

D委員: 私は「オカルト論」の問題というのは、昔から何でテレビが「オカルト」を取り上げる…いってみれば迷信を助長するような一面がありますから、そういうことはテレビがすべきではないんだということを、何べんもいって来たんですね。私達の立場は、そういう病気というのは社会的な迷信の要素だとか、差別の要素だとかが非常に強く加わって起きる問題だから、自戒してほしい。今の世の中はこうだから…というふうな受け取り方だけではなくて、この問題は将来はどうなって行くのかというビジョンですね…未来のビジョンを一応踏まえて、番組は作られて行ってほしいなと。ないものねだりですけれど、そういう希望を持っています。

E委員: 今回のテーマの「オカルト心霊現象はこの世にないと憲法に明文化する」というのはあまりにも広がり過ぎていて、一つ一つが何か全部食い足りないまま最後まで…いつもそうなのかもしれないんですけど、最後の投票に行ってしまったという感じがあって、「えっ、あのくらいの議論でどうしてこれが憲法に明文化されるわけ?」というふうに最終的に分からないところがあったんですけれども、もうちょっともう少しだけ…あんまり深めるとみんな逃げて行くと思うんですけど、もう少し深めるともうちょっと考えられる気がするんですよね。お笑いの人が、ただお笑いで逃げて行くんじゃなくて、どこかにキラっと光る言葉をいうことで、それを見てる人に考えさせる。真面目な人がずっと真面目なこといってもつまらないですから、ああいう方がちょこっと本質的なことをおっしゃるということは、素晴らしいことだなと思うから、これを育てて行くのは日テレのスタッフの皆さんのこれからではないかなと思っております。

F委員: 実は、今回テポドンの話が出ましたけど、若い人に聞いたら今までテポドンと聞いてたんだけど、結構面白く分かりやすく聞きました…なんていう声もありました。こういうものを本気にやれば、結構深みのある話なんで、出てる人も結構いろんな方がいらっしゃって、いろんなことを述べてるんだなということがつくづく感じました。ただ、どういう人が出ているのかというのがワ〜っと名前が出ているんで、はっきりよく分からないんです。バックグラウンドがどういう人なのかもう少し分かりやすく…出席している議員と称する方達のバックグラウンドがあると、どういう発言かなと…その点がもう少し分かりやすくした方が、議論聞く時にいいかなと思ってます。

委員長: 出演者が非常にいろんな方の登場、いろんなジャンルの人がいて、人選は非常に苦労されたんじゃないかと思いますが…。いろんな人がいるということ、それからディベートの応酬もテンポがいいので、非常に面白かったなと思ったわけですが、ただこういう番組でよくあること…ディベートの番組は必ずあるんですが、特に政治家同士の討論会にあるんですけど、ひとの話を…喋ってる時に横からしゃしゃり出て自分の意見をずっと言い始めて、両方の意見が重なってしまう。声の大きいほう、長く喋るほうが結局勝ってしまう。そういうのがある。今回もそれが見られたんですね。これは非常に聞き苦しいし、要するに他人の意見を聞かないで自分の意見を押しつけるというような、あれは非常に不愉快なんで、できるだけああいう部分はカットしていただきたいと思うんですが、しかしながら、声の重なってる部分のカットはなかなか難しいのかなという感じもするんで…。特に今回出て来ました、やたらと発言して自己アピールするという印象の強い人がいまして、あれは非常に聞きづらかった…と思いました。それから、G委員からのレポートが来ておりますので、読ませていただきます。
久しぶりに見た今回のテーマは『超能力やUFOの存在を信じるか』といったものでした。もしかすると、政治的なテーマがネタ切れになってしまったのか、あるいはいろいろな所からの圧力があるのでやりにくいのか、とにかく今回に関しては政治的な見かけをしているが、ただのバラエティー番組にすぎないような気がしました。最後にあった北朝鮮のテポドン発射を受けての特別座談会。どうせやるなら、それだけを徹底的にやったほうがよかったかもしれません。
これがG委員のコメントであります。

 

山下アナ: 皆様の意見を受けて、局側は次のようにコメントしました。

村山アナ:
視聴者の方から「この番組のおかげで、家族から意見がたくさん出て言い争いになっている」というご意見を頂き、まさしく我々がやりたかったことであると確信した。今日頂いた委員の皆様のご意見を参考にさせていただきながら、これからも世論を喚起する使命を持って一生懸命頑張りたい。
と答えました。

山下アナ: 今朝は「第401回 日本テレビ放送番組審議会」の模様をお送りいたしました。

村山アナ: それでは、最後にお知らせです。

お知らせ: 小さな耳と目は放送と一緒に育ちます。青少年委員会はよりよい放送のあり方について考えています。子供と放送に関するあなたのご意見お寄せください。 放送倫理番組向上機構。

     電話番号:03-5212-7333
     FAX 番号:03-5212-7330
     HPアドレス:http://www.bpo.gr.jp
     受付時間:平日午前10時〜午後5時まで。

山下アナ: 番組では、皆様からのご意見をお待ちしております。
お手紙、おハガキのあて先は、

郵便番号105-8714 日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号:03-6215-4444
     FAX 番号:03-6215-0444
     どんどんお寄せください

※頂いた情報は番組制作への参考とさせて頂く
  以外の目的には使用致しません。

村山アナ: それでは、また来週お目にかかりましょう。




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