鷹西アナ:
おはようございます。視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は、日本テレビの番組に対して、皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。



寺島アナ: 今朝は「第404回 日本テレビ放送番組審議会」の模様をお伝えしてまいります。今回のメインテーマは、10月からスタートしました新しいニュース情報番組『NEWS ZERO』の合評でした。

鷹西アナ: それでは、どんな狙いを持ったニュース情報番組なのかを簡単にご紹介いたしましょう。

寺島アナ:
「ゼロから始める革命的ニュースショー」をコンセプトに、ニュースの原点に戻って制作すべく、タイトルも『NEWS ZERO』としたこの番組は、物事を批判するだけでなく、対案、提言を用意した提案型のニュース番組を目指しています。さらに、ライブ感覚を重視。生中継を駆使して、今を伝えることはもちろん、これまでの夜11時台になかったポップで賑やかなスタジオ展開を目指します。スポーツ情報はさらに充実。プロ・アマの別なく幅広く伝えています。そして特集コーナーでは、ニュースのその後を追い問題点をさらに抽出。メインキャスターにはコメンテーターとして実績十分な村尾信尚氏を起用しました。

鷹西アナ: それでは、「第404回 日本テレビ放送番組審議会」の合評の模様をご覧いただきましょう。


第404回 日本テレビ放送番組審議会

 
開催日時:11月28日(火)

議題:「NEWS ZERO」について

出席者(リポート含む):半田正夫委員長、井上秀一副委員長、中川靖子委員、槇村さとる委員、米長邦雄委員、
               増田明美委員、なだいなだ委員、檀ふみ委員、高橋源一郎委員、

A委員: スタジオのセットですけども、やはりちょっと夜の午後11時台の色としてはネオンカラーの黄緑は、やや目に痛いかなという感じです。やはり、ニュースを今まで見なかった層を取り込もう、あるいは若い人も取り込もうということで、きれいな若草色を持って来たと思うんですけども、ウチの22歳と19歳に聞きましたら「まぶしい」 「目に痛い」ということで、若くてもまぶしいものはまぶしいんだなと…。もう少し、つや消しというか落ち着いた色でもいいかなと…。ちょっとワイドショーっぽいというか、少し昼間とか休日の朝のイメージになってしまうので、疲れた体にはついて行けない…という人も出て来てしまうのではないかと感じました。次に、内容構成ですけども最初に「24H」ということで、丸窓にいろんな映像…その日にあったニュースがいくつか出て来ます。それはそれで、お皿のようでいいと思うんですけども、なぜか時間が入ってるのに時系列で出なかったりするので、そこの意味があまりよく分からないということが…。ただ、ああいう方式を取るというの、今までなかったので新鮮ではあると思います。

B委員: 全体の印象はとりとめがなく、サラサラと見た。少しやや緩い…ニュースと思って見ると緩いな。それから、リズムやテンポを厳しく取ってない感じ。それから、キャスターの方とか脇に並んでいる方の顔つきが、よく知らないということもあって薄く感じてしまう。それから、若い人にとってすごく必要なのは、例えば親しみの持てる先輩、それからコーチ。「経済ってこうなのよ」とか「政治ってこうだよ」とか、「こんなふうになってんだよ」とかそういうコーチングしてくれる人。それから、非常に頑固に言い切ってしまうオヤジとかオバサン。それから、素敵なおねえ様とか。何かそういうものを頼りに今は分からないけれども、だんだん世の中と自分が少しずつ歯車がかんで、つながっている感が分かって行くと楽しいんじゃないかなと思いました。

C委員: ニュースだから、ホントに正確に詳しく重くというんでなくて、ニュースとしちゃ物足りないんだな。しかし、「重くないからいいな」と、これ、どっちがいいんだかちょっとよく分からんのですね。私は、テレビを数多くの人が見てくれるってことが大事なものですから、視聴率がどうなって来ているかってことが、非常に大事なことだろうと思うんです。それでこういうふうな感じのものが、受け入れられるというのであればこれは成功だし、それからちょっと離れてしまったというふうなことであれば、早急に考え直す、作り直す必要があるんだろうと…。必ずしも視聴率が高いことがいいというわけじゃないんですが、その点だけが気掛かりですね。

D委員: 番組の初めにテンポよく、その日のニュースをコンパクトに紹介してくれますので、短い時間の中で今日何があったのかということが、分かる点がよいと思います。それから他のニュース番組に比べて、スポーツや芸能の時間が多く取ってあります。特に今、親しい黒岩さんがいるからいうわけではないんですが、私は比べてみてもホントにスポーツが充実していると思います。なぜならば、その日あったスポーツの結果を知らせるだけではなくて、なぜ勝ったのか、なぜ負けたのかということが取材を通してよく表れている点がいいと思います。気になる点は、やはり全体が白っぽい感じで、夜の番組なのに朝見ているような明るさがちょっと抵抗があるかなというところと、スポーツコーナーで音楽がずっと流れているんですが、ちょっと音楽のボリュームが高過ぎるかなと思いました。

E委員: 若者に見てほしいっていう色気を出すと…。音楽だとか何かで釣ろうとしても、意外とニュースを見ようというようなタイプの若い者は、内容で見ようとするから。ちょっとそれで視聴者を引きつけようとしても、ちょっと無理じゃないかというふうな気がします。若者だけに絞るよりは、やっぱりテレビっていうのは8歳から80歳という、そういうイデオロギーでやってほしいと思うんですね。私もそろそろ80歳近くなるから、置いてけぼりにされるのは何か辛いんでね。一応テレビっていうのは、8歳から80歳だって考え直してほしい。

F委員: ホントにニュースなのかどうか、よく私には分からなかったです。ホントに日本人って、これからどんどんバカになって行くんじゃないだろうか…っていう気さえしました。「若い人に向けて」って…若い人を取り込みたいというのを、ここの場で何度も聞いたような気がして「お年寄りを取り込みたい」とか、それは消費動向とかでしょうがないんでしょうが、そういうことを聞いたことがないんですよね。でも、これから高齢化社会になるというのに「熟年層を取り込みたい」という言葉を聞いたことがなくて、どこの番組も「若い人にも見てもらいたい」。これから若い人が育って行くためになんでしょうけれども、これで育つだろうか。やっぱり易しいことを深くして行かないと、若い人だってホントにバカではないんだから、表面的だけでは取り込めないと思います。ただ、やっぱりこういう番組というのは、続けて行ってその番組の特徴が出て来て、なじみになって行くということですから。すごくいい志で始まっているものなんで、それを目指して長い目で育てて行ってほしいというふうな気がいたします。

G委員: 特番を充実してもらいたいと思っております。僕ら見る時には、実はテレビの番組案内を見て朝見るわけじゃなくて、その時何やってるかなと見るわけですが。『ZERO』の特番が何やってるのかなと見るんですが。そこにアピール力があると、見たいなという感じもしますので。どういうテーマをその時々一番いいのを取り上げて、それの工夫をもっとやっていただきたいし、また番組案内に出した以上は、重みのあるしっかりした特番を…1時間もあるんですから、かなり入れることができるんじゃないかと思うんで、ぜひお願いしたいと思ってます。

 

鷹西アナ: 審議会の当日欠席された委員長とH委員からは、次のようなリポートが寄せられました。

寺島アナ: まず、委員長のリポートです。
すべての情報をゼロから考え直すという姿勢には好感が持てるが、その精神をどれだけ生かせるかが問題。取り上げる項目が多過ぎて突っ込みが足りず、不完全燃焼に終わっている気がしました。もう少しテーマを絞って、丁寧に解説できないものかと思いました。また、キャスターが日によって変わっているようですが、その必要があるのかと思いました。
続いて、H委員のリポートです。
どうしても前の『きょうの出来事』と比較して見てしまうのですが、『NEWS ZERO』はシャキシャキと進み過ぎて未消化、あるいは不消化の感じは否めません。また、長時間のニュースでは、キャスターの能力や魅力が決め手になります。頭の回転が速く、クレバーなところはいいのですが、視聴者になじむキャラクターかどうか、そのあたりが今後の課題となるでしょう。

鷹西アナ: 一方、日本テレビは次のように答えました。

寺島アナ:
審議委員の皆様の貴重なご意見をスタッフに伝え、より良いニュース番組にして行きたいと思っています。実は、今までのニュースの選択の仕方というのは、映像が強いもの、新聞とは違うテレビならではの伝え方をするニュースを、重視する傾向にありました。しかし、この『NEWS ZERO』でやろうとしているのは、映像がなくても大事なことなら伝えるべきは伝えて行こう…という姿勢を貫きたいということです。『文字だけで伝えると見てもらえないのでは』…と恐怖感がありますが、伝えるべきは伝えたいという気持からであって、夜のワイドショーを作っているつもりはまったくありません。難しいテーマは易しくしてさらに掘り下げ、より分かりやすく伝えること。それがこの番組でやりたいことであるし、これからも頑張って行きたいと思います。

鷹西アナ: 今朝は「第404回 日本テレビ放送番組審議会」の模様をお伝えしました。

寺島アナ: それでは、最後にお知らせです。

お知らせ: 放送番組で傷つき、悲しみ、涙がポロリ。あなたにもこんな時がくるかもしれません。放送であなたの人権が侵害されてしまったら放送と人権委員会にご相談ください。BPO放送倫理番組向上機構

     電話番号:03-5212-7333
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     HPアドレス:http://www.bpo.gr.jp
     受付時間:平日午前10時〜午後5時まで。


寺島アナ: さて、番組では皆様からのご意見をお待ちしております。
お手紙、おハガキのあて先は、

郵便番号105-8714 日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号:03-6215-4444
     FAX 番号:03-6215-0444
     どんどんお寄せください

※頂いた情報は番組制作への参考とさせて頂く
  以外の目的には使用致しません。

鷹西アナ: それでは、また来週お目にかかります。




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