鷹西アナ:
視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は日本テレビの番組に対して、皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け今後の番組作りに役立てて行こうというものです。



寺島アナ: 今朝は4月24日に行われました「第408回日本テレビ放送番組審議会」の模様を紹介してまいります。

鷹西アナ: 今回は毎週日曜日夜7時58分から放送している、謎解き冒険バラエティー『世界の果てまでイッテQ!』についての合評です。まず『世界の果てまでイッテQ!』とはどんな番組なのかご紹介しましょう。

寺島アナ:
この番組は、小学生から高校生までの子供達が抱く素朴な疑問を、世界の果てまで出かけて徹底的に検証する、謎解き冒険バラエティーです。発端となるのは、世界の果てに子供達と謎解きに向かうコーナーで、番組に参加し素朴な疑問を提出する子供達を公募。その中から毎回主役となる子供を選び、その子供とタレントがタッグを組んで謎解きの旅へ出発。人との触れ合い、友情、感動をテーマに素朴な疑問に答えます。この番組は子供達が世界の美しい自然素晴らしい文化に触れ、目的を達成した時の感動を描くドキュメントバラエティーです。

鷹西アナ: 番組のダイジェストをご覧いただきました。それでは合評の模様をご覧ください。


第408回 日本テレビ放送番組審議会

 
開催日時:平成19年 4月 24日(火)

議題  :世界の果てまでイッテQ!

出席者(リポート含む) : なだいなだ委員、井上秀一副委員長、米長邦雄委員、
                高橋源一郎委員、小林泉委員、尾木直樹委員、
                半田正夫委員長、槇村さとる委員、増田明美委員員

A委員: 題材として非常にデリケートな場所…死海というのはデリケートな場所ですよね。西岸のパレスチナ難民の地域で毎日のように、まだ人が死んでいたりするような事件が起きるわけですね。誘拐事件なども起きている。そのことを頭に置きながら見ると、ちょっと能天気過ぎる。世界の一番…最も国際的に危険な地域であるし一番問題を抱えてる地域に行って死海でござ走りなんかやってるのを見ると、日本人はなんて能天気な人種であろう…というふうに思われるんじゃないか、ちょっとそこが心配になりましたね。

副委員長: 番組自体は「世界謎解き」というといくつか今までも番組あったし、似通っている現在でも見てる番組あるわけですけども、20〜30分でやるとなるとどうしても深みがなくなってしまうのかな、という感じなんで、そのあたりがもっと工夫した番組作りをしたほうがいいんじゃないかと…。若い人達はこの番組見てるのかって聞いてみたんですけど、ストーリーよりも、どちらかというとタレントが、そういうテーマにどうかかわって来るのか…というようなことで見てる人が結構いたんで、番組作りの狙いとしてどっちを狙っているのか、差別化どうしようか、ということで工夫をしていると思いますが、見てもらうのか、もっとためになるような形でやろうとしてるのか、両方だと思いますが、その組み合わせがなかなか難しいと思いますが、いろんな工夫してもらえればと思ってます。

B委員: イスラエル死海あの辺のことを取り上げるということになると、当然今の世界情勢など踏み込まなくてはならないし、それから後半のお祭りのところだとそれじゃあ今どうしてあんな廃虚みたいになったんだという、歴史もあってそういうふうなこともあると思うんですけど、それをやってるとちょっと時間的に難しいので両方作れば両方それなりによかったんだろうと思います。問題はスタジオのほうのまとめがそこで何かフォローするのかどうか、もし番組の中に生かすとすればスタジオの中がちょっと騒々しい…あそこはちょっと工夫する余地があるのではないかと思います。

C委員: 僕が1つ気になったのは、10歳の男の子が世界の果てへ冒険に行く。で世界の果てに冒険に行って何をしたかというと、豆腐を作った…世界の果てに冒険に行ったんだから、何か経験をして帰って来たというふうにしてもらいたいなと。やったのが豆腐を作ってござで走ったっていうのは、一応冒険物語としてはかなりしょぼいんじゃないか。もうちょっと子供を信頼して、子供を…1か月も半年も行かせるわけにいかないんですけども、もうちょっと経験をしましたというようなものが欲しいなと。これはやっぱり僕は冒険とはいえないんじゃないか…っていうのが正直ありました。

D委員: 『イッテQ!』という…こういう番組があるということは知っておりましたけど、何となくこの番組の題名を見て、非常にイメージがしづらいどういう番組なんだろう。先ほどのご説明を聞いて非常によく分かったんですけど、やはり一般の視聴者にとってこの内容は非常に分かりづらい。今回はこの題名の印象から受ける感じとはかなり違う、非常によい番組だったと思いました。何人かの委員の方から「もう少し重みのある深みのある、政治的なことも考えて」というご意見はありまして、それは私も非常に思いますけれども、視聴率のある程度取れる面白い番組、少し文化を扱う番組を見せるのか、それとも誰も見ない良質の番組を見せるのか、どちらを選択するかといったら、前者ではないかと私は思いますので、この程度である程度やむなしというか、よろしいのではないかというふうに思います。

E委員: 僕あの番組見てて非常に肩が張らなくて、気楽に見られてしかも面白い。ああいう番組の視聴だったら、毎週1本ぐらいあってもいいかなと思ったぐらい、非常に楽しめました。何で面白かったのかなって振り返ってみますと、やっぱり疑問そのものが子供から発せられた…っていうこともあるのか分かりませんけど、非常にバカバカしいというか素朴っていいますかね。大体死海の海の水で漬物が漬けられるかなんて発想そのものが非常に面白くて、そんなことは普通親子の会話でどうなんだろうねって、日常的に多くの家庭で交わされる会話…疑問だと思うんです。基本的に子供が学んで行くプロセスっていうのはあの疑問なわけですよね。ござ走り本当に行けるのかとか体験も含みながら、実際にやってみる…それがもっと浮力の学習だとか、強化学習につながって行くわけですよね。子供達の生活の身近なところから、ネタを掘り起こして、そしてそれに番組…カメラを通して追求して行くっていうのは面白いと思います。期待しています。

委員長: 番組はやっぱり旅…旅番組とか、あるいは歴史ものっていうのは人間のロマンですので、こういったものを扱うっていうのは非常に…番組としては面白いと思うんで…。今回も旅番組でしたけれども、歴史的な要素もちょっと入ってました。特に後のほうのお祭り…トトナカ族のお祭りのほうでは、最初にメキシコで遺跡を映してましたね。説明してましたあれはよかったなと思いましたね。特にあれがちょうど雨の中を映しました。あれが私いいな〜っと思って…何か叙情をそそるというのかな。誰もいない所で雨がしとしと降ってる遺跡を映してる。ああいうシーンがもっとあちこちにポンポンと入ってれば大人でも満足できる、非常にいいところだったなという気がいたしました。とにかく非常にいい番組だった。こういう無駄遣いは大いにやっていただきたいというふうに思いました。

さてお2人の委員からのレポートが来ておりますのでご紹介いたします。先に槇村さとる委員からです。
『世界の果てまでイッテQ!』の感想です。短い時間の中で、世界の果て2か所を見てしまって、今という時代を感じました。番組中でもどなたかがつぶやいておりましたが、ここ1か所で番組を1つ作れると私も思いました。古い人間なのでしょうか。見終わった後に消化不良感が残ったのは、前回の動物バラエティーの時と同じでした。軽いノリのこちらと重い現実のあちら側のギャップを埋めるシーンが足りないのではないでしょうか
それから増田明美委員からのレポートです。
全体を通して前半がほのぼのとしたレポートで、後半が感動的なレポート大変バランスがいい構成でした。またイスラエルの複雑な情勢やメキシコの歴史など訪れる国の位置や様子と合わせて説明するVTRは、大変勉強になりました。世界の文化を知ることができ、勉強になり、感動もある。日曜日の夕方家族で楽しめるいい番組だと思います。念のためですが出演者や同行するスタッフの安全性には十分気をつけているとは思いますが、今後ともくれぐれも安全には配慮してください。

鷹西アナ: 合評の模様をご覧いただきました。

寺島アナ:: 皆様のご意見を受けまして社側から次のようにコメントしました。

鷹西アナ:
ご指摘の危険性については十分に配慮し、外務省日本テレビの外報部や考査部に確認。さらに現地のコーディネーターに様子を聞くなど総合的に安全を確認して旅のコースを設定しました。これは出発直前まで行い政情不安な場所については今後とも安全性を第一に考えてまいります。素朴な疑問については、当然分かっていることでもあるのですが、子供達がじかに見て検証して納得する、驚く、ということが大切だと考えています。今後とも良質な番組作りを心がけてまいります。
…と答えました。

寺島アナ: 今朝は「第408回日本テレビ放送番組審議会」の模様をお送りいたしました。

鷹西アナ: それでは最後にお知らせです。

お知らせ: 放送番組で傷つき、悲しみ、涙がポロリ。あなたにもこんな時がくるかもしれません。放送であなたの人権が侵害されてしまったら放送と人権委員会にご相談ください。BPO放送倫理番組向上機構

電話番号:03-5212-7333
FAX 番号:03-5212-7330
HPアドレス:http://www.bpo.gr.jp
受付時間:平日午前10時〜午後5時まで。


寺島アナ: さて、番組では皆様からのご意見をお待ちしております。
お手紙、おハガキのあて先は、

郵便番号105-8714 日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号:03-6215-4444
     FAX 番号:03-6215-0444
     どんどんお寄せください

※頂いた情報は番組制作への参考とさせて頂く
  以外の目的には使用致しません。

鷹西アナ: それでは、また来週お目にかかります。




|あなたと日テレ|HOME|