鷹西アナ: おはようございます。 視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。 この番組は日本テレビの番組に対して 皆様からお寄せいただいたご意見やご批判に耳を傾け 今後の番組作りに役立てて行こうというものです。 今朝は5月22日に行われました 「第409回日本テレビ放送番組審議会」の模様を ご報告させていただきます。今回は、 『PRIDE&SPIRITプロ野球中継2007』の合評が行われました。


一瞬の攻防がすべてを変える、筋書きのないドラマ。 熱狂と興奮それがプロ野球のダイナミズム。 日本テレビの『プロ野球中継2007』は スタンダードな中継を基本に一球の緊張感をとらえます。 そのため選手の背景、記録、データを掘り起こし 生きた情報をできる限り挿入して 楽しく分かりやすい中継を目指しています。
番組ダイジェストをご覧いただきました。 それでは「日本テレビ放送番組審議会」の模様をご覧いただきます。

 
第409回 日本テレビ放送番組審議会

 
開催日時:平成19年 5月 22日(火)

議題   :PRIDE&SPIRITプロ野球中継2007

出席者 : 半田正夫委員長、井上秀一副委員長、米長邦雄委員、
       小林泉委員、尾木直樹委員、槇村さとる委員、
       高橋源一郎委員、増田明美委員、なだいなだ委員
       檀ふみ委員

A委員: 以前に比べて球場もドーム化しましたし人工芝ですし、 中継もデータを多用して そのデータ自体も非常にカラフルな画面で表示される…。 そういうこともありまして、 全体的に大変明るい画面だなという印象を受けました。 特に解説者を2人置いている…ホーム側とビジター側 1人ずつ置いているのかなと感じましたが、 公平性の確保に努めているのだなということが分かりました。 公平性を確保するということはいいんですけれど 公平性に配慮するあまり 主張のない解説に…おとなしい解説になっていたんではないか。 むしろ耳に引っかかるぐらいの… やじに近いとまでいうとちょっとあれかもしれませんけど 耳に残るぐらいの印象に残る言葉が聞きたいなと思って 中継を見終えました。

B委員: 情報をたくさん与えて行くっていうコンセプトは、 それが成功し過ぎていて落ち着かないぐらいなんですよね。 ヒットどちらの方面には何%打ってるか…ほとんど同じだと。 優れてることの証明にはなるんですけど、 それがカラフルにバ〜っと出て来ると こちらが想像するゆとりをくれないんですよ。 そこで全部そう思わなくちゃいけない …っていうかその通りなんです、反論の余地とか どうなんだろうとか思うすき間がないっていう感じで…。 そんな感じしました。 それからドームでっていう予算もあるんですけど せっかくのナイターなのに暗くないんですよね。 昔僕が子供の頃見てたのは、 白球が漆黒の闇に消えて行くみたいな、 フ〜っといいものがあったのに全くなくなってるというのも ゲーム機でゲームを遊んでるみたいなそういう感覚を与えるのかなと…。 これはテレビとは関係ないんですけど、なかなか すべてをうまく満足させるというのは難しいなと思いました。

C委員: 一緒に見ていた旦那に聞いて…これは彼の意見なんですが
解説を外の分からない人向け用の解説と よく分かってらっしゃる方用のこだわりの解説を分けてはどうか。 外の人に対してはスポーツの素晴らしさを訴えて、 よく知っている方に対しては プロ野球の奥深さをさらに解説して行く …というふうにしたら入りやすいのではないか。 それから、応援のざわめきをなくし球の投げる音、スイングの音、 選手の『よっしゃ!』っていう声を拾うこと。 五感のある野球に戻すこと
という意見でした。

D委員: これはあんまり策をろうさないほうがいいと私は思うんです。 何か、授業を聞いているような気がする時があるんですね。 「野球」という授業を2〜3時間ずっと テレビの前で授業を受けさせられてる…。 ちょっとボールがこうなってるカーブがこうなってるだとか 背景がこうだとかということを解説し過ぎる。 そうでなくあんまり喋らないとか解説をしないってことも 大事じゃないかと思うんですね。

E委員: 僕は今でも野球は見るんですけど、やっぱり『巨人』戦見るよりも 朝早く起きて大リーグ見ちゃうんです。 イチローは盗塁したかと。 そういう…野球はまだ見たいというファン多いと思うんです。 いろいろ毎年手を替え品を替え 面白く見せようと努力されてると思うんですけど、 正直いってどうやってももうあまり変わらないんじゃないか …っていう気がするんですね。 正直いって、スーパースター、みんなが見たい誰か …っていうのが出て来ない限り今の状態が上向くとも思いません。

F委員: タイトルに「SPIRIT」ってあるように 野球のゲームの勝ち負けだけではなくて、 選手の「人」というものに焦点を当てて紹介しているところが いいと思いました。 例えばミニコーナーの中に 「あの日あの時」っていうのがありまして、 内海投手のおじいちゃんの手紙を紹介されてまして、 おじいちゃんも元『ジャイアンツ』の選手で26番のゼッケンを着けて それを彼も受け継いだ…。何か連綿と受け継がれて来ている 『巨人』の…また野球の精神みたいなのが見えて 胸が熱くなりました。 それから解説の星野さんが、 『中日』のピッチャーの背が高いことを紹介した時には、 画面がその紹介した言葉と同時に 選手が身長が195cmであることとか、 いろんな今までの実績などが紹介されていて アナウンサー解説それからカメラと文字スーパーの連携プレーが 非常によくとれているなというふうにも感じました。

G委員: 野球そのものが面白くなくなったのは、 逆にいえばテレビで放送するようになったせいではないか …っていうような気もしてるんです。 だから野球の放送というのは 試合が面白ければ放送なんかどうでもいいんですよね。 無言で黙って応援していても視聴率は落ちないですよ。 みんな見てくれますからね。 ただそうでない時、つまらない試合の時あるでしょ。 試合の結果としてはつまらないけれど、 緊迫感のあるところだって、あったわけですよね。 そういうものを…試合を面白く見せる。 つまらない試合を面白く見せるというのが 本当のテレビの工夫じゃないかと思うんですよね。

H委員: 今回久しぶりに野球を見て大変懐かしく思いましたね。 この懐かしさって大事なことではないかなと思ったんですけども、 変わらずにあること…。もしこれが チャカチャカした今風の作りに変わっていたら 私は本当に耐えられなかったと思いますね。 中継の仕方の基本というものが変わっていないということを 非常に心地よく思いました。 サッカーのほうがルールは簡単だ …っておっしゃる方もいらっしゃいますけれども 野球のほうがある意味では見るのが簡単…。 それこそお父さんが家に帰って来て お風呂入ってビールをポンっと抜きながら ゆっくりちょっと目を離しながら今日の新聞読みながら 「お!」っていって見てもそれほど変化がない。 その流れの良さっていうのはむしろ日本人の 生活に合ってるんじゃないかっていう気がしますね。 そのポテンシャリティを大事にして… 行くっていうことじゃないかと思います。

I委員: プロ野球の人気ってものすごくあるんじゃないかと 今でも思ってますから、 放送の仕方とか何か…ファンづくりとか そういうのもっとやれば結構… 野球はまだまだ捨てたもんじゃないなと思ってます。 それで、7時スタートで3回ぐらいまで来ちゃうわけですね。 これがいいのかどうかって若干疑問で ビッグイニングが始めのほうに来ること結構あるわけですね。 だから、このへんの時間割はもうちょっと 考えてもらうことが長期的にはいいんじゃないかなと 思っております。 今年はダッグアウトも小型機を入れてたし いいと思ったんですが、解説者が一生懸命何かいってんですよ。 だけどリプレーが全然出て来ないってのが2〜3回ありました。 このへんのリプレーはもうちょっと 面白く取り入れたほうがいいんじゃないかと思いました。

委員長: 確かに昔は、プロ野球の放送というのは ピッチャー側から映してました。ピッチャーから打者向かって…。 いや違う…逆にキャッチャーのほうから映してました。 ですから全体の動きが分かったわけです。 つまり、外野手も目に入るわけですね。 ところが今はピッチャー側から映してますんで 外野手内野手も全然入って来ない。 あれをもうちょっと工夫する必要がありはしないかなと、 かねがね思っているわけで…。 テレビの画面では見ることはできないものもあるんですね。 つまり野球場に実際に行ってみますと こんなこともやってたのか、というのがある。 それはテレビでは出て来ない。 例えばマスコットガールズが踊ったり跳ねたりしてますね。 ああいったシーンっていうのはテレビでは映らないですね。 ああいったものも面白いので 時には挿入してもいいんじゃないかな…。

鷹西アナ: 合評の模様をご覧いただきました。 プロ野球中継についてももちろんですが、 プロ野球の今についても厳しいご意見がありました。 皆様のご意見を受けまして社側のコメントです。
プロ野球に対してのご指摘については、 もっともっと12球団に働きかけて 選手監督らに伝わるよう努力して行きたいと思います。 7月20日に予定しているオールスターゲームの中継では、 審判にマイクやカメラを付け新たな映像を撮れるよう コミッショナー機構に申し入れています。 中継ならではの映像や音声を駆使して より楽しい中継を目指してまいります。
今朝は「第409回日本テレビ放送番組審議会」の模様を お送りいたしました。
それでは最後にお知らせです。

お知らせ: 放送番組で傷つき、悲しみ、涙がポロリ。あなたにもこんな時がくるかもしれません。放送であなたの人権が侵害されてしまったら放送と人権委員会にご相談ください。BPO放送倫理番組向上機構

電話番号:03-5212-7333
FAX 番号:03-5212-7330
HPアドレス:http://www.bpo.gr.jp
受付時間:平日午前10時〜午後5時まで。


鷹西アナ: さて、番組では皆様からのご意見をお待ちしております。
お手紙、おハガキのあて先は、

郵便番号105-8714 日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

     電話番号:03-6215-4444
     FAX 番号:03-6215-0444
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  以外の目的には使用致しません。

鷹西アナ: それでは、また来週お目にかかります。




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