鷹西アナ:

おはようございます。視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。 この番組は日本テレビの番組に対し皆様から寄せられましたご意見やご批判に耳を傾け 今後の番組作りに役立てて行こうというものです。


寺島アナ: 今朝は6月26日に行われました 「第410回日本テレビ放送番組審議会」の模様を ご報告いたします。

鷹西アナ: 今回は、毎週日曜日の夜6時から1時間枠で放送している 『真相報道バンキシャ!』についての合評が行われました。

寺島アナ: 審議会の冒頭合評に先立ちまして 当社が放送したニュース番組に対し、 BRC「放送と人権等権利に関する委員会」が下した決定を コンプライアンス推進室長の片岡朋章より報告いたしました。

鷹西アナ: これは日本テレビがニュース番組で放送した、 アートメーク手術を行い医師法違反容疑で 書類送検された業者についての報道に関するものです。 BRCの決定は
今回の報道は、医師法違反の事実に 警告を発するもので人権侵害はないとしましたが、 業者に対して懲罰的な内容になってしまったことで 放送倫理違反があった
と指摘しました。 日本テレビでは指摘された部分については真摯に受け止め、 今後の放送に生かして行く旨をお伝えしました。

寺島アナ: それでは、合評が行われました『真相報道バンキシャ!』とは どんな番組か、まずダイジェストをご覧ください。
『真相報道バンキシャ!』のコンセプトは 「事件事故などニュースの3日後の真相」。 デイリーニュースにはない切り口を模索し、 そのために掘り下げた取材や新たな資料などを盛り込み 独自性の高い報道番組を目指します。 また、長期取材によるヒューマンドキュメント「モクゲキシャ」は 人間の細かい感情のひだまで取材する 完成度の高い特集コーナーでこの番組の見どころの1つです。

鷹西アナ: 番組ダイジェストをご覧いただきました。 それでは「日本テレビ放送番組審議会」の模様を ご覧いただきましょう。

 
開催日時 :平成19年 6月 26日(火)
議題:『真相報道バンキシャ!』
出席者(リポート含む :槇村さとる委員、小林泉委員、米長邦雄委員
 増田明美委員、尾木直樹委員、檀ふみ委員
 高橋源一郎委員、井上秀一副委員長、半田正夫委員長

A委員: 前はバタバタした感じがあったのですが、 一つ一つがとてもよくこなれていて ちょっと発酵してるかなぐらいな時間をかけてらっしゃる感じが とても伝わって来ました。 のみ込みやすいというか、消化しやすい、理解しやすい、 それから親切だし・・・ いろいろ画面もきれいに整理されているし 声の種類も皆さん違う。 それからゆっくりしゃべっている感じもあって、 すごく人間のスピード…特に週末の日曜の夕方のスピードと 歩調が何か合ってるなっていう心地よい感じがしました。 マンガでいうと、コマ運びとか 適切なセリフが適切な画面にのっかっているとか、 そういうところにとても配慮がもしかしたらされているのかな …と思いました皆さんの努力を感じました。

B委員: この内容に関してなんですけれども、 正直いって私は割と厳しい評価を持っております。 1つは報道する意味があるのだろうか …というようなテーマが多かった。 報道する意味があるのかとは2つの側面からなんですけど、 1つは新味のない…新しさのない内容が多かった。 要するにその番組が放映される前に週刊誌などで すでに報道されている内容が非常に多かったと思います。 また、正直いって非常に世俗的な あまり上品とはいえないような内容が多かった。 これはストーカーですとか巨額保険金に絡んだ殺人とか、 そのような事件に関して普遍性はあるのか。 これだけ時間を割いて報道する意味があるのかということを 正直いって私は思いました。

C委員: この番組は全体に僕としては 気持よく見ていられるっていうんですかね、 気分よくこの時間帯に見ていられる番組の内容だ …というふうに思っております。 それで取り上げるものがストーカーであるとか 社会保険庁のこと『コムスン』のこと いろいろあるんですけれども、 これがもう次から次へと出て来るから もう先週何やったんだか分からないというくらい、 凶悪事件というよりも 国家的な何かすごいことが次から次へと行われている。 そういう時に先ほどの番組で ちょっとこの辺入れ墨まがいのものをやって 「大したことないじゃないか」とこういうことになってしまう…。 あれは実際は大変なことだったんだろうと思うんですけど、 事件が次から次へとあるからこういうものに比べたら 報道するまでもなく「大したことじゃない」と。 世の中がこうなってしまっているんだろうと思うんですね。 しかしそれを取り上げてきちんと1つずつこなして行く …ということでこのトーンで私はいいと思ってるんですね。

D委員: 福澤さんの話のテンポのよさと 番組のテンポのよさがよく合っていて、 1週間のニュースを分かりやすく振り返ることができて とても見やすい番組だなというふうに思いました。 ただ『コムスン』の問題で折口会長さんの幼少期の様子を 同級生の方や幼なじみの方々にインタビューをして、 他の番組ではないところから すごく一生懸命な方なんだっていうような、 人間性が伝わったところなどはよかったと思うんです。 だけども最後のところが他と同じように、やはり最後は 利益ばかりを目的にっていうところで終わってまして、 何かあのへんをもう少し掘り下げてほしかったな …というふうに感じました。 それとバンコクでの北朝鮮のレストランの話題は 見ていて面白かったんですけども、 以前にも北朝鮮のことを特集していたのがありまして すごく時間を費やし過ぎているなということを感じました。

E委員: 全体としてオーケストラか何か見ているような感じ、 聴いているような感じの心地よさが 強弱濃淡うまくついているなって思います。 ただそれが弱点となった時には、 例えば『コムスン』の問題なんかもかなり予定調和的な 編集と最後のコメントで締めるっていう そういう悪口的に見ればかなり予定調和的な場面が多過ぎるな …っていうことは感じないわけではありません。 だから最初から結論をふっと予測できるという 悪い見方もできるんですよね。それが安定感と見れる 側面にもなってるのかなと思いますけれども、 もうちょっとドキっとして「おっ」という感じで 終わるようなコーナーもあってもいいのかなって気がしました。

F委員: せっかくこう2〜3日前の…「3日後の真相」ですか。 そういうコンセプトがおありになるならば、 何か私の印象では三面記事的女性週刊誌的な 話題を拾って行って、 それで終わっているような感じがするんですね。 だからそういうものももちろんあっていいし、 見たいと思うんですけど、なぜこういうことが起こるのか。 すごくよく起こってますよね。 その深いところを『バンキシャ!』のほうでちょっと探ってほしい。 そしてコメンテーターに渡してほしい。 そうするとコメンテーターの意見も さらにちょっと突っ込んだものになるんではないかな …という感じがいたしました。 だからちょっとそこのへんが 見てて食い足りないのかなっていう感じですね。

副委員長: いわゆる特集的に取り上げるものは テーマを絞っても深掘りしていい番組にしてもらいたいな …というふうに思ってます。 先ほどから出ていたんですけども、 いうならば足で稼いで 自ら取材しているのがほとんどですね。 これは確かに取材の仕方によって いろんな議論が出るかもしれないということで、 テーマによっては専門家の意見とか そういうのをもっと入れたほうがバランスが取れて 分かりやすくなるんじゃないか。 いろんな人の所へ取材するっていうのは 報道の基本なんでこれはこれで非常に大切だと思いますが ただ作ってる人達だけの思惑っていうか そういうのになっちゃう恐れがあるので いろんな番組の専門家がいらっしゃるんで世の中には。 そういう人にちょっとコメントでもいいし、 そういうものを加味してもらうともっとよくなるんじゃないか …と思っていつも見ております。

委員長: 私ども忙しい人間は 1週間テレビをずっと見てるわけじゃありませんので、 これを見ることによってこういうニュースがあったなと 見逃したニュースを随分知ることができて 非常にあのまさに週刊誌を見てるような感じで 楽しく見せていただいております。 ただ1時間という時間内にあれだけを詰め込んでいる。 しかも大きな項目が3つずつ入っているということで やはり時間がないせいか食い足りないところがある。 何か中途半端だなという気がすることが多いですね。 それから今日ご欠席になりました高橋委員から レポートが来ておりますのでご紹介いたします。
以前見た時に比べて、番組の成熟を感じました。 非常に手際がよくなってるように思えたということです。 どのニュース番組も右へ倣えで 同じようなトピックスになってしまうのに比べ、 独自性があり興味をひきつける内容になっていると思います。 ただ1時間に3トピックでは 一つ一つは薄く表面的になってることは否めません。 とりわけ10日放送分ではそう感じました。 短い時間でも突っ込むことはできるはずです。 一段の切れを期待します

鷹西アナ: 合評の模様をご覧いただきました。

寺島アナ: 皆様のご意見を受けまして 社側から次のようにコメントしました。

鷹西アナ:
制作する上では家族全体で見られるような時間帯で だんらんの雰囲気を出して大切にし、 なおかつ報道が作る番組というテイストを これからも守って行きたいと思う。 また、他の番組がやっている情報でも そのまま繰り返し放送することは今までもこれからも一切なく 『バンキシャ!』なりの制作を続ける
というものでした。

寺島アナ: 今朝は「第410回日本テレビ放送番組審議会」の模様を お送りいたしました。

鷹西アナ: それでは最後にお知らせです。

お知らせ:

小さな耳と目は放送と一緒に育ちます。青少年委員会はよりよい放送のあり方について考えています。子供と放送に関するあなたのご意見お寄せください。放送倫理番組向上機構。

      電話番号:03-5212-7333
      FAX番号:03-5212-7330
      HPアドレス:http://www.bpo.gr.jp
      受付時間:平日午前10時〜午後5時まで。

寺島アナ: さて、番組では皆様からのご意見をお待ちしております。
お手紙、おハガキのあて先は、

郵便番号105-8714日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

      電話番号:03-6215-4444
      FAX番号:03-6215-0444
      どんどんお寄せください

※頂いた情報は番組制作への参考とさせて頂く
 以外の目的には使用致しません。


鷹西アナ:

それでは、また来週お目にかかりましょう。




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