鷹西アナ:

視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様からお寄せいただいたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。


寺島アナ: 今朝は9月25日に行われました 「第412回日本テレビ放送番組審議会」の模様を 報告いたします。

鷹西アナ: 会の冒頭小杉編成局長から 10月期の改編についての説明がありました。 続いて今回の合評は 9月18日火曜夜9時から10時48分まで放送しました 特別番組『本当にあった!日本史サスペンス劇場』についての 合評が行われました。 それでは、この『本当にあった!日本史サスペンス劇場』とは 一体どういう番組だったのかダイジェストでご覧ください。

寺島アナ:
歴史上には謎めいたさまざまな事件があり、 珍説奇説を含めいろんな解釈が存在します。 この番組は定説だけでなくあっと驚く歴史解釈や 独創的な学説をサスペンスタッチで再現ドラマにしました。 さらにスタジオではゲストや専門家が事件の謎を分析して推理。 歴史とロマンとミステリーを楽しむという 知的エンターテインメント番組です。

鷹西アナ: 番組ダイジェストをご覧いただきました。 それでは「日本テレビ放送番組審議会」の模様を ご覧いただきましょう。

 
開催日時 :平成19年 7月 24日(火)
議題:『週刊オリラジ経済白書』
出席者 :小林泉委員、尾木直樹委員、高橋源一郎委員
 増田明美委員、なだいなだ委員、米長邦雄委員
 檀ふみ委員、井上秀一副委員長、半田正夫委員長

A委員: 『本当にあった!日本史サスペンス劇場』なんですけれども、 あの…ひと言でいうと時間つぶしにはいいかな …と思うんですけども、ちょっと浅いかなというような、 すごく簡単な大ざっぱな言い方です。 いろいろ工夫されたのは分かるんですが、 やっぱりちょっと普通に見てても「あれ?」っていうところが いくつか気になりました。 歴史を非常に面白く番組にするっていうのは とてもいいというか非常に重要なことで、 そういう材料はいくらでもあると思うんですが、 実際にやってることは結構ここまで面白くしないと 視聴者はついて来てくれないんじゃないか という不安感が見えて…。 前もどこかでいったことがあるかもしれませんが…。 僕は最近地上波を見なくなって 『BBC』とか見てるんですけど、 ああいうとこの歴史の探訪ってすごい面白いですよね。 こんな秘密があったのかっていうのを…。 もちろん教科書に載ってないものを扱うんですけども、 そういうの見るたびにバラエティー形式にして分かりやすくするのも し過ぎるのもどうかという気がします。

B委員: この番組を見たことによって、歴史を紹介するという意味では 大変興味深くってタメになると思いました。 ただ、坂本竜馬の始めのところから「真相を明かす」でしたっけ? 「謎を解明する解明する」って「今日謎を明かす」って 言い切ってしまって、でも謎は謎で終わっていて 結局諸説を紹介しただけだったってところからすると、 ちょっと冠と違っていたなというところは感じました。 全体を通して推測での再現なのか 本当にこれは史実に基づいた再現なのかっていうところが ちょっと分かりづらかった。 本当にこれを信じてしまっていいのかなって思いながら 見ていたところもありました。

C委員: 私の知ってることを少し…ちょっと品のない形で 笑わせようとする一心みたいなところがあって。 私としては歴史を取り上げるというのはいいけれど、 何か志がちょっと低い感じがするんです。 もう少しやっぱり面白く。 「面白い」っていうのは私よくいうんだけれど 「滑稽で面白い」…「ばかばかしく面白い」というのと 「興味深く面白い」というのがあります。 やっぱり日本語の「面白い」というのは、 両方がバランス取れて面白い時に「本当に面白かったな」といえる…。 ちょっとそういう点では足りないかなと思います。

D委員: 800年以上の歴史を 1時間半で数多く紹介して行くっていうところに、 ちょっと無理がやっぱりあったんじゃないかと思います。 だから、1つ2つに絞って その時代をうまく立ち上がらせるみたいなことがあったほうが 面白かったんじゃないかな。 「今、この事件が起こっている」「人間関係はこうなってる」。 歴史オタクには多分、あれは食い足りない番組だと思うんです。 歴史を分からない人にはちょっと難し過ぎるところもある…。 「難しい」といったらおかしいけど「この人どういう人なの?」って。 例えば竜馬暗殺だったら、やっぱり竜馬とその関係…。 いろんなところの関係とか、その時代っていうものを もっとリポーターが見て来たように語って 上手に語るということがあったほうが 「なるほどな」って思うところがあるんじゃないかと思いました。 やっぱりトピックが多過ぎたのかな…。

E委員: やはり、私は歴史の好きな小学生と中学生の2人の子供の親として、 この番組はちょっといかがなものかと思う部分が、 やはり皆さんのおっしゃるのと同じように感じました。 その1つは裸で踊るという、例の「新参舞」という部分ですし、 もう1つは嫌がらせに遭って流産をした。 そこで、テレビをつくる方としての ある種のサービス精神だったのかもしれませんけれど、 出血したというようなシーンまで出て来る。 これは私、男の子の親としましては ある意味で裸踊り以上に、 なぜそこまで生々しい画を見せなくてはいけないのか。 そこはさらっとナレーションで 「時には裸踊りまでさせることがあった」というとか 「流産することもあった」というふうに、 ナレーションでさらっと流すことはできなかったのか…。 そこについては途中でそのシーンを見てからは、 かなり見る意欲が私は正直いって失せてしまいました。

F委員: 今度の番組は例えば「竜馬が暗殺された」については いろんな説があって、これ多分100ぐらいあると思う…。 やっぱり坂本竜馬の暗殺とか、あるいは実況検分するほかに 「今」という時間に出る人物が多過ぎるのではないか。 あるいは、それに費やす時間が多過ぎるのではないかと思う…。 それよりは言い訳というわけじゃないんですけど、 説明して「これはあくまで推理でこういう推理があるんですよ」 …ということを常にいっておく。 あるいは「こういうふうなことが書いてあったんで こういうふうな推理をしてみました」という、 そういう事実と推理と噂話、 きちんと見てる人に分からせるということが 非常に大事なことではないかという気がしました。

G委員: 全体としては楽しく見られました。 その理由…細かなことからですけれども 、義太夫が流れると 考える時間を与えられる気がしたところです。 みっちり情報を一方的に出て来るだけではなくて、 あれを聞きながらさっきまでに取り込んだいろんなネタを 頭の中で自分が一生懸命回して考えている。 それはバラエティーではあんまりないことだと思いました。 それから、再現ドラマの中で 役者さんの演技が面白かったです。 大きな大河ロマンとか時代ものの帯ものではないですけれども、 何かああいうところに演技巧者というか、 いろんな役者さんが自分の実力を試して出て来たら すごい面白いだろうなというのはちょっと感じました。

副委員長: 今回のケースについてはいろんな方がお話ありましたが、 私自身も年とって来たせいか、こういう番組 大体みんなこんなことだなって知っております。 したがって、すでに聞いたことがあるんで、 今回「本当にあった!」と新しく取り上げてるんで 相当新しい貴重な真実が出て来るのかと思って 実は期待して見てたんですけど、 その意味では若干…あまり新しいのは出て来なくて 残念でございました。 ただしドラマ全体を見てみると さっき大きなドラマにするのか短編を積み重ねてみるのか …ということになりますと、 結構サスペンス風にドラマ仕立てをして見てみると 分かりやすく、その場で気楽に見てると非常に面白い。 ただ2時間なんで非常に疲れましたけども。

委員長: バラエティー仕立てにしちゃってる…。 それで何人かのタレントを呼んでワ〜ワ〜騒いで 笑い転げてしまってる…。 まぁ、そういう番組に仕立てているわけで…。 最近の一般的な番組作りの傾向のように思うんですけど、 果たしてああいうものにすべてする必要があるのかどうか。 特に今度のような比較的真面目に作ってる番組。 ほとんど真実らしいものばっかりなのに、 ああいうことで最後くくられてしまいますと 「何だみんな作り物か」と、 非常に軽く見られてしまうような気がするんですね。 せっかくあれだけ種類を集めてきちっと作っているのであれば、 むしろあそこのところはああせずに、 それこそ専門家を呼んで きちっとした意見を聞いてまとめにするといったことが 歴史の勉強にもなったのでは…という気が私もしました。

寺島アナ: 合評の模様をご覧いただきました。 皆様のご意見を受けまして 社側から次のようにコメントしました。

鷹西アナ:
「歴史に興味がない視聴者の方にも幅広く見ていただきたいと考え バラエティー的な作りにしました。 面白さの物差しは人それぞれ違うので 必ず企画の段階から何度も議論し構成を立てていますが 食い足りないと思われた点はこれを真摯に受け止めて 次回に生かします」とお伝えしました。

寺島アナ: 今朝は「第412回日本テレビ放送番組審議会」の模様を お送りいたしました。 さて、番組では皆様からのご意見をお待ちしております。
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 以外の目的には使用致しません。

鷹西アナ: 最後はBPOからのお知らせです。 それではまた来週お目にかかります。

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