鷹西アナ:

視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様からお寄せいただいたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。

出演者
寺島アナ: 今朝は5月27日に行われました 「第419回日本テレビ放送番組審議会」の模様を 報告いたします。

鷹西アナ: 今回は、去年BPO放送倫理番組向上機構に設けられた 放送倫理検証委員会の活動が番組制作に与えた影響を中心に 審議が行われました。

寺島アナ: 放送倫理検証委員会とは、放送倫理を高め、 放送番組の質を向上させるための審議を行うもので、 万一虚偽の内容により、視聴者に著しい誤解を与えた疑いのある番組が放送された場合、 放送倫理上問題があったか否かを調査審理する権限を持ち、 勧告または見解を発表。 必要に応じて再発防止策の提出を求め、 その実効性を検証して行く第三者機関です。 こうした一連の活動によって放送界の自浄機能を確立し、 視聴者の信頼を回復するとともに、表現の自由を守ることを目的として発足いたしました。

鷹西アナ: この委員会は発足以来、今年5月で丸1年を迎えました。 その間に、個別の番組や放送内容について4つの意見、または見解を出しています。 最新の議事内容としては、今年4月15日に決定しました 「光市母子殺害事件の差戻審に関する放送についての意見」 などがありました。

寺島アナ: それでは「日本テレビ放送番組審議会」の模様を ご覧ください。

 
開催日時 :平成20年 5月 27日(火)
議題:『放送倫理検証委員会の活動』
出席者(リポート含む) :橋本祥子委員、尾木直樹委員、槇村さとる委員
 なだいなだ委員、高橋源一郎委員、増田明美委員
 檀ふみ委員、井上秀一副委員長、半田正夫委員長
 米長邦雄委員

A委員: BPOの活動は新聞などで知ることも最近は多いので いろいろ考えさせられるんですけれども、この光市の事件などは 私はごく一般的な視聴者として被害者の心情に同情しまして、 被告と弁護団はなんてひどいんだろうと、本当にそのまんまの感想を実は抱いておりました。 こちらのBPOの意見を読んで、初めて放送はこうあらねばならないということに気がつきまして、 例えば大食い番組なんかは当然 視聴者からの批判というのは出やすいと思うんですけれども、 こういった一見視聴者側が気づきにくい 番組の問題点などは特に重視して 行かなければいけないのかと感じました。

B委員: この放送倫理検証委員会の基準になっているのは、 実はどこかから勝手につくられた基準ではなく、 私達が持ってる放送番組基準だとか、 放送倫理基本綱領それにきちっと基づいてるわけで、 日常的に私達が本当は 意識してなきゃいけないところに立脚して、 それに照らし合わせてどうなんだろうという 問いかけだと思うんです、今回の具体的な番組に対しても。 だから、そういう意味ではハッと目を覚まさせてくれるいい機会にして行ければいいんじゃないか…。 まったく問題を起こさないで行くなんてことは あり得ないわけですから、それをしっかり改めて行けば いいんじゃないかなというのが1つ基本的な考えです。

C委員: 一方的にテレビから何かを送られて、ただそれに反応してるだけでは 生き切れない世の中だということに多くの人は気づいていると思うので、 テレビ側のほうがひと足先に大人になってくれるといいなと思います。 責任とか覚悟がある大人であるという作り方というか…。 今回の公権力との戦い…戦いではないのかもしれない…。 許認可、認可されてという立場ではあっても、 自分達には自分達の筋があるということを はっきりと表現していてほしいと思いました。

E委員: 日本とアメリカというのは、先進国の中で突出して 死刑賛成派が多いんですね。 それはやっぱり、今のテレビの犯罪を取り上げる犯罪被害者の意見を聞くという、 犯罪被害者の運動が認められて来てからのテレビの放送のあり方による影響だと私は思うんです。 1つは裁判というのはいわゆる「復讐する側我にあり」という、 つまり個人の復讐というものをやめるところから始まったわけですね。 私はその点、やはりこれは考えるべきことではないのかな…というふうに思います。

F委員: テレビは皆さん作られる立場で、僕達は見る立場なんですけども、 たぶん、皆さん考えてる以上に、ものすごく影響があって、 それで、こうであることを義務づけられていると思う…。 例えば論争がある場合に、最初のうちは中立にパブリックにやってるはずが そのうち私怨、個人的な恨みが交じって来て、どっちが中心だか分かんなくなって来るっていうこともよくありがちです。 つまり、公の論争が途中から私の感情によって歪められる。 それってなかなか境目がつかないんです。 当人は意外と気づいてるんです。 ということは、結局そこにいる人達の自覚によるしかない…。 ですから、この問題については本当によく考えていただきたいというふうに思いました。

G委員: 私もBPOの活動の様子がこの資料を見てよく分かりました。 一生懸命やってらっしゃるなというふうに感じました。 この中で、裁判っていうのは裁判所が主催するという初歩的な知識を書いている。 また、裁判所、警察官の存在の極端な軽視。 その弁護団を受け入れたのも裁判所のほう…。 いう権利があるのは裁判所のほうだと思ったんです。 実際に今回のこの資料の中でテレビに求められている 公正、公平、正確さというものに対しても知ることができて、 すごく私にとっても勉強ができたいい時間になりました。

H委員: 裁判員制度が目前に迫っている時に、 やっぱりテレビの姿勢っていうのは問われるところもあると思うし、 この問題は裁判制度の基本とか、そういうものを制作する側がしっかりと押さえて、 テレビっていうのは割と本当に核となるものがきっちりしていて、 どんなにお遊びでもおちゃらけでもいいけど、 そこから生まれて来ないと危険だなという気はいたします。 この中でちょっと、こういうことなんだろうなと思ったのは、 スタジオのコメント…それを助長してるようなところがある …っていうところがありましたけれども、 どこかでテレビ側が調整しなくちゃいけなかったんじゃないか …っていう気もいたしました。 BPO放送倫理検証委員会のなさったことっていうのは、 これはホントに大きなことだと思います。

副委員長: 昨今、いろんなものがワイドショー化されているんですね。 政治の世界の事件もそうですし…。 そうすると、どうしても番組の作り方で いろんな問題が起こりかねないと思っております。 それで、今回のケースっていうのは…BPOの意見ですね、これを読むと非常に多角的に深く、立派な意見出されていると思うんですよね。 だから非常に参考にして…放送基準の原点…どういうふうにきちっと現場に理解させるかということを、あらためてやってほしいなと思います。

委員長: テレビは社会の木鐸という時代は去ってしまって、いろんな報道機関があるわけですから、テレビはまさに視聴者の立場に立って、視聴者と共に怒り共に嘆き悲しみ共に笑う。 そういう場であっていいんじゃないか。 従って世論が9対1、8対2に分かれてるんであれば、 9対1を8対2で報道して何が悪いか…。 むしろ私はそれが公正の報道といってもいいんじゃないかな …いう気がするんですね。 確かにこういう裁判事件は判決が出る前までは 被告人は無罪の推定を受けるわけで、 あまり決めつけるってことはよくないかもしれません。 それはマスコミもある程度の自重は必要だと思いますね。 これは、これからも裁判員制度がありますので、 裁判員となる人に変に予見とか与えてはならないので、 それは必要だと思います。 今日ご欠席の米長委員から意見書が出ております。

I委員: BPOの意見書は、偏った報道は多くの人に悪影響を与えるので 注意というものです。そこが大いなる認識の違いであります。 国民の多くが疑問を抱き、極めて非道な事件と弁護士法に対する感情の発露を、 テレビ局側が受け手となって報道したものと判断しております。 テレビ放映によって国民が影響を受けたのではなく、国民の代弁者としてテレビ取材をしたと私は判断しました。

鷹西アナ: 審議の模様をご覧いただきました。

寺島アナ: 皆様のご意見を受けまして、 社側から次のようにコメントいたしました。

鷹西アナ:
マスメディアとして大衆の意見に流れて迎合するのは 大変怖いことであると認識している。 しかし果たして少数意見の中に正義があるのかという判定も また難しい問題といえる。 テレビ局の判断が正しいかそうでないか 今後も第三者である委員会のご意見を伺いながら 迅速にそして融通性をもって対応して行きたい。
と答えました。 今朝は「第419回日本テレビ放送番組審議会」の模様を お送りしました。

寺島アナ: さて、番組では皆様からのご意見をお待ちしております。 お手紙おハガキのあて先は…。

郵便番号105-8714日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

    電話番号:03-6215-4444
    FAX番号:03-6215-0444
    どんどんお寄せください

※頂いた情報は番組制作への参考とさせて頂く
 以外の目的には使用致しません。

鷹西アナ: それでは最後にBPOからのお知らせです。 それではまたお目にかかります。

お知らせ:

こんにちは。ぼくテレビです。
ぼく、みんなのハート傷つけたりしてないですよね?
嘘の情報、伝えたりしてないですよね?
子供たちによくない番組、放送したりしてないですよね?

みんなでいっしょにテレビ、よくしていきませんか?

BPO放送倫理番組向上機構です。

    電話番号:03-5212-7333
    FAX 番号:03-5212-7330
    HPアドレス:http://www.bpo.gr.jp
    受付時間:平日午前10時〜午後5時まで。


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