鷹西アナ:

視聴者の皆様と日本テレビを結ぶ『あなたと日テレ』。この番組は日本テレビの番組に対して、視聴者の皆様からお寄せいただいたご意見やご批判に耳を傾け、今後の番組作りに役立てて行こうというものです。

出演者
寺島アナ: 今朝は9月30日に行われました、「第422回日本テレビ放送番組審議会」の模様を報告いたします。今回は今年で28回目を迎えました、『全国高等学校クイズ選手権』についての合評が行われました。

鷹西アナ: 会の冒頭10月期の改編につきまして、小杉善信執行役員編成局長から報告がありました。ゴールデンタイムや日曜日の午前を中心に番組を強化し、中でも3つの連続ドラマをそれぞれより幅広い視聴者の皆様に見ていただけるよう改編したことなどをお伝えしました。

寺島アナ: それでは『全国高等学校クイズ選手権』とはどんな番組だったかダイジェストをご覧ください。
1983年にスタートした『全国高等学校クイズ選手権』。日本各地で行われるしれつ熾烈な予選を勝ち抜いた47都道府県の代表チームが日本一の座を懸けてクイズに挑みます。「クイズの甲子園」として長年親しまれて来た番組ですが、今回の大会は徹頭徹尾、知力で争うクイズを展開。全国の高校生達がハイレベルな戦いを見せました。

鷹西アナ: 番組をダイジェストでご覧いただきました。それでは「第422回日本テレビ放送番組審議会」の模様をご覧いただきます。

 
開催日時 :平成20年 9月 30日(火)
議題 :『全国高等学校クイズ選手権』
出席者
(リポート含む)
:半田正夫委員長、井上秀一副委員長、
橋本祥子委員、尾木直樹委員、
増田明美委員、米長邦雄委員、
高橋源一郎委員、檀ふみ委員、
なだいなだ委員

A委員: いわゆるおバカとか雑学を売りにした芸能人のクイズ番組を見慣れていましたので、こういった一般の高校生が出る知力の勝負というのはとても面白いと思いました。ただ私も含めまして、長年続いて来た『高校生クイズ』のファンという立場からしますと体力や運も関係するお祭りっぽいものからガラっと変わって頭脳対決だけになったので、つまらなく感じる人も多かったんじゃないかと思いました。いっそ『高校生クイズ』は従来の形に戻して、それとは別に例えば『数学オリンピック』とか知的競技の大会を紹介したり作ったりするのは視聴率は取れないかもしれないんですけれども、面白いんじゃないかと思いました。また「全国49代表校」って銘打っている割には、第1部でいきなり8校に絞られてしまってせっかく予選を勝ち抜いて出演しているのにほとんど映らない人も多くて、優勝候補とか有名校とか注目チームばかり、それもその中のリーダーばかり映るような不公平な感じがしました。

B委員: 高校生の本当に…野球の『甲子園』に匹敵するような喜びだとか悲しみだとか団結している姿だとか、それは非常に高校生らしくてすごく面白い。それから愛校心みんな持っているんですね。自分さえ点数が取れればいいっていう受験校かなと思ったら、そうでもなくてやっぱりみんなに応援されていますし、それへの感謝なんていうのも持っていることも分かってそこらへん非常に僕はホッとしたということがいえます。それから地方高校にやっぱりもっとスポットを当ててほしかった。予選の大会での1コマでも何でもいいんですけれども、一生懸命みんな頑張って来ているわけですから、地方にもうちょっとスポット当ててほしいというのがありました。

C委員: これは知力の戦いの舞台なんですけども例えば開成高校などは聞くところによると、あそこはスポーツもすごく皆さんやってらっしゃるって話も…そういうような運とかスポーツなども、前のように加わって来るとまた面白いかなというふうにも感じました。準決勝でピーター・フランクルさんを出題者で招いていたんですけど、せっかく呼んでいたのに問題を出して回答してもらうというだけで、正解をいってもらうってだけで終わってましたけども、あのへんは解き方の解説をしてもらいたかったな…というふうに思います。そして『FBI』の方も出題されてましたけども、英語の問題とはいえ問題を放送せずに答えただけだったところはちょっとモヤモヤとした気持になりました。

D委員: 「東京大学」「東大合格者数」「合格率」というものを何回いったか調べたんですね。そうしましたら全部で「東大」という数は51回字幕が出ました。しゃべそれから喋ったのは31回です。つまりこの問題の作りは『東大』というものが、高校の一番の頭がいいとか進学ということの頂点にあるという前提というか、錯覚というんですかね。誤ったことに基づいて番組作りをしているのではないか。とにかくそのへんを大勢の高校生に楽しんでもらう。負けた人にもいたわりを。それから日本中にいっぱいいろんな高校もあれば、いろんな大学もあって、みんなが頑張ってんだと。そういう作りにしてもらいたいというのが私の希望でございます。

E委員: 本当の知の力を試す問題って、作るほうがものすごい知力がいるんですけど。問題を見てうなるという問題を作ってほしかったですね。これができたら単にクイズ力じゃない、というような問題が…あんまりうなるような問題、難しいな〜というのはありますけどね。円周率をどのくらい覚えるかというのがどれだけ人間の本質にかかわるかって思うんですけど。あれを覚えてるってことはみんな予習して来てるんですよね。だからそれってそうなると受験勉強になってますよね。だから知力と別な方向へ…。暗記力の問題でそろえるほうが公平といえば公平なんですが。そういう問題ばっかりかとなると寂しいかなと思うので。視聴者がうなるような「これはいい問題だ」と。これを解けた人は知力があるなと、納得できるような問題があるといいと思いました。

F委員: 重箱の隅をつつくような問題で勝負をしている。私昔こういう番組、見たことがあったような…。記憶力ないからよく覚えてないんですが。もう少しできたような気がするんですよ。もう少し私達に近いレベルの問題が出て来たような気がするんですけど…。どうしてこんなふうになってるのかなと思ったら、やっぱりクイズ研究会みたいのがあって、過去の問題をものすごく調べ尽くして、傾向と対策作って細かいところ細かいところを、それこそ円周率なんかは絶対と思ってやっているんだと思うんですよね。大人が知恵を合わせて子供には解けない問題を作るのが、番組制作者の義務というか使命というか。そうするとみんなが…。何かないですかね?そういう問題。大人にしか分からないような問題。もう少し問題が大人にも分かれば、もっといい番組だったと思います。

G委員: ピーター・フランクルの問題もサッと出たけれど、僕にはおそらく解けないだろうと思ったけ、ど解いた人達がどういう切り口からどういうふうに計算して、どうやって答えを見つけたか、それが2個同じ答えだったという。それから間違ったところはどこが間違ってたのかが分かったら、そういう過程を私達も知ることができてそこが一番面白いところなのになぜ削った?という…。一番面白いところをなぜ削ったんだ?という。そういう恨みを抱きました。ともかく一番いいところを、一番ミソのところを何というか画面から省いたというのは、編集の上で反省してもらわなければいけない。全体としてみたら非常に面白くていい番組だとは思うんです。

副委員長: 第1回戦のテーマはいっぱいあるんだろうと思います。ジャンルが…それらのジャンルを、一体どんなジャンルがどういうふうに出てるのかが分からなくて…先ほどからテーマについていろいろあるけど、社会経済のテーマがどのくらい出てるのかも分からないし、芸術とかはどんなふうに出てるのか。大体、知識偏重の部分だけじゃなくて、いろんな幅広いのが出てるんだと思います。テーマ作りももちろん大切ですし、テーマのルールとか問題の作られている構成ですね。こういうのをもう少し分かりやすくしてもらうと我々みんなで見てるんで分かりいいなと思いました。

委員長: 大事なのは知識じゃない、与えられた知識を消化するという受け身のもんじゃなくて、むしろ逆に出て行く…いわゆる「そうぞうりょく」ですね。クリエーティビティの創造力とイマジネーションの想像力と、両方あると思うんですけどそちらのほうが人生にとって非常に重要だと思うんですね。ところがそういったものを調べる問題というのはなかなか難しいんで大変だと思うんですけど、こういったものを引き出す。まったく意外性のところから引き出して行くという、そうするとまったく違った学校が上に上がって来るということもあるんじゃないかなという気がしました。それともう一つ…この『灘』『開成』あたりのトップクラスの人達ですね。この人達が一体どういうふうな行路をたどって行くのかという、追跡調査やってみるのも面白いんじゃないかと思います。案外とんでもないところで挫折してるかもしれない。案外、名もない学校の人が非常に能力を発揮することもあるわけですので。そういったような調査もやってほしいし、またそういった問題の出し方も工夫していただきたいと…。

鷹西アナ: 審議の模様をご覧いただきました。

寺島アナ: 皆様のご意見を受けまして、 社側から次のようにコメントいたしました。

鷹西アナ:

ずいぶんコンセプトを変えて改革をした1年目で、相当試行錯誤した。いろいろ批判があった点は真摯に受け止めて、来年再来年へと発展させて行きたい。知力の甲子園としてひとつ新しいテーマを確立し、『高校生クイズ』という大会が知力を目指して出たくなるような大会番組になるよう、長い時間をかけてこれから育てて行きたい
と答えました。

寺島アナ: 今朝は「第422回日本テレビ放送番組審議会」の模様を お送りいたしました。 さて、番組では皆様からのご意見をお待ちしております。 お手紙おハガキのあて先は…。

郵便番号105-8714日本テレビ「あなたと日テレ」の係まで。

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 以外の目的には使用致しません。

鷹西アナ: それでは最後にBPOからのお知らせです。 それではまたお目にかかります。

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